苅安色
時間の配分は上手くいかない。 齢を重ね、ややもすると、楽な方に身を委ねる。 思えば今日とて数時間は無駄に過ごしていることになる。 物思いに耽る。 時には卯の花色のような時を過ごすのも良いが、あまりにも月白の中に身を任すと、脳は人工的胡粉色となして、思考を止める。 そうすると、どうだろう。 いわゆるボケが生じてしまう。 私の場合はそれが料理に来たから、あら!大変。...
View Article『古今和歌集』十 「巻第九 羈旅歌」104〜109頁 角川文庫 「唐衣 きつつなれにしつましあれば はるばるきぬる たびをしぞおもふ」業平
『古今和歌集』十 「巻第九 羈旅歌」104〜109頁 角川文庫 「巻第九 羈旅歌」から一首 来ました〜〜〜!! 410 あづまの方へ、友とする人、ひとりふたりいざなひていきけり。三河国八つ橋というところにいたりけるに、その川のほとりに、かきつばたとおもしろく咲きけるを見て、木の陰におりゐて、かきつばたといふ五もじを、句のかしらにすゑて、たびの心をやまむとてよめる...
View Article『明暗』3 夏目漱石全集 8 筑摩全集類聚 昭和46年
『明暗』3 夏目漱石全集 8 筑摩全集類聚 昭和46年 筑摩全集類聚『明暗』 5頁の三 を読むと、〈津田〉 登場。 『夏目漱石最後の〈笑い〉 『明暗』の凡常』の登場人物関係図で確かめると、大変わかりやすい。 『明暗』の〈人物関係図〉を一目見て思い浮かべたのが『●氏●●』の人物関係図の縮図(1/2〜1/3)(もちろん、私の理解の間違いかもしれない。)...
View Article『古今和歌集』十一 「巻第九 羈旅歌」104〜109頁 角川文庫 このたびは ぬさもとりあえず手向山 紅葉の錦 神のまにまに すがはらの朝臣
大阪の堺 茶室 伸庵にて 『古今和歌集』十一 「巻第九 羈旅歌」104〜109頁 角川文庫 「巻第九 羈旅歌」から更に一首 420 朱雀院のならにおはしましける時に、たむけ山にてよみける。 すがはらの朝臣 このたびは ぬさもとりあえず手向山 紅葉の錦 神のまにまに 『古今和歌集』 角川文庫 昭和51年 438頁...
View Article『枕草子』27 三巻(解還三154、岩波赤161、岩波緑154 上 「 『人間の四月』をこそ」)九曜文庫 二条通(京都) : 沢田庄左衛門 慶安2[1649]
『枕草子』27 三巻(解還三154、岩波赤161、岩波緑154 上 「 『人間の四月』をこそ」)九曜文庫 二条通(京都) : 沢田庄左衛門 慶安2[1649] 三巻(解還三154、岩波赤161、岩波緑154 は下に続く。 今回ブログでご紹介する部分 解還三154、岩波赤161、岩波緑154「 『人間の四月』をこそ」 下の写真 中央左...
View Article2023年度 若草山の山焼きはうまく日が点かなかったという。花火は美しかったとのこと。
寒かったので、今日の山焼きは断念した。 そしてただいま、知人からメールを頂戴した。 花火を見ることはできたらしい。 しかし午前中に雪が降り若草山の草が湿っていたためにうまく燃焼しなかったとのことだ。 行かれた方はお気の毒であった。 後日、山焼きを再行するか否かは、私は知らない。 若草山の山焼きの日に、 夕焼け、花火、山焼き 2014年1月吉日...
View Article六代目 市川染五郎(九代目松本幸四郎 現 二代目松本白鸚)様、ありがとうございました。 勧進帳 ~松羽目物の成立~ 九代目松本幸四郎(現...
1989年の六代目 九代目松本幸四郎( 現 二代目松本白鸚)の『勧進帳』を見た。 『勧進帳』は松羽目物なので、所作の品はよく足の運びも腰の落とし方も難しい。 うまい役者でないと、ちぐはぐでデタラメになってしまう。 とはいえ、松羽目物のと雖もその歴史は割合に浅く、明治以降である。 松本幸四郎(現...
View Article掃除
ギアーシャフル (イラン) 掃除 今日は天気が良いので、洗濯以外の全てを返上して、家中の窓という窓を全開し、掃除に励んでいる。 気分は透明のオーレオリン。 何事にも馴染み、全てを受け入れる。 風を通した家は、多少の木漏れ日でワンコをいやす。 癒されたワンコは、縁を描きクッションの上で眠る。 時折ワンコは顔を持ち上げ、私の姿を確認し、そしてまた寝る。 屈託がない。...
View Article現代版 薮薬師の竹斎先生と、神の手を持つお医者様
現代版 薮薬師の竹斎先生と、神の手を持つお医者様 脚が痛い。 非常に脚が痛い。 この痛みは間欠性跛行かと血栓を疑う。 以前頻繁に芝居に明け暮れ、歩行器に乗る機会が多かった頃、この痛みを味わったことがある。 メロディ〜、それはこのいたみぃ〜 と呑気に歌う余裕などはない。 とにかく痛いのだ。...
View Articleタイム(英: thyme)
タイム(英: thyme) とある方とお話しさせていただいて、お茶が気にかかり、タイムを摘み取ることにした。 前回に積んだものは完全乾燥の上、ビニール袋に入れている。 今回もボールにあふれんばかりにタイムを摘んだ。 使いきれないと思い、今回、タイムについて調べることにした。 乾燥タイムは、気が向けばお茶として飲んだりうがい薬として使っている。...
