恩頼堂文庫旧蔵本 『仁勢物語』 67 二十九丁裏 三十丁表と、『伊勢物語』岩波古典文学大系9
恩頼堂文庫旧蔵本 『仁勢物語』 67 二十九丁裏 三十丁表と、『伊勢物語』岩波古典文学大系9 富田高至 編者 和泉書院影印業刊 65(第四期) 1998年 下 67 二十九丁裏 二十九丁裏 ◯をかし、男、養生しにおもふ事かきて、和泉の國へ 醫師よひにやりけり、あたまのはちを見れハ、窪(クホ) 腫(ハレ)み、疼(ウツキ)、やます、あしたよりいたみて、昼腫たり、 膿...
View Article『年中行事絵巻』日本絵巻大成 8-24 巻二読了 【巻二 賀茂川原の禊祓】二十五紙〜三十紙 中央公論社 小松茂実編
『年中行事絵巻』日本絵巻大成 8-24 巻二読了 【巻二 賀茂川原の禊祓】二十五紙〜三十紙 中央公論社 小松茂実編 日本絵巻大成 8 巻二 二十五紙〜三十紙 賀茂川原の禊祓 八巻内 土佐内記 印 住吉貝慶 印 廣守 印 以上五十丁内 此数部拾八枚 禊祓(みそぎ 正確には、みそぎはらえ)...
View Article源氏物語 【物語としての光源氏 1】鈴木日出夫 『源氏物語 一』新日本古典文学大系日本古典文学大系19より
写真 イラン 源氏物語 【物語としての光源氏 1】鈴木日出夫 『源氏物語 一』新日本古典文学大系日本古典文学大系19より 物語 平安時代から鎌倉時代 謙虚な話柄を語り手が語り聞かせるという趣で、仮名散文によって書き綴った文学作品のこと。 謙虚な話柄とは 日常、どこにでもありそうな話...
View Article源氏物語 【語り手と読者に共有される物語(語り) 2】鈴木日出夫 『源氏物語 一』新日本古典文学大系日本古典文学大系19より
源氏物語 【語り手と読者に共有される物語(語り) 2】鈴木日出夫 『源氏物語 一』新日本古典文学大系日本古典文学大系19より 物語 『源氏物語』に先立つ十世紀の物語は、概ね短編。 『源氏物語』が長編と見られるのは、光源氏の一生を淡々と描いたものではなく、刻々と変化する人生や世界を動態的に語るから。 長編的構造をとって、物語の方法として、語りが重要な機能を果たしている。...
View Article『年中行事絵巻』日本絵巻大成 8-25 【巻三 闘鶏、蹴鞠】一紙〜四紙 中央公論社 小松茂実編
『年中行事絵巻』日本絵巻大成 8-25 【巻三 闘鶏、蹴鞠】一紙〜四紙 中央公論社 小松茂実編 日本絵巻大成 8 巻三 一紙〜四紙 闘鶏、蹴鞠 以下内宴 「以下内宴」と書かれた後、薬葉した二本の大木と切妻瓦葺の絵から三巻目は始まる。 闘鶏 鶏合 とも、書く。 三月三日の節会には、必ず行った。 蹴鞠 もともと、戸外で行う。...
View Article見えない目撃者(2019) 森淳一監督 田口トモロヲ 國村隼 大倉孝二 吉岡里帆 松田美由紀 高杉真宙 他
エジプト モハメドアリムスク 映画『見えない目撃者』 田口トモロヲと國村隼が好きな私としては、田口トモロヲが多く出ておられて満足満足。ただ、國村隼の宝の持ち腐れ的な出演が残念であった。 最近、こういった役者の山椒的にポイントで使う方法が流行っているのか、昔ながらの手法なのかは知らないが、映画『ダイナー』でも、小栗旬の重要箇所でのちょっと出演というのがあった。...
View ArticleCappadocia(10景) 乱鳥徒然
Cappadocia 家庭によっては、カッパどギアの女たちの朝は早い。 庭で女たちは鍋て煮物をしていた。 私は望遠でその容姿とカメラに収めた。 まだ朝日が昇り始めた頃、私は夫と息子を置いて一人でホテルを出た。 ひっそりとしたカッパどギア。 おとなしく優しいワンコが、私を心配するかのように、初めから最後まで付き添ってくれた。 他の野犬が来ると、上のワンコが追い払ってくれた。...
