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Channel: 乱鳥の書きなぐり
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2013年 テレビで6月前半に見た歌舞伎

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(イランで訪れた塩湖は、四ヶ所、初めて行った塩湖はマハルル湖だった。)


 今月に入って、テレビで歌舞伎や映画を見る機会が減っていますが、とりあえず歌舞伎で見た演目だけでも記録しておきたいと思います。

妹背山婦女庭訓〜三笠山御殿
出演:市川團十郎 中村福助 中村橋之助 市村家橘 片岡市蔵 中村芝雀 中村東蔵 市川左團次
2011年
110分
カラー
「妹背山婦女庭訓」のタイトルにある『婦女庭訓』とは女性のための知識や心得が書かれた教訓書のこと。前段で恋人のために命を捧げた雛鳥や、町娘お三輪の健気な行動が模範的な教訓に適っているということだろう。 <三笠山御殿> 蘇我入鹿(左團次)の御殿へ、藤原鎌足の使者として漁師鱶七(ふかしち=團十郎)がやって来た。程なく杉酒屋の娘お三輪(福助)も恋い慕う求女(橋之助)の着物の裾に付けた苧環の白糸を辿って御殿へ迷い込む。ところが意地悪な官女達に散々なぶられた挙句、求女と入鹿の妹の橘姫(芝雀)が祝言を挙げたと聞かされたお三輪は、嫉妬に狂い形相が一変。奥へ踏み込もうとするが、鱶七に刺されてしまう。それというのも鱶七の正体は…。(2011年/平成23年1月・新橋演舞場)

積恋雪関扉 
     良かった!歌舞伎や〜と心の中で叫ぶ!わが家の浮世絵(積恋雪関扉)を横に並べて画面に食い入ってみていた☆
出演:松本幸四郎 尾上菊五郎 中村芝翫
1999年
89分
カラー
王朝ムードから幻想の世界へ、古風な味わいのある舞踊劇。 天下を我がものにしようとする謀反人・大伴黒主は、逢坂山の関守・関兵衛に身をやつしている。天皇の寵臣・義峯少将宗貞は先帝の菩提を弔うため、桜の傍に庵をかまえて侘び住まいをしていた。そこへ、宗貞の恋人・小野小町姫がやってくる。 宗貞のおっとりとした上品な形、小町の王朝の気品ある色気、三人の手踊りもおおらかな天明調に終始するところがみどころ。後半は、関兵衛の酔態から始まり、桜の樹の中から傾城墨染が幻想的に現れ、廓気分が横溢れした場面へかわる。やがて関兵衛がぶっ返って大伴黒主となり、墨染も桜の精の素性をあらわす。関兵衛実は大伴黒主に幸四郎、宗貞に菊五郎、小町姫・墨染に芝翫で。(1999年/平成11年1月・歌舞伎座)

名鷹誉石切
     歌舞伎やわ!こんなの、劇場で見たいわ!
出演:中村富十郎 中村魁春 市川染五郎 中村松江 市川男女蔵 坂東巳之助 中村鷹之資 市村家橘 市川段四郎 中村梅玉
2008年
84分
カラー
源氏の侍として歴史に名を残す梶原平三景時だが、平治の乱以降は平家に従いながら、ひそかに源氏に心を寄せていた。この物語はこの時代の梶原が主人公。源氏にゆかりのある青貝師(螺鈿職人)六郎太夫が、娘梢の婿に必要な金を得るため、伝来の名刀を平家の侍大庭三郎に売ろうと鎌倉の鶴岡八幡宮にやってくる。親子が窮地に陥るところ、梶原の捌きによって最後には無事に解決を迎えるという筋運び。通常「梶原平三誉石切」の外題で上演されるが、今回は富十郎の定紋「鷹の羽八ツ矢車」に因み「名鷹誉石切(なもたかしほまれのいしきり)」と題しての上演。富十郎の梶原平三、梅玉の大庭三郎、魁春の梢、段四郎の六郎太夫、染五郎の俣野五郎、そして鷹之資が奴で登場する。(2008年/平成20年12月・歌舞伎座)

