『年中行事絵巻』日本絵巻大成 8-24 巻二読了 【巻二 賀茂川原の禊祓】二十五紙〜三十紙 中央公論社 小松茂実編
日本絵巻大成 8 巻二 二十五紙〜三十紙
賀茂川原の禊祓
八巻内
土佐内記 印
住吉貝慶 印
廣守 印
以上五十丁内
此数部拾八枚
禊祓(みそぎ 正確には、みそぎはらえ)
禊祓(みそぎはらえ)は、ミソギ(禊)とハラエ(祓)を合わせた用語。
両者は本来は別の行事である。
ともに神道において禁忌とされているツミやケガレを除去して心身を清める行為であることから、すでに記紀の段階において同一視されていたと考えられている。
ミソギ(禊)はおもに神事に仕える者がケガレ(穢)に接してしまった場合。
ハラエ(祓)は一般に天つ罪・国つ罪を犯してケガレ(穢)の原因を生み出してしまった者に対して行われるもの。
のちに天皇自らが禊を受ける事によって国全体のケガレ(穢)を払うという大祓の神事が成立することとなった。
住吉貝慶
すみよし‐じょけい【住吉如慶】
[1599~1670]江戸前期の画家。堺の人。京都・江戸で活躍。具慶の父。
名は広通。通称、内記。
土佐派に属したが、勅命により、鎌倉時代の画家、住吉慶恩(慶忍)の画系を復興するため住吉を名のり、住吉派の祖となった。
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