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恩頼堂文庫旧蔵本 『仁勢物語』 67 二十九丁裏 三十丁表と、『伊勢物語』岩波古典文学大系9

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恩頼堂文庫旧蔵本 『仁勢物語』 67 二十九丁裏 三十丁表と、『伊勢物語』岩波古典文学大系9

富田高至 編者

和泉書院影印業刊 65(第四期) 1998年

 

 

下 67 二十九丁裏

二十九丁裏

◯をかし、男、養生しにおもふ事かきて、和泉の國へ

醫師よひにやりけり、あたまのはちを見れハ、窪(クホ)

腫(ハレ)み、疼(ウツキ)、やます、あしたよりいたみて、昼腫たり、

膿 いとしろう、腫物のさきに見えたり、それを

見て、かのくすし、たゞ一、つけになをしけり、

   きのふけふ 頭のまハりのひきつるハ

三十丁表

   鼻のとをりの うしろ成ける

 

『仁勢物語』和泉書院影印業刊       

   きのふけふ 頭のまハりのひきつるハ

   鼻のとをりの うしろ成ける

 

『伊勢物語』岩波古典文学大系9より写す

   きのふけふ 雲のたちまひかくろふは

   花の林を うしとなりけり

 

      

 

養生(ようじょう)

 1 生活に留意して健康の増進を図ること。摂生 (せっせい) 。「酒やタバコをひかえ、つね日頃から養生している」  

 2 病気の回復につとめること。保養。「転地して養生する」  

 3 打ち込んだコンクリートやモルタルが十分に硬化するように、低温・乾燥・衝撃などから保護する作業。  

 4 家具の運搬や塗装作業などの際に、運搬物や周囲の汚損を防ぐために布や板などで保護すること。「養生シート」

 

養生しにおもふ事かきて、

 養生しに、思う事を書きて、

 

醫(くすし)

 恩頼堂文庫旧蔵本 『仁勢物語』 45でも「くすし」の話が出てたよ^^

醫(くすし)

 い(やす) くすし

  1いやす。病気をなおす。

  くすし。医者。病気をなおす人。

 2甘酒(あまざけ)。

 

やます、

 止まず

 

あした

 朝

あしたよりいたみて

 朝より痛みて

   

『年中行事絵巻』日本絵巻大成 8-24 巻二読了 【巻二 賀茂川原の禊祓】二十五紙〜三十紙 中央公論社 小松茂実編

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『年中行事絵巻』日本絵巻大成 8-24 巻二読了 【巻二 賀茂川原の禊祓】二十五紙〜三十紙 中央公論社 小松茂実編

 

 

日本絵巻大成 8 巻二 二十五紙〜三十紙

 

 賀茂川原の禊祓

 

 

     八巻内

       土佐内記 印

       住吉貝慶 印

         廣守 印

 

    以上五十丁内

    此数部拾八枚

 

 

禊祓(みそぎ 正確には、みそぎはらえ)

 禊祓(みそぎはらえ)は、ミソギ(禊)とハラエ(祓)を合わせた用語。

 両者は本来は別の行事である。

 ともに神道において禁忌とされているツミやケガレを除去して心身を清める行為であることから、すでに記紀の段階において同一視されていたと考えられている。

 ミソギ(禊)はおもに神事に仕える者がケガレ(穢)に接してしまった場合。

 ハラエ(祓)は一般に天つ罪・国つ罪を犯してケガレ(穢)の原因を生み出してしまった者に対して行われるもの。

 のちに天皇自らが禊を受ける事によって国全体のケガレ(穢)を払うという大祓の神事が成立することとなった。

 

住吉貝慶

すみよし‐じょけい【住吉如慶】

[1599~1670]江戸前期の画家。堺の人。京都・江戸で活躍。具慶の父。

 名は広通。通称、内記。

 土佐派に属したが、勅命により、鎌倉時代の画家、住吉慶恩(慶忍)の画系を復興するため住吉を名のり、住吉派の祖となった。

 

日本絵巻大成 8 巻二 読了

 

 

 

源氏物語 【物語としての光源氏 1】鈴木日出夫   『源氏物語 一』新日本古典文学大系日本古典文学大系19より

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写真 イラン

 

 

源氏物語 【物語としての光源氏 1】鈴木日出夫 

  『源氏物語 一』新日本古典文学大系日本古典文学大系19より

 

物語

 平安時代から鎌倉時代

 謙虚な話柄を語り手が語り聞かせるという趣で、仮名散文によって書き綴った文学作品のこと。

謙虚な話柄とは

 日常、どこにでもありそうな話

 

