『パイドロス』プラトン著 10 (ソクラテス 「魂の本来の相(姿)について、語らねばならない」→「神の御心のままに委ねるがよい。」(イランなどでは、「神のみぞ知る)」
P.56-58 ソクラテス
魂は全て不死なるもの、常に動いてやまぬもの
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自己自身で動かすもの
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動の源泉、始原
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資源とは、、、
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他方は必然的に滅びることがないもの ???
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資源がなければ、他のものも生じない
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もし、資源があるものから生じるとすれば、始原でないものからものが生じるであろう。
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「始原」 の話が長く続く・・・・・・・・・・・
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さて、自己自身によって動かされるものは不死であるということが・・・・・・・・
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自分で自分を動かすものというのが、すなわち魂にほかならないとすれば、魂は必然的に、不正不死のものということになるであろう。
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ページをめくり、
P.59
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P.58-59
さて、魂の不死については、これでじゅうぶんに語られた。に続いては、
ソクラテス
魂の本来の相(姿)について、語らねばならない
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魂の似た姿を、羽をもった一組の馬と、その手綱を取る翼を持った騎士と想像する。
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神々の場合は血筋から言っても良いものばかり(本書による)
神以外においては、善いものと悪いものとが混じり合っている(本書による)
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我々人間にとっては、駆者の仕事はどうしても困難となり、厄介なもの
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一体どのようなわけで、生けるものが「死すべき」とか「不死なる」と呼ばれるようになったのか。
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姿を変え、宇宙ウィくまなく彷徨う。
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しかし、我々は、髪を見たことがない。
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何か不死なる生き物という形で、すなわち、魂をもち、しかも永遠に結合したままでいるものよいう形で、その姿を作り上げる。
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しかしながら、こう言った事実はいかにあるのか。
どのように、語られるべきか。
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神の御心のままに委ねるがよい。
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我々は今度は、なぜ魂から翼が離れ落ち、失われるかという理由を理解することにしよう。
・・・・といい、「翼」の話に移る
こうしてソクラテスの話し言葉は次々に展開し続く。
古代のようロッパにせよ、現代のイスラム教徒たちにせよ「神の御心のままに委ねるがよい。」や「神のみぞ知る」という言葉を度々使う。
イランやエジプトでは、イスラム教の派閥は違うが、日常的に「神のみぞ知る」という言葉を多用していたことを思い出す。
参考
『パイドロス』
プラトン著
藤沢令夫訳
岩波文庫 青01−5
Wikipedia
『パイドロス』プラトン著 1 (ソクラテスがパイドロスと出くわすところから話は始まる。「やあ、パイドロス、どこへ?そしてどこから来たのかね」) 『パイドロス』プラトン著 2 (パイドロス 「ケパロスの息子のリュシアスのところから来ました。・・・・・・・」) 『パイドロス』プラトン著 3 (パイドロス 「アクノメスの言に従って、大道を闊歩(かっぽ)することにしています。・・・・・・・」) 『パイドロス』プラトン著 4 (パイドロス 「自分を恋しているものより、恋して無い者こそ、むしろ身をまかせるべきであると」ソクラテス「おお、心けだかき男よ!」) 『パイドロス』プラトン著 5 (パイドロス 「われ、汝に誓う」ソクラテス「さらば、調べ高きムッサの神たちよ、いざ、われをみちびきたまえ。」) 『パイドロス』プラトン著 6 (ソクラテスの言葉memo 「ニュンフ」(ギリシア神話:精霊あるいは女神)「ディテュランボス」(古代ギリシアの讃歌の一種)) 『パイドロス』プラトン著 7 (ソクラテス P.40-41:安部公房氏の「弱者への愛には、いつも殺意がこめられている」を思い浮かべる。) 『パイドロス』プラトン著 8 (ソクラテス 「よわい同じからざれば、たのしみも同じからず」・・・・・・・・・・飽きが来る) 『パイドロス』プラトン著 9 (ソクラテス 「魂は全て不死なるもの」→「さて、魂の不死については、これでじゅうぶんに語られた。」 『パイドロス』プラトン著 10 (ソクラテス 「魂の本来の相(姿)について、語らねばならない」→「神の御心のままに委ねるがよい。」(イランなどでは、「神のみぞ知る)」