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Channel: 乱鳥の書きなぐり
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『世界遺産 ヴェネツィア展 魅惑の芸術 千年の都』京都文化博物館(パンフレットより6枚)

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 『世界遺産 ヴェネツィア展 魅惑の芸術 千年の都』


    

 

    




  京都文化博物館 公式HPより ▼

 ラグーナ(潟)に築かれた水上の都、ヴェネツィア。
 イタリア北東部に位置し、地中海交易の拠点として栄耀栄華を誇ったことから「アドリア海の女王」とも称されました。
 13世紀には強大な海軍力と交易による富を背景に黄金期を迎え、16世紀ルネサンス期には多彩な文化、芸術が花開き世界中の富裕層から愛されました。
 その栄光の軌跡は、サン・マルコ広場やドゥカーレ宮殿など街の至る所に受け継がれ、今も世界中の人々を魅了し続けています。

 本展では、豊かな色彩と雅やかな詩情を重視するヴェネツィア派の絵画をはじめ、華麗な貴族の暮らしや、ゴンドラ、ガレー船にイメージされるヴェネツィア共和国の海上交易の様子を伝える品々約140件を一堂に展示されています。

 主な作品
第1章 黄金期
都市構造から、国家機関、そして海運王国として、経済的にも宗教・文化的にも発展していったヴェネツィアの黄金期。
●総督ジョヴァンニ・モチェニーゴの肖像(ジェンティーレ・ベッリーニ)1478-79年
●ヴェネツィア鳥瞰図(ヨーゼフ・ハインツ・イル・ジョーヴァネ)1648-50年

第2章 華麗なる貴族
黄金期を迎えたヴェネツィア人の生活、華麗なる日々。
●貴族の家族(ピエトロ・ロンギ)1750-52年
●カナの婚礼(伝ミケーレ・ダマスキノス)1560-70年
●クリスタル・ガラスの水差し(ムラーノ製)15世紀末-16世紀初頭

第3章 美の殿堂
16世紀はヴェネツィアがイタリア美術の黄金時代において成功をおさめた時代です。ベッリーニ、ティツィアーノ、ティントレットなどヴェネツィア派絵画の絵画芸術。
●聖母子(ジョバンニ・ベッリーニ)1470年頃
●天国(下絵)(ヤーコポ・ティントレットと彼の工房)1582年頃



    


 

 富小路でお食事をいただきイタリアっぽい気分を高めたあと、『世界遺産 ヴェネツィア展 魅惑の芸術 千年の都』を見る。

 いただいたパンフレットの表紙にいきなりヴェネツィア絵画らしさのある油絵☆

 
 この絵も見たかったもの…。
 実物は,素晴らしい〜〜〜。



 海の都 ヴェネツィア
 この構図のヴェネツィアを描いた絵は,時代を変えて二枚展示されていた。



 ヴェネツィアといえば「聖マルコのライオン」

 マルコ (福音記者)
 福音記者マルコ(イタリア語: San Marco Evangelista、英: Mark the Evangelist)は新約聖書の『マルコによる福音書』の著者とされる人物。ギリシア語ではマルコス。マルクとも表記する。
 マルコスというのはギリシャ名としては一般的なものであり、また同書の中には筆者の名は直接には記されていないが、伝承は『使徒行伝』からパウロの書簡にたびたびあらわれるマルコなる人物を同一人物と考え、福音記者とみなしてきた。聖人の概念を持つ全ての教派で、聖人として崇敬されている。
 カトリック教会・正教会での記念日(記憶日・聖名祝日)は4月25日(ユリウス暦を使用する正教会では5月8日に相当)。

 崇敬
 マルコは正教会では七十門徒のひとりとされ、「使徒・福音者」と称せられる。
 また初代アレクサンドリア総主教に数えられる。
 マルコおよび『マルコの福音書』はしばしばライオンのシンボルであらわされる。
   これは『エゼキエル書』に登場する四つの生き物に由来し、それぞれ四人の福音記者と福音書にあてはめられている。
 828年、ヴェネツィア商人はアレクサンドリアにあったマルコの聖遺物(ないしそうみなされていたもの)を、ヴェネツィア共和国(現イタリアのヴェネツィア)に運んだ。そして聖マルコはヴェネツィアの守護聖人となった。
 ヴェネツィアの国旗は聖マルコを指す聖書を持った有翼の金のライオンであり、ヴェネツィアの大聖堂はサン・マルコ大聖堂と名づけられている。
 その前のサン・マルコ広場をはじめとして、ヴェネツィア共和国の勢力の及んだ各地には今も有翼のライオン像が残っている。

 会場内でも「聖マルコのライオン」の模様が描かれた作品が多い。


 
 ヴェネツィアガラス
 写真は大きなシャンデリア 吹きガラスでつくられたという。  19-20世紀

 ヴェネツィアガラス展示物の中には皿や壷があった。
 細かな幾何学的スリの文様が自然に吹きガラスとひねりで創作されている。
 色づけされてない透き通るガラスとスリガラスの美しい模様に心奪われ,長時間見続けていた。
 そのガラスの皿や壷は上下左右に身を動かして眺めると,まわりの光が写り込み、たいへん上品で鮮やかな美しい作品となる。
 鮮やかといってもはっきりとした色合いでは泣く,空間空気の色が感じられる。

 わたくしはガラスが好きでイランでもアーブギーネ博物館に何度と泣く足を運んだが、ヴェネツィアガラスはまた雰囲気の違う作品があった。
 銀化したような作品は今回の展示物の中にはなかった。
 色が多く使われたヴェネツィアガラスの良さはわたしにはわかりにくい部分もあるが、フィリーハンド的幾何学ガラスは美しいものだと感じた。

 
 
 
  
 ヴェネツィア絵画あれこれに感動した。
 やはり素晴らしい。
 もう一度見たいなと思う作品が多々あった。
 イタリアやその周辺にもう一度のんびりと時間をかけて歩きたい。
 そう話していると、学生時代に一人旅で色々な所へ旅していた息子が、「僕、そのあたりも行ったよ」としゃぁしゃぁと言ってのける。
 わたしの学生時代よりもずいぶん世界がみじかになったものだなぁ〜〜〜。


    



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