当時は実在の人物の事蹟を踏まえている一連の歌物語さえも、何がしらの作り事を含んでいる。

 一例として

 在原業平『伊勢物語』

 

源氏物語

 もともと物語が世にもめずらしい話柄で在るとすれば、物語以上に物語的。

 

 この物語の女たちは、とりわけ光源氏と深く関わりあう女たちは、自らを物語と同じか、それ以上に比類のない実人生で在ると認識することに注目。

 

 物語の作り事(虚構)は、単なる羅列よりもかえって深い真実を探り当てることがある。

 物語の作り事(虚構)←→『日本紀』(管制国史)

 物語の作り事(虚構)としての作り事が、かえって真実を引き出しうるという、物語の魅力的なしくみがある。

 

 

 

 

 

源氏物語 【語り手と読者に共有される物語(語り) 2】鈴木日出夫   『源氏物語 一』新日本古典文学大系日本古典文学大系19より

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源氏物語 【語り手と読者に共有される物語(語り) 2】鈴木日出夫 

  『源氏物語 一』新日本古典文学大系日本古典文学大系19より

 

物語

 『源氏物語』に先立つ十世紀の物語は、概ね短編。

 『源氏物語』が長編と見られるのは、光源氏の一生を淡々と描いたものではなく、刻々と変化する人生や世界を動態的に語るから。

 

 長編的構造をとって、物語の方法として、語りが重要な機能を果たしている。

 

 作者は決して、物語には顔を出さない。

 

 感想や推測なども、語り手の言葉。

 

 作者といえども、人物や事件を勝手気ままに操作することは許されない。

 それにより、作品自体が固有の世界として、自律的に展開しようとする。

 

 語り手を、読者と共同しあうものとして仮構。

 語り手と読者に共有される伝承や先行物語、あるいは、和歌など持ち込まれ、二者の協働により想像が広がりを見せる。

 語り手を、読者と共同しながら、この物語(語り)を展開していく。 

 

 

 

『年中行事絵巻』日本絵巻大成 8-25 【巻三 闘鶏、蹴鞠】一紙〜四紙 中央公論社 小松茂実編

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『年中行事絵巻』日本絵巻大成 8-25 【巻三 闘鶏、蹴鞠】一紙〜四紙 中央公論社 小松茂実編

 

 

日本絵巻大成 8 巻三 一紙〜四紙

 

 闘鶏、蹴鞠

 

    以下内宴

 

 

「以下内宴」と書かれた後、薬葉した二本の大木と切妻瓦葺の絵から三巻目は始まる。

 

闘鶏

 鶏合 とも、書く。

 三月三日の節会には、必ず行った。

 

蹴鞠

 もともと、戸外で行う。

 後白河院時代には、蹴鞠は三月上旬に行われた。

 

見えない目撃者(2019)  森淳一監督 田口トモロヲ 國村隼 大倉孝二 吉岡里帆 松田美由紀 高杉真宙 他

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エジプト モハメドアリムスク

 

 

 

 映画『見えない目撃者』

 

 田口トモロヲと國村隼が好きな私としては、田口トモロヲが多く出ておられて満足満足。ただ、國村隼の宝の持ち腐れ的な出演が残念であった。

 最近、こういった役者の山椒的にポイントで使う方法が流行っているのか、昔ながらの手法なのかは知らないが、映画『ダイナー』でも、小栗旬の重要箇所でのちょっと出演というのがあった。

 

 吉岡里帆の演技が、小気味よく良かった!!最初のメイクと、犯人を追う墓場以降のメイクとははっきりと違う。また、視力を失った女性役をうまく演じておられ、素晴らしかった。

 

 全体を通して、筋書きも面白く、残酷な場面もありとはいえ、映画として楽しい時間を過ごすことができる作品だと感じた。

 

 今回も、ネタバレなし。

 簡単な記録のみにて失礼いたします。

 

 

 

監督 森淳一 脚本 藤井清美 脚本 森淳一 撮影 高木風太 音楽 大間々昂 浜中なつめ 吉岡里帆 国崎春馬 高杉真宙 吉野直樹 大倉孝二 日下部翔 浅香航大 平山隆 國村隼 浜中満代 松田美由紀 木村友一 田口トモロヲ 制作年/2019 制作国/日本 内容時間/129分

 

 

Cappadocia(10景)  乱鳥徒然

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 Cappadocia

 

家庭によっては、カッパどギアの女たちの朝は早い。

庭で女たちは鍋て煮物をしていた。

私は望遠でその容姿とカメラに収めた。

 

まだ朝日が昇り始めた頃、私は夫と息子を置いて一人でホテルを出た。

ひっそりとしたカッパどギア。

おとなしく優しいワンコが、私を心配するかのように、初めから最後まで付き添ってくれた。

他の野犬が来ると、上のワンコが追い払ってくれた。

 

ああ!旅に出たいなぁ!!!

