『特別展 宮川長春』
わたくしの好きな大和文華館で、わたくしの好きな宮川長春を楽しませていただきました。
宮川長春らしさを感じられる絵や、個性的で特徴の有る貴重な資料とも思われる絵もございました。
宮川長春の見返りの立美人は以前も大和文華館で公開されたことがございます。
今回は好きな絵の再会でございました。感無量でございます。
わたくしのブログをおさがしくださいませ。どこかに彼女がいらっしゃいます。
大和文華館では11/22(金)〜12/26(木)の間、特別企画展 『文学と美術の出会い−平安時代から江戸時代の物語絵−』が展開されます。
このブログでも以前に記録致しましたが、この企画展はわたくし個人としてはとても期待しているものです。
一度で観られるのかどうかと行った具合に、とても心が浮きたっており、楽しみにしています。
大和文華館って、アーブギーネと並んで、好きな博物館、美術館の一つです。
おつきあいくださいまして、ありがとうございました。
感謝致します。
データーは全て、大和文華館公式HPから引用させていただきました。
上の一覧表で、ちょうど半分。
展示物はこの二倍あります。
重要美術品 立美人図 大和文華館蔵
万歳図 東京国立博物館蔵
身支度の図 太田記念美術館蔵 <後期展示>
柳下腰掛美人図 MOA美術館蔵
遊女聞香図 東京国立博物館蔵 <前期展示>
蚊帳美人図 個人蔵
太神楽図 個人蔵 <後期展示>
朝鮮使節騎馬図 佐賀県立名護屋城博物館蔵
江口西行図 個人蔵
重要美術品 社頭春遊図 遠山記念館蔵
江戸風俗図巻 学校法人城西大学水田美術館蔵
四季江戸風俗図巻 出光美術館蔵 <前期展示>
風俗図巻 徳島市立徳島城博物館蔵
風俗図巻 個人蔵
室内遊楽図巻 泉屋博古館蔵
風俗図屏風 個人蔵
物語図屏風 個人蔵 など
2013年10月12日(土)〜11月17日(日)
宮川長春は、宮川派・勝川派の祖であり、18世紀前半に肉筆画を専門に活躍しました。独自の色香を湛えた優麗な美人画、江戸風俗図を量産し、新しい物語図の主題にも取り組んでいます。この展観では国内にある長春作品のほとんどが一堂に会します。豊穣な長春作品の美の世界をお楽しみください。
宮川長春(1682〜1752)は、宮川派・勝川派の祖であり、十八世紀前半に肉筆浮世絵を専らとし、江戸の美人画をリードした浮世絵師です。
1694年に没した菱川師宣の様式を継承しながら、独自の馥郁たる色香を湛えた優麗な美人画を量産した長春は、得意の図様の美人画や名所風俗図を多く手掛けるかたわら、新しい物語図などにも意欲を示しました。現在、世界中に相当の作品数が伝存していますが、今まで、長春だけに焦点を当てた展覧会は一度も開催されたことはありません。
大和文華館は、長春の立美人図の優品を所蔵しており、かねてから長春芸術の全貌を知ることを念願していましたが、遺存する作品のレベルにかなりの幅があり、基準作を選定するのが困難であること、年記のある作品が皆無に近いことなど、克服すべき課題が多く横たわっていました。開催に際し、そういった点が全て解消されたわけではありませんが、この展覧会では日本にある長春作品の大半を集めることができました。この機会に、長春の絵画世界をご堪能いただければ幸いです。