“ Sunrise”
Sunrise, and the new day's breaking through
The morning of another day without you
And as the hours roll by
No one's there to see me cry
Except the sunrise
The sunrise and you
Tired eyes drift across the shore
Looking for love and nothing more
But as the sea rolls by
No one's there to see me cry
Except the sunrise
The sunrise and you
Sunrise, bless my eyes
Catch my soul, make me whole again
Sunrise, new day heed my song
I'm tired of fighting and fooling around
But from now until who knows when?
My sword will be my friend
And I'll love you...love ya
For all of my time
Sunrise, bless my eyes
Catch my soul, make me whole again
(Repeat)
Sunrise
July Morning live 1973 Uriah Heep
“July Morning”
There I was on a july morning
Looking for love
With the strength
Of a new day dawning
And the beautiful sun
At the sound
Of the first bird singing
I was leaving for home
With the storm
And the night behind me
And a road of my own
With the day came the resolution
I’ll be looking for you
La la la la ?-
I was looking for love
In the strangest places
Wasn’t a stone
That I left unturned
Must have tried more
Than a thousand faces
But not one was aware
Of the fire that burned
In my heart, in my mind, in my soul
La la la la ?-
There I was on a july morning
I was looking for love
With the strength
Of a new day dawning
And the beautiful sun
And at the sound
Of the first bird singing
I was leaving for home
With the storm
And the night behind me
Yeah, and a road of my own
“Look At Yourself Live In Budokan 1973” Uriah Heep
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一丁ウ
悪しき所が恋のはじまり
桜もちるに嘆き、月ハかぎりありて、入作山(いりさやま)、爰に但馬(たじま)の
国(くに)、かねほる里の辺(ほとり)に、浮世の事を外になして、色道(しきどう)ふ
たつに、寝ても覚(さめ)ても、夢介(ゆめのすけ)と、かえ名よばれて、名古(なご)や
三左(さんざ)、加賀(かが)の八などと、七ツ紋(もん)のひしにくみして、身は
酒にひたし、一条(でう)通(とほり)、夜更(よふけ)て戻(もと)り橋(はし)、或時(あるとき)ハ若衆(わかしゆ)
出立(いでたち)、姿(すがた)を加えて、炭染(すみそめ)の長袖(ながそて)、又は、たて髪(かミ)かつら、化物(ばけもの)
が通(とほ)るとハ、誠(まこと)に是(これ)ぞかし、それも彦七(ひこしち)が顏(かほ)して、願(ねがハ)くハ
嚙(かミ)ころされてもと、通(かよ)へば、なを見捨(すて)難(がた)くて、其比(そのころ)名高(なたか)き
中にも、かづらき、かほる、三夕(さんせき)、思ひ/\に身請(みうけ)して、嵯峨(さが)に引込(ひつこみ)
或は、東山(ひかしやま)の片陰(かたかげ)、又は藤(ふじ)の森(もり)、ひそかにすみ Image may be NSFW. Clik here to view.
二丁オ
なして、契(ちぎ)りかさなりて、此うちの腹(はら)より、むまれて
世之介ト名によぶ、あらハに書(かき)しるす返をなし、しる人ハ
しるぞかし、ふたりの寵愛(てうあい)てうち/\、髪振(かぶり)の
あたまも定(さだま)り、四つの手の霜(しも)月ハ、髪(かミ)置(おき)、はかま着(ぎ)の
春も過て、疱瘡(ほうそう)の神(かミ)いのれば、跡(あと)なく六の年
へて、明(あく)れば七歳の、夏(なつ)の夜(よ)の、寝覚(ねさめ)の枕(まくら)をのき
、かねがねの響(ひゞき)、あくひの音(おと)のミ、おつぎの間(ま)に、宿真(とのゐ)
せしめ、さし心得(こゝろえ)て、手燭(てしよく)ともして、遥(はるか)なる廊下(らうか)を
轟(とゞろ)かし、ひかし、北の家陰(やかげ)に、南天の下葉(は)しげりて、
敷(しき)松葉(まつば)に、おしと、もれ行て、お手水(てうず)の、ぬれ縁(ゑん)
ひしぎ竹の、あらけなきに、かな釘(くき)の、かしらも Image may be NSFW. Clik here to view.