 

今月に入って、薮用が多い。

本日も、朝から昼過ぎまで外出。

明日も、半日、用があって外出。

じっくりとした時間を過ごすか、あるいは、同じ外出なら、旅に出たい。

 

天然物の小ぶりの真鯛が安かった。

魚に加え、柔らかそうなステーキ肉を買った。

万願寺唐辛子、アスパラ、なすで温菜。サラダの用意も、忘れず購入。

今夜は、夫と酒盛りだ。

 

 

源氏物語 【『源氏物語』の社会的機構と語り手 3】鈴木日出夫  『源氏物語 一』新日本古典文学大系日本古典文学大系19より

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源氏物語 【『源氏物語』の社会的機構と語り手 3】鈴木日出夫 

  『源氏物語 一』新日本古典文学大系日本古典文学大系19より

 

 

『源氏物語』

 今では、三部に区切って理解しよう読み方が一般的。

 

 古くから光源氏という人物に対して、数多くの伝承の人物や、実物の人物との類似が指摘されてきた。

 例

  源高明

  源融^^

  在原行平・業平^^

  菅原道眞^^

  藤原伊周

  藤原道長 等  

 

 光源氏の超越的な資質が、周囲に対して絶対的共感を呼び起こして行くこと自体が、誇張された作りごとである。

  栄華

  恋の人間関係

 光源氏の意識を超え、栄躍の人生の途うをたどる。

 

 物語の仕組みとして、恋と社会的栄華が関連づけられながらも、物語の表層部にある作中人物や、語り手たちの意識からは、政治や社会に関わる諸要素を排除し、人間感情が前面に押し出される。

 恋と社会的見取り図は、作中人物や語り手の陰に隠れる。

 

『源氏物語』は語り手により、作中人物たちを社会的機構にさりげなく組み込んでおきながら、社会の厳しい網の目の中に生きる他ない人間のありようを顕現させていく。

 

 

 

 


うん。

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 痛い。

 すこぶる、喉が痛い。

 雨の中、ミニバイクを走らせ、

 薮用に出かけたせいか、

 喉がうんと、痛い。

 

 うん?

 ミニバイク?

 最近改装が済んだバイク置き場に、

 あえて書かれていた【原動付き自転車用】

 この八文字が、何気に憎い。

 

 今日は何をしたかな?

 是といって、何もしてないなと、ほくそ笑む乱鳥。

 こんな日があってもいいものか?

 うん、

 こんな日があってもよい。

 

 うん!

 こんな日もあっても良い!

 

    うんとこ、

    どっこいしょ。

 

 

『年中行事絵巻』日本絵巻大成 8-26 【巻三 庶民の鶏合(闘鶏)】三紙〜十紙 中央公論社 小松茂実編

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『年中行事絵巻』日本絵巻大成 8-26 【巻三 庶民の鶏合(闘鶏)】三紙〜十紙 中央公論社 小松茂実編

 

 

日本絵巻大成 8 巻三 三紙〜十紙

 

 庶民の鶏合(闘鶏)

 明神の庭で鶏合(闘鶏)

 朱色の鳥居をくぐり、男女の貴賤が見学に行く。

 

 巫女の家

 小柴垣と瑞垣(みずがき)

 注連縄

 巫女が鼓を打ちながら、座っている。

 

 明神の祠

 神前に、神酒と供え物 →神饌

 鶏合(闘鶏)の周りでの、庶民の表情や仕草が、面白い。

 

 

瑞垣(みずがき)

《古くは「みずかき」》神社などの周囲に設けた垣根。

 また、神霊の宿ると考えられた山・森・木などの周囲に巡らした垣。玉垣。神垣。斎垣 (いがき) 。

映画『Mio Dio, come sono caduta in basso! ラウラ・アントネッリの青い欲望』ルイジ・コメンチーニ監督 1974 イタリア

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映画『Mio Dio, come sono caduta in basso! ラウラ・アントネッリの青い欲望』ルイジ・コメンチーニ監督 1974 イタリア

 

