『奥州安達原』
2006年歌舞伎座の『奥州安達原』を見たよ。
2006年歌舞伎座の『奥州安達原』はテレビで何度か見ているよ。
そして、毎回、涙が溢れ出るよ。
吉之丞散が出ておられ、今回は特に感無量だったよ。
この役者さんの言い回しは、すごいよすごいよ!
福助さんの泣きながら歌う姿が目に焼くついて離れないよ。
子役の表現が涙を一層そそるよ。
雪が寒い。
寒さが右とに表現された舞台だよ。
この舞台は五列目以降、できれば七列目よりも後ろから見たいよ。
…て、テレビだし(涙)
本当の舞台が見たいよ。
歌舞伎らしい歌舞伎が見たいよ。
こんな舞台を見られた方は、一生忘れないだろうな。
こんな舞台を関西にお願いします…なんちゃって、友人が申しておりました^^
まぁ、家事をしながらテレビでお気楽に芝居を見ていては、語る資格は無いんですが…
見た芝居なら同じ演目同じ役者でも席を変えて月の内何度かは通うんだけどなぁ〜〜〜
本編尺:98分
製作年:2006年
出演:中村吉右衛門 中村福助 市川染五郎 中村吉之丞 中村歌昇(現・又五郎) 市川段四郎
一番悲しい雪景色のお芝居。
皇族環宮(たまきのみや)の傅(もり)役という重職を担う父のもとに生まれた袖萩(そではぎ)は、奥州の豪族安倍貞任(さだとう)と恋に落ち、家出をしていた。しかし夫と別れてからは、視力を失い瞽女(ごぜ)となって幼い娘を連れてさまよい暮らしていた。しかし父が仕える環宮が誘拐されたと聞き、父が責任をとって自害することを察した袖萩は、雪のなか父のもとを訪ねてくる。けれども父は不義の娘を許そうとはせず、しかも袖萩の夫が天皇に反抗する朝敵であることがわかり、さらに袖萩の立場は悪くなる。帰ることもできず、実家の庭先からなかへ入ることも許されない袖萩は、幼い娘と凍えるばかり。悲しんで気を失った袖萩に、幼い娘は自分の着物を脱いで着せかけるのだったが…。(2006年/平成18年1月・歌舞伎座)
(データーは衛生劇場)