二丁ウ
御こゝろもとなく、ひかりなを、見せまいらすれば、「其火
けして、近くへ」と、仰(おほせ)られける、「御あしもと、大事
がりて、かく奉(たてまつ)るを、いかにして、闇(くら)がりなしてハ」と、御言(こと)
葉(ば)をかへし申せば、うちうなづかせ給ひ、「恋(こひ)は
闇(やミ)と、いふ事をしらずや」と、仰られける程(ほと)に、御まもり
わきさし持(もち)たる女、息ふき懸(かけ)て、御のぞみに、なし
たてまつれば、左(ひだり)のふり袖を引たまひて、「乳母(うば)は
いぬか」と、仰らるゝこそ、おかし、是をたとへて、あまつ
浮橋(うきはし)のもと、まだ本(ほん)の事(こと)も定まらして、はや
御こゝろさしハ、通(かよ)ひ侍ると、つゝまず、奥さまに申て
およろこびの、はしめ成べし、次第に、事つのり Image may be NSFW. Clik here to view.
三丁オ
日を追(お)つて、仮には、姿(すかた)え(ゑ)の、おかしきをあつめ、おほくハ
文車(ふくるま)も、みぐるしう、此(この)菊(きく)の間へハ、我よばたるもの、まい
るなゝどゝ、かたく関(セき)すえらるゝこそ、こゝろにくし、或(ある)「」
時は、おり居(そえ)を、遊ばし、「比翼(ひよく)の、鳥(とり)のかたちハ、是ぞ」
と、給ハりける、花つくりて、梢(こずへ)にとりつる、「連理(れんり)は
是、我にとらする」と、よろつに、つきて、此事をのみ
忘(わす)れず、ふどして、人を頼(たの)まず、帯(おび)も、手づから、前(まへ)に
むすびて、うしろに、まハし、身(ミ)にへうべきやう、袖に
焼(たき)かけ、いたづらなる、よせい、おとなも、はづかしく、女の
こゝろを、うごかさせ、同し友(とも)と、まじハる事も
烏賊(いか)のぼせし、空(そら)をも見ず、「雲(くも)に、懸(かけ)はしとは、 Image may be NSFW. Clik here to view.
四丁ウ
むかし天(てん)へも、流星人(よばいど)あリや、年に、一夜のほし
雨)(あめ)ふりて、あはぬ時(とき)の、こゝろハ」と、遠(とを)き所(ところ)までを、悲(かな)しミ
こゝろと、恋(こい)に、責(せめ)られ、五十四歳まで、たはふれし女
三千七百四十二人、少人のもてあそび、七百二十五人
手に日記(につき)にしる、井筒(ゐつゝ)によりて、うないこより、己(この)来(かた)
腎水(ぢんすい)を、かえほして、さても命ハ、ある物か Image may be NSFW. Clik here to view.
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はづかしながら文言葉(ふみことば)
文月七日の日、一とせの埃(ほこり)に、埋(うづもれ)し、かなあんどん
油(あぶら)さし、机(つくへ)、硯(すゞり)石(いし)を、洗(あら)ひ流(なが)し、すみわたりたる
瀬ゞの、芥(あくた)川となしぬ、北ハ金竜寺(こんりうじ)の、入相(いりあひ)のかね
八才の宮の御歌(うた)もおもひ出され、世之介も、はや
小学(せうかく)に、入べき年なればとて、折ふし、山崎(やまざき)の叔(おじ)の
もとに、遣(つかハ)し置(をき)けること幸(さいはい)、むかし宗観法師(そうかんほうし)の
一夜庵(やあん)の跡(あ)とて、住(すミ)そゝきたる人の、滝本流(たきもとりう)を
よくあそはし来る程(ほど)に、師弟(してい)のけいやくさセて、遣(つかハ)し
けるに、手本紙(てほんかミ)さゝげて、「はゞかりながら、文章(ぶんしやう)をこの
まん」と申せば、指南坊(しなんぼう)、おどろきて、「さハいへ、いかゞ
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書くべし」と、あれば、今更(いまさら)馴/\しく、御入候へ共、たへかねて
申まいらせ候、大形(おゝかた)目つきにても、御合点(かつてん)有べし
二三日跡に、姨(おば)さまの、昼寝(ひるね)をなされた時、此方の糸(いと)
まきを、あるともしらず、踏(ふミ)わりました、「すこしも
くるしう、御さらぬ」と、御腹の、立さうなる事を、腹(はら)
御立(たて)ひハぬハ、定而(さためて)、おれに、しのふで、いゝた事が
御座るか、御座るならば、聞(きゝ)まいらせ、候べしと、永/″\(なが)
と、申程(ほど)に、師匠(しセう)も、あきてはてゝ、是迄(これまで)ハ、わざと
書(かき)つゞけて、「もはや鳥(とり)の子も、ない」と、申されけれは