 絵画を見ているような質の良いラブロマンス(わっはっは)喜劇。

 画面が美しく襟元を正して見たいと思うのは、一瞬。

 初めから最後まで、あらゆるテクニックを使った喜劇であり、私は始終、笑い転げていた。

 この映画は、心底笑える文学作品に近い、欧州的な香り(笑い)が漂う洒落た映画。

 最後の女の言葉、

「ダメ!そこは、触っちゃ、だめ!」

の台詞と仕草と表情で、イタリア映画よろしく。はい!決まりとばかりの結末だ。

 

 この映画は、筋書きも面白さでも優れた、腹の底から笑える面白さの作品である。

 こういった映画も好きだな。

 

 今回も簡単な記録のみにて失礼いたします^^

 

 

 

以下、wowowより

監督 ルイジ・コメンチーニ 製作 ピオ・アンジェレッティ 製作 アドリアーノ・デ・ミケーリ 脚本 ルイジ・コメンチーニ 撮影 トニーノ・デリ・コリ 音楽 フィオレンツォ・カルピ 原題/Mio Dio, come sono caduta in basso! 制作年/1974 制作国/イタリア 内容時間(字幕版)/110分 役名 役者名 エウジェニア ラウラ・アントネッリ レイモンド アルベルト・リオネロ ペナッキーニ ミケーレ・プラチド アンリ・サルセ ジャン・ロシュフォール フロリィディア ローズマリー・デクスター ルジェロ ウーゴ・パリアイ

脂肪肝 あれこれ  

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奈良町

 

 

脂肪肝

 

 

脂肪肝の原因

 原因と症状  食べ過ぎ、飲み過ぎ、運動不足、肥満、無理なダイエット、ストレスなど

 

脂肪肝とは

 脂肪肝とは、中性脂肪が肝臓に蓄積する病気。

 食事で摂った脂質は、小腸で吸収され肝臓で脂肪酸に分解され、糖質はブドウ糖に分解されて、小腸から吸収された後、肝臓で中性脂肪に変化する。

 

 摂取エネルギーと消費エネルギーのバランスが取れていれば問題はない。

 脂質や糖質を摂り過ぎていてさらに運動不足の場合には、使いきれなかった脂肪酸やブドウ糖が中性脂肪として肝臓に蓄えられる。

 お酒の飲み過ぎでも肝臓に中性脂肪がたまる。

 これは、アルコールが分解される時、中性脂肪が合成されやすくなるから。

 お酒は嗜む程度なので、当てはまらない。

 ところが、お酒を飲まない人の脂肪肝の方が危険らしい。

 実は日本人の脂肪肝の原因で多いのは、飲み過ぎではなく、食べ過ぎによるものが多い。

 これを非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)と言う。

 どうやら食べることと料理を作ることが好きな私は、こちらに当てはまるらしい。

 

 非アルコール性脂肪性肝疾患NAFLDには、症状が軽く改善しやすい単純性脂肪肝(NAFL)と重症タイプの非アルコール性脂肪肝炎(NASH)の2種類がある。

 非アルコール性脂肪肝炎(NASH)を放置すると肝硬変、肝細胞がんへと進行する(場合がある。)

 また、NAFLもNASHに進行することがあります。

 肥満になると、肝臓での脂肪酸の燃焼が悪くなるので、やはり肝臓に中性脂肪がたまりやすくなる。

 脂肪肝の人が全員、重症化するわけで無いが、早期に発見して、原因となる生活習慣や肥満を改善し、経過観察をすることが重要。

 

 極端な食事制限など無理なダイエットをした人も「低栄養性脂肪肝」と呼ばれる脂肪肝になることがあります。

   

 

疲れやすい、肩がこる、頭がボーッとするなどの症状も

 従来、脂肪肝は肝臓に中性脂肪が蓄積するだけで心配のない病気と考えられていた。

 今では、非アルコール性脂肪肝炎(NASH)への進行のほか、狭心症や心筋梗塞など心疾患の合併率が高く、生活習慣病の温床となることがある。


 脂肪肝には痛みなどの自覚症状がありません。

 ただ、脂肪肝になるといわゆる「ドロドロ血」になり血流が悪くなるため、全身の細胞に酸素と栄養分が補給されなくなり、

   疲れやすい、

   肩がこる、

   頭がボーッ

とするといった症状が出ることもあります。

 

 健康診断の結果を見直してみる。

 肝機能を表すALT(GTP)の基準値は30(IU/L)以下ですが、20(IU/L)以上であれば脂肪肝予備軍。

 

