『桑実寺縁起・道成寺縁起』より「桑実寺縁起 下巻」続日本絵巻大成 13 中央公論社(4枚)
『桑実寺縁起・道成寺縁起』より「桑実寺縁起 下巻」
(続日本絵巻大成 13 )
小松茂美(著者)
中央公論社
196ページ
定価 ¥22000(税込)
『桑実寺縁起・道成寺縁起』より「桑実寺縁起 上巻」題名のみ 記録
『桑実寺縁起・道成寺縁起』より「桑実寺縁起 下巻」をコピーして書きながら読む。
上と同様、仏教用語が多い
湖面はるかに化現(けげん)した薬師如来があらわれ、白い牛に乗って空を飛ぶ。
絵巻物の壮大な景色
桑の実寺
裏山には多くの瑠璃石
薬師如来
瑠璃石に降りる→ 仏足石
日光・月光菩薩らに守られ、霊験を現わす
十二神将・夜叉など 八万四千十二の眷属
十二神将
新薬師寺の木造薬師如来坐像と塑造十二神将立像や『珠玉の仏たち 奈良仏像館(本館)』奈良国立博物館を思い出す。
日光菩薩の化現(けげん)
詞
青蓮院宮 入道前内大臣
(絵 次の写真とかぶっている)
絵
土佐刑部大輔光茂
天文元年八月十七日 (花押)
権大納言源朝臣
下巻の詞書は、青蓮院宮と入道前内大臣の二人の合筆。
青蓮院宮は、上巻と同じく、尊鎮法親王。
入道前内大臣というのは、三条西実隆自身
自ら筆を染めた実隆が、上巻に青蓮院の院号を掲げ、そして、この下巻には、入道前内大臣と表記する。
この絵巻にかかわった実隆の、異様な意気込みが感じられるのではないだろうか。
(『桑実寺縁起・道成寺縁起』より「桑実寺縁起 下巻」続日本絵巻大成 13 中央公論社 60ページ引用)
花押
上下巻共に 足利義晴の自筆
上下巻共に美しい