「然(しか)らは、なお/\書(かき)を」と、のぞみける、又重而(かさねて)たよりも
有べし、先是(これ)にて、やりやれと、大形(かた)の事(こと)ならねバ
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わらハれもせず、外にいろはを書て、是をならハせ
ける、夕陽(セきやう)端山(はやま)に、影くらく、むかひの人来(きた)りて
里にかへれば、秋(「禾に亀」(あき))の初風(はつかぜ)はげしく、しめ木(き)に、あらそひ
衣(ころも)うつ、槌(つち)の音(をと)。物(もの)かしましう、はしたの女(おんな)
まじりに、絹(きぬ)ばり、しいしを、放(はづ)して、恋(こひ)の染(そめ)ぎぬ
是ハ、御りやうにんさまの、不断着(ふだんき)、此(この)なでしこの
腰形(こしかた)、口なし色(いろ)の、ぬしや誰(たれ)と、たづねけるに
「それハ、世之介の、お寝巻(ねまき)」と、答(こた)ふ、一季(ひとき)おりの
女、そこ/\に、たくみ懸(かけ)、「さもあらば、京(きやう)の水(ミづ)てハ、あら
はいで」と、のゝしるを聞て、「あか馴(なれ)しを、手に懸(かけ)さすも
たびハ人の情(なさけ)」と、いふ事あり」と、申されければ
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はづかしながら文言葉(ふみことば)
文月七日の日、一とせの埃(ほこり)に、埋(うづもれ)し、かなあんどん
油(あぶら)さし、机(つくへ)、硯(すゞり)石(いし)を、洗(あら)ひ流(なが)し、すみわたりたる
瀬ゞの、芥(あくた)川となしぬ、北ハ金竜寺(こんりうじ)の、入相(いりあひ)のかね
八才の宮の御歌(うた)もおもひ出され、世之介も、はや
小学(せうかく)に、入べき年なればとて、折ふし、山崎(やまざき)の叔(おじ)の
もとに、遣(つかハ)し置(をき)けること幸(さいはい)、むかし宗観法師(そうかんほうし)の
一夜庵(やあん)の跡(あ)とて、住(すミ)そゝきたる人の、滝本流(たきもとりう)を
よくあそはし来る程(ほど)に、師弟(してい)のけいやくさセて、遣(つかハ)し
けるに、手本紙(てほんかミ)さゝげて、「はゞかりながら、文章(ぶんしやう)をこの
まん」と申せば、指南坊(しなんぼう)、おどろきて、「さハいへ、いかゞ Image may be NSFW. Clik here to view.
書くべし」と、あれば、今更(いまさら)馴/\しく、御入候へ共、たへかねて
申まいらせ候、大形(おゝかた)目つきにても、御合点(かつてん)有べし
二三日跡に、姨(おば)さまの、昼寝(ひるね)をなされた時、此方の糸(いと)
まきを、あるともしらず、踏(ふミ)わりました、「すこしも
くるしう、御さらぬ」と、御腹の、立さうなる事を、腹(はら)
御立(たて)ひハぬハ、定而(さためて)、おれに、しのふで、いゝた事が
御座るか、御座るならば、聞(きゝ)まいらせ、候べしと、永/″\(なが)
と、申程(ほど)に、師匠(しセう)も、あきてはてゝ、是迄(これまで)ハ、わざと
書(かき)つゞけて、「もはや鳥(とり)の子も、ない」と、申されけれは
「然(しか)らは、なお/\書(かき)を」と、のぞみける、又重而(かさねて)たよりも
有べし、先是(これ)にて、やりやれと、大形(かた)の事(こと)ならねバ Image may be NSFW. Clik here to view.
わらハれもせず、外にいろはを書て、是をならハせ
ける、夕陽(セきやう)端山(はやま)に、影くらく、むかひの人来(きた)りて
里にかへれば、秋(「禾に亀」(あき))の初風(はつかぜ)はげしく、しめ木(き)に、あらそひ
衣(ころも)うつ、槌(つち)の音(をと)。物(もの)かしましう、はしたの女(おんな)
まじりに、絹(きぬ)ばり、しいしを、放(はづ)して、恋(こひ)の染(そめ)ぎぬ
是ハ、御りやうにんさまの、不断着(ふだんき)、此(この)なでしこの
腰形(こしかた)、口なし色(いろ)の、ぬしや誰(たれ)と、たづねけるに
「それハ、世之介の、お寝巻(ねまき)」と、答(こた)ふ、一季(ひとき)おりの
女、そこ/\に、たくみ懸(かけ)、「さもあらば、京(きやう)の水(ミづ)てハ、あら
はいで」と、のゝしるを聞て、「あか馴(なれ)しを、手に懸(かけ)さすも
たびハ人の情(なさけ)」と、いふ事あり」と、申されければ Image may be NSFW. Clik here to view.