治療法とセルフケア

 生活習慣が原因の脂肪肝は、生活習慣を改善すれば治る。

   食事療法、

   運動、

   禁酒

 上の三つを心がけ、肝臓にたまった中性脂肪が減り、肝機能の回復を目指す。

 

 内臓脂肪や皮下脂肪と違って、肝臓についた脂肪はとれやすい。

 一方で脂肪は肝臓からつくという特徴がある。

 一時的に脂肪が減っても、生活習慣が元に戻れば再発する。

 と言うことは、食事管理を心がけ、運動すればいいわけか^^

 口では簡単に言えるが、これがなかなか難しい><

 

 再発した脂肪肝は非アルコール性脂肪肝炎(NASH)に進みやすい傾向がある。

 悪い生活習慣を断ち切る。

 なので今一度、心に焼き付けよう!

 

   食事療法、

   運動、

   禁酒

 

食事制限&管理

 次のものを摂り過ぎない

   果物

   ごはん、

   パン、

   麺類など

   上のような糖質を摂り過ぎない

 

 脂肪肝の治療のための食生活改善というと、まず脂っこいものを減らすと考えがち。

 脂っこいもの以上に気を付けたいのは

   糖質

 

 

 日常的に糖質を摂り過ぎていると、脂肪肝になりやすい。

  特に果物の果糖は吸収がよく、肝臓で中性脂肪になりやすい。

 

 果物をどうしても食べたい時には  

   果物は、旬の味わいとして楽しむ程度

   毎日食べたい人は1日に1/2個

   朝食時

    緑茶を飲んで脂肪肝を予防

 緑茶に含まれるカテキンが体内、特に肝臓で発生する活性酸素を消去してくれることがわかってきた。

 メタボリック症候群にもいいという研究もあるので、脂肪肝予防にも効果的です。

    野菜→たんぱく質→炭水化物の順番に食べる

 食事によって血糖値が急上昇すると、血糖値を下げるホルモンであるインスリンが大量に分泌される。

 インスリンは余った糖を中性脂肪として蓄えるため、脂肪肝を防ぐには、血糖値を急激に上げないことが大切。

 

    食べる順番

    野菜のおかず→肉・魚のおかず→ごはん(炭水化物)の順番

    よく噛んで食べる

 

    上を守ると、血糖値の上昇が穏やかになり、インスリンの分泌が抑えらると考えられている。

 

 

運動

「スクワット&片足立ち」で筋肉をつけ太りにくい体を作る。

「スクワット&片足立ち」、片足立ちは暇さえあれば、やってるんだけどなぁ><

 スクワットを隙間時間でやってみようと思う。

 

 脂肪は筋肉で燃えるため、脂肪肝の改善には筋肉をつけることが大切。

 軽い筋トレは、肝機能の改善につながり、インナーマッスルを鍛えれば基礎代謝が増えて、太りにくい体になる。

「スクワット&片足立ち」を、ぜひ習慣にしましょう。

 

 何せコロナ禍となり、買い物さえネットスーパーや生協が多く、外出も必要最小限だから、いくら家の中をお掃除したりドタバタ動き回ったとしても、私の場合は、運動不足なんでしょう。

 何より、野菜とお肉とチーズと果物が多すぎたのかもしれない。

 コロナのストレス解消のため、せめて食べ物くらいはとばかりに、料理を大量複数作りすぎたのでしょうと思いまする。

 あああ〜

    やだな^^v

『年中行事絵巻』日本絵巻大成 8-27 【巻三 貴族邸の鶏合(闘鶏)】十紙〜十七紙 中央公論社 小松茂実編

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絵図は二巻

 

『年中行事絵巻』日本絵巻大成 8-27 【巻三 貴族邸の鶏合(闘鶏)】十紙〜十七紙 中央公論社 小松茂実編

 

 

日本絵巻大成 8 巻三 十紙〜十七紙

 

 貴族邸の鶏合(闘鶏)

 貴族邸(寝殿造)の建物

 籠に鶏を入れて、白張(衣)の男に鶏を売ろうとする、鶏行商の男。

 

 中庭には籠を伏せた中に鶏がおり、鶏合(闘鶏)の合図を待っている。

 無法の闖入者を追ひ払う男がいる。

 打たれては大変と、門の外へ逃げる。

 

 

 

寝殿造  (大辞泉)

