エピクテトス
エピクテトス(Επίκτητος、55年 - 135年)
古代ギリシアのストア派の哲学者。
ストア派
ストア派とはヘレニズム哲学の一学派で、紀元前3世紀初めにキティオンのゼノンによって始められた。
破壊的な衝動は判断の誤りから生まれるが、知者すなわち「道徳的・知的に完全」な人はこの種の衝動に苛まされることはない、と説いた。
後期ストア派は、「徳は幸福により十全となる」という信念から、知者は不幸に動じないと主張した。
ヘレニズム哲学とは、西洋哲学の一時代で、ヘレニズムの時代にアリストテレスに続いて発展し、ネオプラトニズムの始まる時期に終わりを迎えた。
ヘレニズム
ヘレニズム(Hellenism)とは、用法は様々。
1:アレクサンドロスの東方遠征によって生じた古代オリエントとギリシアの文化が融合した「ギリシア風」の文化を指す。
2:時代区分としてアレクサンドロス3世(大王)(在位前336年 - 前323年)の治世からプトレマイオス朝エジプトが滅亡するまでの約300年間を指すことも。
3:ヨーロッパ文明の源流となる2つの要素として、ヘブライズムと対置してヘレニズムが示される場合もある。(この場合のヘレニズムは古典古代の文化(ギリシア・ローマの文化)におけるギリシア的要素を指す。)
ネオプラトニズム
ネオプラトニズム (Neoplatonism) は、プラトンのイデア論を継承し、万物は一者から流出したもの(流出説)と捉える思想。
「新プラトン主義」と訳されることも多い。
エピクテトスはフリギアのヒエラポリスで生まれたのか…。
母親は奴隷階級だったらしく、自身も奴隷としてローマ帝国の皇帝ネロのもとに売られる。
ローマでは彼の生活は不健康だったという。
主人であるエバプロディトスによる残酷な虐待の結果、生涯片足の自由がきかなかった。
苦難の中にあって平静を保つことや、人類の平等を説いたその教えは、皇帝 マルクス・アウレリウスの思想と一致しており、 ストア主義の歴史上重要な意味を持つとみなされている。
89年から95年の間に皇帝ドミティアヌスに追い出される。
亡命後ニコポリスで哲学の学校を開く。皇帝ハドリアヌスも訪問した。
ここでアレクサンドロス3世の伝記を書いたアッリアノスは勉強した。
エピクテトス自身は著作を残さなかったが、アッリアノスがエピクテトスの論文を書き写していた。
フリギア(フリュギア・プリュギア)
フリギア(Phrygia、ギリシャ語Φρυγία)は古代アナトリア(現在のトルコ)中西部の地域名・王国名。
紀元前7世紀末頃キンメリア人の支配に屈し、その後隣接するリディア、さらにペルシャ、アレクサンドロス3世(大王)とその後継者たち、そしてペルガモン王国に支配されたのち、ローマ帝国領内の地域名として名を残した。
ヒエラポリス
ヒエラポリスは、パムッカレはトルコ西部・デニズリ県にあるユネスコの世界遺産(複合遺産)の登録名。
パムッカレは石灰華段丘からなる丘陵地の名前であり、2世紀頃、ヒエラポリスというローマ帝国の都市が存在した。
現在は遺跡が残る。
皇帝ネロ
ネロ・クラウディウス・カエサル・アウグストゥス・ゲルマニクス(羅: Nero Claudius Caesar Augustus Germanicus、37年12月15日 - 68年6月9日)またはネロ・クラウディウス・カエサル・ドルスス・ゲルマニクス (Nero Claudius Caesar Drusus Germanicus) はローマ帝国の第5代皇帝。
ここで少々疲れたので、Wikipedia Net Surfingは休憩^^
エピクテトスの名言
正しき人は、心の状態を最も平静に保つ。不正なる人は、心の状態が極度の混乱に満ちあふれている。
あなたを罵倒したり、殴ったりする人間が、あなたを虐待するのではない。それを恥辱だと考えるあなたの考えが、あなたを虐待するのだとよく考えなさい。
与えられたものを受け取りなさい。与えられたものを活かしなさい。
この地上で最も程度が低いものは貪欲・快楽欲・大言壮語。最も高いものは寛容・柔和・慈悲心だ。
神は人間にひとつの舌と、ふたつの耳を与えた。しゃべることの2倍多く聞けということだ。
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