View Article源氏物語 【『源氏物語』の社会的機構と語り手 3】鈴木日出夫 『源氏物語 一』新日本古典文学大系日本古典文学大系19より
源氏物語 【『源氏物語』の社会的機構と語り手 3】鈴木日出夫 『源氏物語 一』新日本古典文学大系日本古典文学大系19より 『源氏物語』 今では、三部に区切って理解しよう読み方が一般的。 古くから光源氏という人物に対して、数多くの伝承の人物や、実物の人物との類似が指摘されてきた。 例 源高明 源融^^ 在原行平・業平^^ 菅原道眞^^ 藤原伊周...
View Articleうん。
痛い。 すこぶる、喉が痛い。 雨の中、ミニバイクを走らせ、 薮用に出かけたせいか、 喉がうんと、痛い。 うん? ミニバイク? 最近改装が済んだバイク置き場に、 あえて書かれていた【原動付き自転車用】 この八文字が、何気に憎い。 今日は何をしたかな? 是といって、何もしてないなと、ほくそ笑む乱鳥。 こんな日があってもいいものか? うん、...
View Article『年中行事絵巻』日本絵巻大成 8-26 【巻三 庶民の鶏合(闘鶏)】三紙〜十紙 中央公論社 小松茂実編
『年中行事絵巻』日本絵巻大成 8-26 【巻三 庶民の鶏合(闘鶏)】三紙〜十紙 中央公論社 小松茂実編 日本絵巻大成 8 巻三 三紙〜十紙 庶民の鶏合(闘鶏) 明神の庭で鶏合(闘鶏) 朱色の鳥居をくぐり、男女の貴賤が見学に行く。 巫女の家 小柴垣と瑞垣(みずがき) 注連縄 巫女が鼓を打ちながら、座っている。 明神の祠 神前に、神酒と供え物 →神饌...
View Article映画『Mio Dio, come sono caduta in basso! ラウラ・アントネッリの青い欲望』ルイジ・コメンチーニ監督 1974 イタリア
映画『Mio Dio, come sono caduta in basso! ラウラ・アントネッリの青い欲望』ルイジ・コメンチーニ監督 1974 イタリア 絵画を見ているような質の良いラブロマンス(わっはっは)喜劇。 画面が美しく襟元を正して見たいと思うのは、一瞬。 初めから最後まで、あらゆるテクニックを使った喜劇であり、私は始終、笑い転げていた。...
View Article脂肪肝 あれこれ
奈良町 脂肪肝 脂肪肝の原因 原因と症状 食べ過ぎ、飲み過ぎ、運動不足、肥満、無理なダイエット、ストレスなど 脂肪肝とは 脂肪肝とは、中性脂肪が肝臓に蓄積する病気。 食事で摂った脂質は、小腸で吸収され肝臓で脂肪酸に分解され、糖質はブドウ糖に分解されて、小腸から吸収された後、肝臓で中性脂肪に変化する。...
View Article『年中行事絵巻』日本絵巻大成 8-27 【巻三 貴族邸の鶏合(闘鶏)】十紙〜十七紙 中央公論社 小松茂実編
絵図は二巻 『年中行事絵巻』日本絵巻大成 8-27 【巻三 貴族邸の鶏合(闘鶏)】十紙〜十七紙 中央公論社 小松茂実編 日本絵巻大成 8 巻三 十紙〜十七紙 貴族邸の鶏合(闘鶏) 貴族邸(寝殿造)の建物 籠に鶏を入れて、白張(衣)の男に鶏を売ろうとする、鶏行商の男。 中庭には籠を伏せた中に鶏がおり、鶏合(闘鶏)の合図を待っている。 無法の闖入者を追ひ払う男がいる。...
View Article『年中行事絵巻』日本絵巻大成 8-28 【巻三 貴族邸の鶏合 寝殿南面】十四紙〜二十紙 中央公論社 小松茂実編
絵図は二巻 『年中行事絵巻』日本絵巻大成 8-28 【巻三 貴族邸の鶏合 寝殿南面】十四紙〜二十紙 中央公論社 小松茂実編 日本絵巻大成 8 巻三 十四紙〜二十紙 貴族邸の鶏合(闘鶏) 貴族邸(寝殿造) 東中門 東対 東中門をくぐると、御溝水(みかわみず) 貴族邸(寝殿造)の正面には、南廂(みなみひさし) 寝殿南面...