 平安中期に成立した貴族の住宅形式。

 中央に寝殿とよぶ主屋があり、その東・西・北にそれぞれ対屋(たいのや)を設け、渡殿(わたどの)で結ぶ。

 東西両対屋から南に中門廊を出し、中ほどに中門を、先端の池畔に釣殿を設ける。

 屋根は檜皮葺(ひわだぶ)き・入母屋(いりもや)造り。室内は板敷きで、置き畳を用いた。

 寝殿の前庭は白砂敷きで、その南に中島のある池がある。

 建物の配置は左右対称を理想としたが、平安後期にはしだいにくずれ、簡略化されていった。

『年中行事絵巻』日本絵巻大成 8-28 【巻三 貴族邸の鶏合 寝殿南面】十四紙〜二十紙 中央公論社 小松茂実編

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絵図は二巻

 

『年中行事絵巻』日本絵巻大成 8-28 【巻三 貴族邸の鶏合 寝殿南面】十四紙〜二十紙 中央公論社 小松茂実編

 

 

日本絵巻大成 8 巻三 十四紙〜二十紙

 

 貴族邸の鶏合(闘鶏)

 貴族邸(寝殿造)

 

     東中門

     東対

 

 東中門をくぐると、御溝水(みかわみず)

 

 貴族邸(寝殿造)の正面には、南廂(みなみひさし)

 

         寝殿南面

 

 鶏合(闘鶏)に興ずる主客

  主人

  招客

  女房たち

  (袿(うちぎ)姿の女房二人が熱い眼差しで鶏合(闘鶏)を見ている。)

 

 

 

御溝水(みかわみず)   (大辞泉)

 宮中の庭を流れる溝の水。

御溝水(みかわみず)   (ウィキペディア)

 御溝水(みかわみず)は、内裏の御殿、塀などに沿ってその周囲の庭を流れる溝の水である。

 特に清涼殿の東庭のものが有名であった。

 古くは石を立て、風流を尽くしたという。

 大宮川の水を、一条大宮の南、陽明門から北から大垣の内に流し、下流は二条の北、郁芳門の南から、また、大宮川にそそがせた。

 宮中清掃の塵芥も流されたが、上流を穢すことは禁じられた。

「知顕抄」には、「二条より上をば清浄にさはやけて塵をだにうかべず」とある。

 

南廂(みなみびさし)  (南廂、南庇)

 殿上の間(てんじょうのま)

 清涼殿の(南庇みなみびさし)にある、殿上人の詰め所。院の御所にもあった。殿上。

 

袿(うちぎ)

 1 昔の貴婦人の重ね上着。この上に唐衣(からぎぬ)・裳(も)をつけて正装とする。    2 男子が直衣(のうし)・狩衣(かりぎぬ)の下に着た服。

 

源氏物語 【『源氏物語』光源氏と、『伊勢物語』在原業平 4】鈴木日出夫  『源氏物語 一』新日本古典文学大系日本古典文学大系19より

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源氏物語 【『源氏物語』光源氏と、『伊勢物語』在原業平 4】鈴木日出夫 

  『源氏物語 一』新日本古典文学大系日本古典文学大系19より

 

 

 平安朝文化では、次の二名が恋の二大英雄であった。

   『源氏物語』光源氏

   『伊勢物語』在原業平

 

 

 在原業平(実在の人物)

  天長二年(825)

  業平は恵まれたと言う酷の生涯を送ってない。

  しかし、『伊勢物語』では、類希なき非凡の人生を送った男として、虚構化された。

 

 在原業平や光源氏は恋の主人公である。

 いずれも、行状の数々は、半世俗的。

 政略的結婚を一般的としがちな社会の秩序に対して、反逆していくかのようだ。

 高貴な血を受け継ぎながら、斜に構えて生きていくかのようだ。

 体制からはみ出しがちな二人は、物語の主人公として、理想的。

 

 在原業平も光源氏も、世俗的に収まりきれない形で、大勢の女たちと感動をもって関わりあう。

 

 光源氏

 色好み。

 光源氏が人生を生かされていくのも、物語が長編物語特有の動態的な構造を構え、統一ある持続的な世界を形成するため。(普遍的な意味での現代史を出現しているから)

 

 


恩頼堂文庫旧蔵本 『仁勢物語』 68 三十丁表と、『伊勢物語』岩波古典文学大系9 富田高至 編者 和泉書院影印業刊 65(第四期) 1998年

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恩頼堂文庫旧蔵本 『仁勢物語』 68 三十丁表と、『伊勢物語』岩波古典文学大系9

富田高至 編者

和泉書院影印業刊 65(第四期) 1998年

 