下女(げじょ)、面目(めんぼく)なく、かへすべき、言葉(ことは)もなく、只(たゞ)御ゆるりと
申捨(すて)て、逃(にげ)入(いる)袖(そで)を、ひかえて、「此(この)文(ふミ)ひそかに
おさか殿(との)かたへ」と、頼(たの)まれけるほとに、何心(なにこゝろ)もなう、たて
まつれば、娘(むすめ)更(さら)に、覚(おぼえ)もなく、赤面(せきめん)して、いかなる
御方より、とりてちかはしけると、言葉(ことは)、あらけなきを
、しつめて後(のち)、母親(はゝおや)、かの玉章(たまづさ)を見れば、隠(かく)れもなく
かの、御出家(しゆつけ)の、筆(ふで)とハしれて、「しどもなく、さハあり
なから」と、罪(つミ)なき事に、疑(うたか)ハれて、その事
こまかに、云(いゝ)わけも、なをおかしく、よしなき事に
人の口とて、あらざらむ、沙汰(さた)し侍る、世之介姨(おば)に
むかつて、こゝろの程(ほど)を申せば、何ともなく、今待てハ Image may be NSFW. Clik here to view.
おもひしに、あすハ妹(いもと)へ、申遣し、京ても大笑ひ
せさせんと、おもふ外へハ、あらハせす、我(わ)か娘(むすめ)なから貌(かたち)も
世(よ)の人並(ひとなミ)とて、去(さる)方(かた)に申合(あハせ)て、つかハし侍る、年たに
大形(かた)ならば、世之介とらすべき、ものをと、心と
こゝろに、何事もすまして、其後(そのゝち)ハ、気付(きつけ)てみるほと
黠(こざか)しき、事にそありける、惣(そう)じて、物毎(ものこと)に、外なる
事ハ、頼(たの)まれても、かく事な彼と、めいわく
せられたる、法師(ほうし)の申されける Image may be NSFW. Clik here to view.
JAY Warm up / ZKTV / Zumba Korea TV / 파주줌바, 일산줌바 홈트
韓国の方のズンバです^^
とっても簡単なのに、肩こりと背中痛に効果的^^
皆さんも、
踊ってみてみてみ!^^v
おまけ編
Zumbaで身体慣らしをした後にDeep Purpleの曲に乗せて踊ると、気分は最高〜〜!
Highway Starでバンバン踊り、Child In Time でスイングしながら身体をゆすり、Smoke On The Waterでガンガングワングワン踊り狂う。
歌い踊ると、気分はもう、Highway Starですぜ^^
そうさ、あたしにゃ、ウイルスだって追っつきっこないんだ!
私の、最近のストレス解消法の一つでございまする。
Deep Purple - Made in Japan - Highway Star (video)
Deep Purple - Child In Time - 1970
Deep Purple - "Smoke On The Water" LIVE HD - Arena di Verona
『絵入 好色一代男』八全之内 巻一 二はづかしながら文言葉(ふみことば) 【1-2- 全 1〜5、絵】 井原西鶴 Image may be NSFW. Clik here to view.
はづかしながら文言葉(ふみことば)
文月七日の日、一とせの埃(ほこり)に、埋(うづもれ)し、かなあんどん
油(あぶら)さし、机(つくへ)、硯(すゞり)石(いし)を、洗(あら)ひ流(なが)し、すみわたりたる
瀬ゞの、芥(あくた)川となしぬ、北ハ金竜寺(こんりうじ)の、入相(いりあひ)のかね
八才の宮の御歌(うた)もおもひ出され、世之介も、はや
小学(せうかく)に、入べき年なればとて、折ふし、山崎(やまざき)の叔(おじ)の
もとに、遣(つかハ)し置(をき)けること幸(さいはい)、むかし宗観法師(そうかんほうし)の
一夜庵(やあん)の跡(あ)とて、住(すミ)そゝきたる人の、滝本流(たきもとりう)を
よくあそはし来る程(ほど)に、師弟(してい)のけいやくさセて、遣(つかハ)し
けるに、手本紙(てほんかミ)さゝげて、「はゞかりながら、文章(ぶんしやう)をこの
まん」と申せば、指南坊(しなんぼう)、おどろきて、「さハいへ、いかゞ Image may be NSFW. Clik here to view.
