49: 『浮世絵で読む、江戸の四季とならわし』
『浮世絵で読む、江戸の四季とならわし』を読了。
読み始めてすぐに、この本は以前に読んだことがある、といった疑惑が生じる。
不安になって、『浮世絵で読む、江戸の四季とならわし』をぱらぱらと見る。
やはり、浮世絵や記述等、随分かぶっている。
昨年のこと。
江戸の食文化関係の本を複数册読んでいた。
赤坂治績 の『江戸歌舞伎役者の食乱日記』も其のうちの一冊。
『江戸歌舞伎役者の食乱日記』と他の江戸お食事本とも重複した内容が多かった。
こういった内容は、ズイヴンかぶるのが当たり前のようにも思う。
また、著者が同じような本を出版される場合は、この本に限らず使い回しが多い。
ただ、あまりにも重複が多かったので、読むべきか否かで悩んだ。
私の単純な悩みは本の数分で解決した。
『浮世絵で読む、江戸の四季とならわし』葉面白いので、もう一度楽しむことにする。
忘れていること、真新しい内容に触れ、最後まで一気に読んだ。
大変有意義な時間を過ごすことができたと喜んでいる。
メモ
1)「日本の端午の節句」(5月5日)
「菖蒲の節句」
中国→「浴蘭節」
いしあやめ(イモ科)
日本では蘭は藤袴(菊科)
「あやめの節句」
「重五(ちょうご)」(五の重なる日)
「女の家」「女の夜」「女の天下」→『女殺油地獄』
「菖蒲打ち」
2)月見
中秋の望が「最中の月」
「最中」というお菓子ももとは「最中の月」とよばれていた。
3)虫の鳴き声と長唄
『歌舞伎音楽の研究』景山正隆 著
『歌舞伎の下座音楽』望月太意之助 著
データーベースより ▼
浮世絵で読む、江戸の四季とならわし
NHK出版新書
赤坂治績
972円(税込)
2014年1月
内容詳細:正月は万歳芸に笑い転げ、春は着物の裾をからげて潮干狩り、夏はミニチュアの富士に詣でウナギを食す。秋は長屋総出で井戸さらい、師走の煤払いが終われば餅をついて年神を待つ―。北斎や広重の逸品から無名の美人画まで、絵の中に込められた四季折々の行事・ならわしを読み解きながら、江戸の庶民の姿をいきいきと伝える浮世絵歳時記。目次:序 浮世絵は庶民の生活を映す/ 正月の章―正月にはなぜ門松を立てるのか/ 春の章―江戸っ子は梅の花が咲くと外へ繰り出す/ 夏の章―花火を打ち上げ、初鰹に舌鼓/ 秋の章―七夕に素麺を食べ、秋祭で収穫に感謝する/ 冬の章―「煤」を払い、「厄」を落として新年を迎える
内容詳細
正月は万歳芸に笑い転げ、春は着物の裾をからげて潮干狩り、夏はミニチュアの富士に詣でウナギを食す。秋は長屋総出で井戸さらい、師走の煤払いが終われば餅をついて年神を待つ―。北斎や広重の逸品から無名の美人画まで、絵の中に込められた四季折々の行事・ならわしを読み解きながら、江戸の庶民の姿をいきいきと伝える浮世絵歳時記。
目次 : 序 浮世絵は庶民の生活を映す/ 正月の章―正月にはなぜ門松を立てるのか/ 春の章―江戸っ子は梅の花が咲くと外へ繰り出す/ 夏の章―花火を打ち上げ、初鰹に舌鼓/ 秋の章―七夕に素麺を食べ、秋祭で収穫に感謝する/ 冬の章―「煤」を払い、「厄」を落として新年を迎える