下 68 三十丁表

◯をかし、男、和泉の國へ行きけり、住吉の郡、住吉

の里、すみよしの濱を行に、いとひたるけれハ、休つゝ

行ある人、住吉の濱とよめといふ、

   から行て 気くたひれしにあもくふと

   腹のへりたも すみよしのはま

とよめりけれハ、みな人、尤といひけり、

 

『仁勢物語』和泉書院影印業刊       

   から行て 気くたひれしにあもくふと

   腹のへりたも すみよしのはま

 

『伊勢物語』岩波古典文学大系9より写す

   雁なきて 菊の花さく秋あれど

   春の海邉に すみよしの濱

 

      

 

いとひたるけれハ

 いとひだるければ、

 

から行て(からいきて) 気くたひれしにあもくふと

 →(岩波 赤  歩み行て 気くたひれしにあもくふと)

 

あも

 餅の女性語、児童語

恩頼堂文庫旧蔵本 『仁勢物語』 69 三十丁表 三十一丁裏 三十一丁表 三十一丁裏と、『伊勢物語』岩波古典文学大系9

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恩頼堂文庫旧蔵本 『仁勢物語』 69 三十丁表 三十一丁裏 三十一丁表 三十一丁裏と、『伊勢物語』岩波古典文学大系9

富田高至 編者

和泉書院影印業刊 65(第四期) 1998年

 

下 69 三十丁表 三十一丁裏 三十一丁表 三十一丁裏

 

三十丁表

◯をかし、男、ありけり、其男、伊勢の國へ博打を打

にいきけるに、かの伊勢のはくちうち、常の人よりハ

此人上手也けれは、親にもいふて、いと念頃(ママ)にあひし

らひけり、朝にハともに出て、夕さりハ帰り、共にねに

けり、かくて念頃(ママ)に地走(ママ)しけり、二日とも、夜、男忍て

 

三十一丁裏

うたんと云、伊勢の男もうたしとも思へしすたれと

人めしけられハ、えうたす宿せんと云人あれは、人を

しつめて子の時よりハ、の宿に行て戸の上方を見

出してふ付きのせるに、付きのおほろ成に、ちいさき骰(ママ サイ)

あまた持て、人立入、男、いとうれしくて、吾ゐる

取にゐて、入て、ひとつより丑みつまてうつに

また、かちまけもあらす、打明しけり、つ と起きて、油の

代にわか銭をやるへきにしあらねハ、心もとなくて

しハしあるに、あるしのかたより

   君やうちし 人や負けけんおもほらす

   かちかまけたる 下手か上手か

男、いといたして忍ひてよめる、

 

三十一丁表

   打明す 油の残るまとひきに

   へた上手とハ こよひささだめよ

とよみてやりて出ぬ、今夜ハ人をしつめて、いと、とく

打んとおもふに國の守、賽の上手の博打打ちあると

聞て、夜一夜おかしけれハ、もはや打事も え せて、明

れは、尾張の國へ逃んとすれハ、亭主かたより出す

盃のさらに、歌を書て出しける、

   かちにけに もらへとくれぬ残し俺は

とかきてすゑハなし、そのさらにたはこのはいして

末をかきて

   こののむ酒の 代ハやらなん

とて明れハ、尾張國へこへにけり、さい打ハ、水尾の

 

三十一丁裏

御時、惟高(ママ)のみこの馬取、

 

 

『仁勢物語』和泉書院影印業刊       

   君やうちし 人や負けけんおもほらす

   かちかまけたる 下手か上手か

 

   打明す 油の残るまとひきに

   へた上手とハ こよひささだめよ

 

   かちにけに もらへとくれぬ残し俺は

とかきてすゑハなし、そのさらにたはこのはいして

末をかきて

   こののむ酒の 代ハやらなん

  

『伊勢物語』岩波古典文学大系9より写す

   君やこし 我やゆきけむおもほえず

   夢か現(うつゝ)か ねてかさめてか

 

   かきくらす 心の闇にまどひにき

   夢うつゝとは こよひ定めよ

 

   かち人の 渡れど濡れぬえにしあれば

とかきて、末はなし、市の盃のさらに、続松(ついまつ)の炭して、

歌の末をかきつぐ、

   またあふ坂の 関はこへなん   

 

      

 

念頃

 ねんごろ

 懇ろ

 

地走

 馳走

 

骰(ママ)サイを

 賽(サイ)

 骰とは、さい/さいころなどの意味をもつ漢字。

 14画の画数をもち、骨部に分類される

 