鰯賣戀曳網
出演:中村勘三郎 市川左團次 中村扇雀 中村勘太郎(現・勘九郎) 上村吉弥 片岡市蔵 坂東彌十郎 市川段四郎 坂東玉三郎
2005年
72分
カラー
三島由紀夫作、勘三郎と玉三郎によるファンタジックなお伽噺。 高位の遊女に恋をした鰯売りの男が、大名に化けて廓に逢いに行き大どんでんの末にめでたく結ばれるという楽しいお噺。作家三島由紀夫は歌舞伎に関して独自の見識を持っており、新しく書き下ろした歌舞伎作品も多く残している。「鰯賣」はその中でも人気のある作品で、十七世勘三郎の猿源氏・歌右衛門の蛍火で昭和29年に初演されて大評判を呼び、その後は勘九郎(十八世勘三郎)・玉三郎のコンビで上演を重ねてきた。おおらかで陽気な三島歌舞伎の傑作を、勘三郎の猿源氏に玉三郎の蛍火という人気のコンビでお楽しみ下さい。(2005年/平成17年3月・歌舞伎座)

義経千本桜〜鳥居前 
        やっぱり手の表現の仕方は幸四郎さんを取り入れておられるのかなと感じた。右近さんの鳥居前は結構魅力的☆
出演:市川右近 市川笑也 市川寿猿 市川猿弥 市川門之助
2011年
37分
カラー
都落ちを余儀なくされた義経と静御前の別れの場面。 平家滅亡後。源頼朝は、平家の武将(知盛、維盛、教経)の首が贋首だったことや、平時忠の娘卿の君を正妻としたこと、後白河法皇から初音の鼓を賜り官位を受けたことを理由に、源義経に謀反の疑いをかける。都落ちを余儀なくされた義経が伏見稲荷にさしかかった所で愛妾静御前が追ってくる。義経は静御前に都に留まるように諭して初音の鼓を預け、家臣の佐藤忠信に静の守護を命じるのだった。 忠信実は源九郎狐に右近、静御前に笑也、武蔵坊弁慶に猿弥、義経に門之助で。(2011年/平成23年7月・新橋演舞場)

籠釣瓶花街酔醒 この演目も好きなの^^わたくし…
出演:中村吉右衛門 中村福助 中村魁春 中村芝雀 澤村由次郎 大谷桂三 中村種太郎(現・歌昇) 中村種之助 中村米吉 中村壱太郎 坂東彌十郎 市川高麗蔵 中村歌昇(現・又五郎) 中村東蔵 中村梅玉 中村芝翫
2011年
126分
カラー
嘘と因縁に翻弄された狂気と純愛。江戸時代に起きた「吉原百人斬り」事件をもとにした縁切物。今回は、明治以来上演が途絶えていた場面を復活し、発端より大詰までお届けする。 <三幕目〜大詰> ところは江戸、花の吉原。花魁道中を見物していた次郎左衛門は、兵庫屋八ツ橋の美しさに魂を奪われてしまう。次郎左衛門は八ツ橋のもとに通いつめ、身請け話がまとまろうとしたところで、八ツ橋は、満座の中で次郎左衛門に愛想づかしをする。八ツ橋を深く恨んだ次郎左衛門は、数か月後、妖刀「籠釣瓶」を携えて江戸に現われて…。(2011年/平成23年5月・新橋演舞場)

生きている小平次
         福助さん熱演。幸四郎さんも、good. 染五郎さん、本当に不気味で怖かった^^
出演:松本幸四郎 中村福助 市川染五郎
2008年
44分
カラー
近代的な視点で描かれた怪談噺を清新な配役で。 芝居の囃子方の太九郎(幸四郎)と役者の小平次(染五郎)は古くからの友人だが、ある日小平次は太九郎の女房おちか(福助)との不義を明かし、おちかを譲ってほしいと申し出る。これを聞いて怒った太九郎は、小平次を舟から沼に突き落としてしまう。しかし小平次は生き延びており、再びおちかの前に現れて共に逃げてくれと迫る。ここへ太九郎が戻って来て、おちかと共に小平次を殺害。江戸から逃れる太九郎だが、小平次が生きているという妄想にとり付かれ、苦しみ続けるのだった。(2008年/平成20年6月・歌舞伎座)