View Article山村流日本舞踊について ノート
京都上七七軒あたり 節分の日に 山村流日本舞踊について 山村流日本舞踊を知らないことに引っかかり、確かめることにしたが、たいそう意味のある舞踊の流派だった。 『日本舞踊上方舞山村流公式配信 第百回 小唄『福寿三番叟』を拝見させていただくと、『三番叟』とあるが舟を漕ぐような踊りであった。 また、能楽にも近く、それでいて、歌舞伎のように形を作る。...
View Article山村流日本舞踊について ノート
京都国立博物館の庭にて 山村流日本舞踊について 山村流日本舞踊を知らないことに引っかかり、確かめることにしたが、たいそう意味のある舞踊の流派だった。 『日本舞踊上方舞山村流公式配信 第百回 小唄『福寿三番叟』を拝見させていただくと、『三番叟』とあるが舟を漕ぐような踊りであった。 また、能楽にも近く、それでいて、歌舞伎のように形を作る。...
View Article竹斎先生ではなく、良い歯医者さんの記録。 ミント、しゅわしゅわ。ヒャヒャ〜ン!
国立民族学博物館 竹斎先生ではなく、良い歯医者さんの記録。 ミント、しゅわしゅわ。ヒャヒャ〜ン! 先日は現在における竹斎先生のお話を記録した。 現代版 薮薬師の竹斎先生と、神の手を持つお医者様 今回は、良い歯医者さんの記録。 本日歯医者さんの予約のため電話をする。 すると今日の夕方ならば空いているとのこと。...
View ArticleDavid Bowieが残す絵を見ると、表現主義を思い浮かべる。
David Bowieが残す絵を見ると、多少、表現主義を思い浮かべる。 ややもすれば、Francis Baconさえ頭に浮かぶ。 こりゃま た!どうしたこってぃ! である。 David Bowieはデビッド・ボウイ(グラムロック) Francis Baconはフランシス・ベーコン(画家であり、哲学者にあらず) こりゃま...
View Articleとしのせいか、葉の垂れ流し といった小汚き言葉を使ってみたくなるほどに、ぼやきたい時がある。 (最近、ぼやきが多いんじゃないかと反省する)
早朝のカッパドギア そう ちょう ど、朝の5時ごろ このところオバハンタレントが媚びを売っている。 それも、私って、いい妻act、いい母actで、手先をささくれ立たせてまで主婦業に専念した私は多少ぼやきたくもなる。 しかし、そこには多くのファンや読者がおり、互いに支え合っておしゃれな妻や母を演じているバランスに泳い関係。...
View Articleワンコリュックで遠出のお散歩をしたい
写真は京都の、しっぽく 子供頃、よく食べた。 しいたけは甘く煮付けられ、 得した気分だった。 だが、こともあろうか、 この店のしっぽくには しいたけはなかった。 ワンコリュックで遠出のお散歩をしたい 今日、行きつけのペットショップに行き、ワンコのお洋服を購入。 今月はお洋服はこれで二着目。 自分の服は買ってないというのに、である。...
View Article『枕草子』28 三巻(解還三154、岩波赤161、岩波緑154 下 宣方「わびしのことや」 清少納言「 猶そこ、をしへ給へ」)九曜文庫 二条通(京都)...
『枕草子』28 三巻(解還三154、岩波赤161、岩波緑154 下 宣方「わびしのことや」 清少納言「 猶そこ、をしへ給へ」)九曜文庫 二条通(京都) : 沢田庄左衛門 慶安2[1649] 三巻(解還三154、岩波赤161、岩波緑154 下 3行目 「露はわかれのなみだなるべし」 露、別れ、涙ってお決まりなんだけど、惹かれますね...
View Article『太宰治』2 細谷博 著 筆名の〈軽み〉/ 『魚服記』 岩波新書560
キャンドバーン イラン 『太宰治』2 細谷博 著 筆名の〈軽み〉/ 『魚服記』 岩波新書560 詳しく親切に解説されている書、『太宰治』 乱鳥のノート 『たづねびと』 『津軽』 子守、たけ 17 文学への目覚め 17 芥川に影響を受ける 筆名の〈軽み〉 18- ダ ザイン(現存在) ダダイズム 太宰府(菅原道眞)...
View Article太宰治『魚服記に就て』 細谷博 著『太宰治』に記された『魚服記』が気になっったので、『魚服記に就て』を書き写す。
太宰治『魚服記に就て』 細谷博 著『太宰治』に記された『魚服記』が気になっったので、『魚服記に就て』を書き写す。 太宰治全集 11 随想 (筑摩書房) 『魚服記に就て』を写す P.5 『魚服記に就て』 魚服記といふのは支那の古い書物にをさめられてゐる短い物語の題ださうです。それを日本の上田秋成が飜譯して、代も夢應の鯉魚と改め、雨月物語巻二に収録しました。...
View Article太宰治全集 2 小説1から 『魚服記』(筑摩書房) 〈馬禿山〉メモ
何度と無く訪れたナクシェ・ロスタム ここでは子供達と遊んだり、ノネズミ相手に、量り売りのパイ歌詞を食べていたことを思い出す。 管理人の一人とは、家族のみならず、いつしか私まで顔なじみになっていた^^ 太宰治全集 2 小説1から 『魚服記』(筑摩書房) 〈馬禿山〉メモ しょっぱなから、響きの良い山の長飛び込んでくる。 馬禿山という形も綴りも面白い山。...
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