また、かちまけもあらす

 まだ、勝ち負けもあらず

 

つ と起きて

 つ(さっと)と起きて

 

まとひきに

 窓引きに(油に入れる油を出入りさす引窓)

 

打ん

 打たん

 

 博打に使う

 立方体の各面にそれぞれ一から六までの点が打ってあり、すごろく・ばくち等に使うもの。

 投げころがして上面に出た点の数で事を決する。さいころ。

 

水尾

 清和天皇の御代

 

惟高(ママ)

 惟喬(これたか)

 惟喬親王(これたかしんのう、承和11年(844年) - 寛平9年2月20日(897年3月30日)は、平安時代前期の皇族。

 文徳天皇の第一皇子。

 官位は四品・弾正尹。

 小野宮を号す。

 

馬取(うまとり)

 馬の口を取る

 

 

『年中行事絵巻』日本絵巻大成 8-29 【巻三 舞楽『陵王』の支度】十八紙〜二十三紙 中央公論社 小松茂実編

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絵図は二巻

 

『年中行事絵巻』日本絵巻大成 8-29 【巻三 舞楽『陵王』の支度】十八紙〜二十三紙 中央公論社 小松茂実編

 

 

日本絵巻大成 8 巻三 十八紙〜二十三紙

 

 鶏の後ろには、介添えの衛府の武官

 

 舞楽『陵王』の支度が始まっている。

  左西   幄舎

  東(左方)唐楽

  西(右方)高麗(こま)楽

 

 

 

幄(まく)

 天幄(大きな幕)

『無縁・公界・楽』1 【縁切り寺、駆け込み寺】  網野 善彦  (日本中世の自由と平和 平凡社ライブラリー 1165) 

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『無縁・公界・楽』1 【縁切り寺、駆け込み寺】

 網野 善彦  (日本中世の自由と平和 平凡社ライブラリー 1165) 

 

 以前にも読んだことがあるのか、あるいは、内容が重複しているのか、おさらい的な感じがする。

 しかし、網野 善彦著の本は興味深いので、もう一度よみ始めている。

 

 江戸時代の縁切り寺や若狭の駆け込み寺や周防ぐの無縁所まで読んでみたが、中には監視や今でいう監視役を兼ねた駆け込み寺があったことに驚いた。

 

 関税免除の特権を認められた「無縁所」が全国でも何例か認められたらしい。

 また寺によっては、借銭・借米の追求禁止。

 無縁所を保護しつつ祈願することによって、戦国大名が無縁所の原理を閉じ込めようとした。

 

 次は京の無縁所。

 京とあっては、丁寧に楽しまねばなるまい^^

 

 たまたま家人の本棚に無造作に置かれていた『無縁・公界・楽』だが、こういった内容は好きなので、時間を過ごす口実がまた一つ見つかったと喜んでいる。

 

 

公界(くがい)

 ① 公の場所。おおやけのこと。表向き。晴れの場。公的な用事。

 「述懐は私事、弓矢の道は-の義/太平記 19」

 ② ひとなか。ひとまえ。世間。公衆。

 「さやうの事を仰せられたらば、-で恥をかかせられう/狂言・花争」

 ③ 交際。ひとづきあい。

 ④  「苦界くがい」に同じ。

 ⑤ 課役。

恩頼堂文庫旧蔵本 『仁勢物語』 70 三十一丁裏と、『伊勢物語』岩波古典文学大系9 富田高至 編者

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恩頼堂文庫旧蔵本 『仁勢物語』 70 三十一丁裏と、『伊勢物語』岩波古典文学大系9

富田高至 編者

和泉書院影印業刊 65(第四期) 1998年

 

下 70 三十一丁裏

 

三十一丁裏

◯をかし、男、伊勢より返てのほりけるに、大淀の

渡にて、伊勢のさい、うちのてつ地にいひかけける

   乞目かけ うつやいついつこそ斎なげて

   これにをしへに行てうたなぬ

   

 

『仁勢物語』和泉書院影印業刊       

   乞目かけ うつやいついつこそ斎なげて

   これにをしへに行てうたなぬ

  

『伊勢物語』岩波古典文学大系9より写す

   みるめかる 方やいづこぞさほさして

   我に教えよ あまのつり舟

 

      

 

伊勢より返て

 伊勢より帰りて

 

乞目(こいめ)

 双六 (すごろく) などで、出てほしいと願う賽 (さい) の目。  

「双六の盤をこしらへ、二六、五三 (ぐさん) と―をうつ内にも」〈浮・一代男・四〉

 

 

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