<映画>鏡獅子 
       前半 後半(後シテ部分)
監督:小津安二郎
出演:六世尾上菊五郎
1935年
24分
モノクロ
伝説の名優・六代目菊五郎の幻の映像を。演劇の神様と呼ばれた名優・六代目菊五郎の舞台姿を伝える松竹大谷図書館所蔵の超貴重映像。 六代目菊五郎の芸を絶賛していた小津安二郎がメガホンをとった小津初のトーキーで、唯一のドキュメンタリー。冒頭に六代目菊五郎の紹介が入り、戦前の豪華な歌舞伎座やその楽屋の様子もおさめられている。舞台面は映画として工夫された撮影と編集が施されており、扇を手にして丁寧に舞う前半はどこまでも初々しく艶やか、一転して後半の獅子の舞は大きく切れの良さを感じさせる。踊りの名手であった菊五郎の舞台姿が残された大変貴重で資料価値の高い映像だ。




 残念なのが仁左衛門さんの「天衣紛上野初花〜河内山」
 何度も見ているけど、見逃してしまうと悲しいわたし。
 ショックは大きい…

 今後 絶対見逃したくないのは

  「伽羅先代萩〜花水橋・御殿・床下」 6/20 録画すること!
  出演:中村歌右衛門 實川延若 中村芝翫 三世河原崎権十郎 初世尾上辰之助 中村福助(現・梅玉) 中村吉右衛門 中村松江(現・魁春) 坂東亀三郎 十七世中村勘三郎
1983年
118分
カラー
昭和58年5月の貴重映像から歌右衛門、十七世勘三郎といった名優が揃った珠玉の舞台をご覧頂く。序幕「花水橋」は、伽羅の下駄を履いて廓の高尾太夫のもとに通い詰める足利頼兼(実説の伊達綱宗)を刺客が襲う。「御殿」の場は、幼い鶴千代君に魔の手が伸びるが乳母政岡が我が子を犠牲にして幼君を守り抜くという物語。「床下」は、悪人仁木弾正が不敵な正体を現す場面。歌右衛門の政岡に、延若の栄御前、芝翫の沖の井、三世権十郎の仁木弾正、初世辰之助の荒獅子男之助、十七世勘三郎の八汐ほかの出演で。(1983年/昭和58年5月・歌舞伎座)
  
  「伽羅先代萩〜対決・刃傷」 6/21 録画すること!
 出演:三世河原崎権十郎 市川海老蔵(十二世團十郎) 坂東彦三郎 大谷友右衛門 市村家橘 市村羽左衛門
1983年
69分
カラー
昭和58年5月の貴重映像から「花水橋・御殿・床下」に続き、「対決・刃傷」という緊迫感溢れるクライマックスまでをご覧頂く。 悪人達が起こしたお家騒動は、ついに門註所での裁断を受けることとなった。仁木弾正一派と善人方の渡辺外記左衛門が呼び出されるが、裁断役の細川勝元によって、見事弾正の悪事が暴かれる。本性をあらわにした弾正は、控所で外記に斬りかかるが取り押さえられ外記の刃に倒れるのだった。三世権十郎の弾正、羽左衛門の外記左衛門、海老蔵(十二世團十郎)の勝元ほかの出演で。(1983年/昭和58年5月・歌舞伎座)


  「近江源氏先陣館〜盛綱陣屋」 6/19 6/28 録画すること!
  出演:片岡仁左衛門 中村時蔵 中村芝雀 中村翫雀 中村橋之助 片岡進之介 市川男女蔵 坂東亀三郎 坂東亀寿 澤村宗之助 松本金太郎 藤間大河 松本錦吾 中村東蔵 片岡我當 中村吉右衛門
2013年
135分
カラー
歌舞伎座四月の柿葺落公演から仁左衛門の盛綱陣屋をお届けする。兄弟、親子が敵味方に別れてしまう争いの悲情さが描かれる時代物の大作だ。 頼朝亡き後、源氏では鎌倉方と京方の間で争いが起こり、佐々木盛綱と高綱の兄弟は敵味方に分かれて戦うこととなった。高綱の一子小四郎は、盛綱のもとに生け捕りになり、また高綱が討死したとの知らせが届く。しかし届いた首は高綱のものではなく贋首。にもかかわらず小四郎は父を追って切腹。贋首と承知で死を選ぶ小四郎の様子を見た盛綱は…。仁左衛門の盛綱に、時蔵の篝火、芝雀の早瀬、金太郎の小四郎、大河の小三郎、東蔵の微妙、吉右衛門の和田兵衛で。(2013年/平成25年4月・歌舞伎座)



 今月は時間切れで見られないなぁ〜
 上の三演目は録画せねば!

 データーは全て衛星劇場公式HPより

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