書くべし」と、あれば、今更(いまさら)馴/\しく、御入候へ共、たへかねて
申まいらせ候、大形(おゝかた)目つきにても、御合点(かつてん)有べし
二三日跡に、姨(おば)さまの、昼寝(ひるね)をなされた時、此方の糸(いと)
まきを、あるともしらず、踏(ふミ)わりました、「すこしも
くるしう、御さらぬ」と、御腹の、立さうなる事を、腹(はら)
御立(たて)ひハぬハ、定而(さためて)、おれに、しのふで、いゝた事が
御座るか、御座るならば、聞(きゝ)まいらせ、候べしと、永/″\(なが)
と、申程(ほど)に、師匠(しセう)も、あきてはてゝ、是迄(これまで)ハ、わざと
書(かき)つゞけて、「もはや鳥(とり)の子も、ない」と、申されけれは
「然(しか)らは、なお/\書(かき)を」と、のぞみける、又重而(かさねて)たよりも
有べし、先是(これ)にて、やりやれと、大形(かた)の事(こと)ならねバ Image may be NSFW. Clik here to view.
わらハれもせず、外にいろはを書て、是をならハせ
ける、夕陽(セきやう)端山(はやま)に、影くらく、むかひの人来(きた)りて
里にかへれば、秋(「禾に亀」(あき))の初風(はつかぜ)はげしく、しめ木(き)に、あらそひ
衣(ころも)うつ、槌(つち)の音(をと)。物(もの)かしましう、はしたの女(おんな)
まじりに、絹(きぬ)ばり、しいしを、放(はづ)して、恋(こひ)の染(そめ)ぎぬ
是ハ、御りやうにんさまの、不断着(ふだんき)、此(この)なでしこの
腰形(こしかた)、口なし色(いろ)の、ぬしや誰(たれ)と、たづねけるに
「それハ、世之介の、お寝巻(ねまき)」と、答(こた)ふ、一季(ひとき)おりの
女、そこ/\に、たくみ懸(かけ)、「さもあらば、京(きやう)の水(ミづ)てハ、あら
はいで」と、のゝしるを聞て、「あか馴(なれ)しを、手に懸(かけ)さすも
たびハ人の情(なさけ)」と、いふ事あり」と、申されければ Image may be NSFW. Clik here to view.
下女(げじょ)、面目(めんぼく)なく、かへすべき、言葉(ことは)もなく、只(たゞ)御ゆるりと
申捨(すて)て、逃(にげ)入(いる)袖(そで)を、ひかえて、「此(この)文(ふミ)ひそかに
おさか殿(との)かたへ」と、頼(たの)まれけるほとに、何心(なにこゝろ)もなう、たて
まつれば、娘(むすめ)更(さら)に、覚(おぼえ)もなく、赤面(せきめん)して、いかなる
御方より、とりてちかはしけると、言葉(ことは)、あらけなきを
、しつめて後(のち)、母親(はゝおや)、かの玉章(たまづさ)を見れば、隠(かく)れもなく
かの、御出家(しゆつけ)の、筆(ふで)とハしれて、「しどもなく、さハあり
なから」と、罪(つミ)なき事に、疑(うたか)ハれて、その事
こまかに、云(いゝ)わけも、なをおかしく、よしなき事に
人の口とて、あらざらむ、沙汰(さた)し侍る、世之介姨(おば)に
むかつて、こゝろの程(ほど)を申せば、何ともなく、今待てハ Image may be NSFW. Clik here to view.
おもひしに、あすハ妹(いもと)へ、申遣し、京ても大笑ひ
せさせんと、おもふ外へハ、あらハせす、我(わ)か娘(むすめ)なから貌(かたち)も
世(よ)の人並(ひとなミ)とて、去(さる)方(かた)に申合(あハせ)て、つかハし侍る、年たに
大形(かた)ならば、世之介とらすべき、ものをと、心と
こゝろに、何事もすまして、其後(そのゝち)ハ、気付(きつけ)てみるほと
黠(こざか)しき、事にそありける、惣(そう)じて、物毎(ものこと)に、外なる
事ハ、頼(たの)まれても、かく事な彼と、めいわく
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