View Article源氏物語 【『源氏物語』光源氏と、『伊勢物語』在原業平 4】鈴木日出夫 『源氏物語 一』新日本古典文学大系日本古典文学大系19より
源氏物語 【『源氏物語』光源氏と、『伊勢物語』在原業平 4】鈴木日出夫 『源氏物語 一』新日本古典文学大系日本古典文学大系19より 平安朝文化では、次の二名が恋の二大英雄であった。 『源氏物語』光源氏 『伊勢物語』在原業平 在原業平(実在の人物) 天長二年(825) 業平は恵まれたと言う酷の生涯を送ってない。...
View Article恩頼堂文庫旧蔵本 『仁勢物語』 68 三十丁表と、『伊勢物語』岩波古典文学大系9 富田高至 編者 和泉書院影印業刊 65(第四期) 1998年
恩頼堂文庫旧蔵本 『仁勢物語』 68 三十丁表と、『伊勢物語』岩波古典文学大系9 富田高至 編者 和泉書院影印業刊 65(第四期) 1998年 下 68 三十丁表 ◯をかし、男、和泉の國へ行きけり、住吉の郡、住吉 の里、すみよしの濱を行に、いとひたるけれハ、休つゝ 行ある人、住吉の濱とよめといふ、 から行て 気くたひれしにあもくふと 腹のへりたも すみよしのはま...
View Article恩頼堂文庫旧蔵本 『仁勢物語』 69 三十丁表 三十一丁裏 三十一丁表 三十一丁裏と、『伊勢物語』岩波古典文学大系9
恩頼堂文庫旧蔵本 『仁勢物語』 69 三十丁表 三十一丁裏 三十一丁表 三十一丁裏と、『伊勢物語』岩波古典文学大系9 富田高至 編者 和泉書院影印業刊 65(第四期) 1998年 下 69 三十丁表 三十一丁裏 三十一丁表 三十一丁裏 三十丁表 ◯をかし、男、ありけり、其男、伊勢の國へ博打を打 にいきけるに、かの伊勢のはくちうち、常の人よりハ...
View Article『年中行事絵巻』日本絵巻大成 8-29 【巻三 舞楽『陵王』の支度】十八紙〜二十三紙 中央公論社 小松茂実編
絵図は二巻 『年中行事絵巻』日本絵巻大成 8-29 【巻三 舞楽『陵王』の支度】十八紙〜二十三紙 中央公論社 小松茂実編 日本絵巻大成 8 巻三 十八紙〜二十三紙 鶏の後ろには、介添えの衛府の武官 舞楽『陵王』の支度が始まっている。 左西 幄舎 東(左方)唐楽 西(右方)高麗(こま)楽 幄(まく) 天幄(大きな幕)
View Article『無縁・公界・楽』1 【縁切り寺、駆け込み寺】 網野 善彦 (日本中世の自由と平和 平凡社ライブラリー 1165)
『無縁・公界・楽』1 【縁切り寺、駆け込み寺】 網野 善彦 (日本中世の自由と平和 平凡社ライブラリー 1165) 以前にも読んだことがあるのか、あるいは、内容が重複しているのか、おさらい的な感じがする。 しかし、網野 善彦著の本は興味深いので、もう一度よみ始めている。...
View Article恩頼堂文庫旧蔵本 『仁勢物語』 70 三十一丁裏と、『伊勢物語』岩波古典文学大系9 富田高至 編者
恩頼堂文庫旧蔵本 『仁勢物語』 70 三十一丁裏と、『伊勢物語』岩波古典文学大系9 富田高至 編者 和泉書院影印業刊 65(第四期) 1998年 下 70 三十一丁裏 三十一丁裏 ◯をかし、男、伊勢より返てのほりけるに、大淀の 渡にて、伊勢のさい、うちのてつ地にいひかけける 乞目かけ うつやいついつこそ斎なげて これにをしへに行てうたなぬ...
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