松伯美術館 企画展「松篁を育んだ学び舎 画塾・青甲社」
〜青甲社主宰 西山翠嶂とその門下生〜
大和文華館のあと、時間の都合上タクシーに乗り、松伯美術館へ参りました。
夫は初めての松伯美術館でございました。
作品もさることながら、松伯美術館は大和文華館のように小さな丘を利用した立体的な庭で、四季の植物が植えられ、鳥がさえずり、のんびりと歩くことができます。
以前UPさせていただきました柿の落ち葉を見つけたのも、ここの庭でした。
下の説明にもありますが、庭には伯泉亭という重厚な構えの茶室がございます。ここは一般は外観のみ観ることができます。れんが造りの煙突など、造りはたいへん面白うございます。
登美ヶ丘。
上村松園・松篁・淳之三代の作品、草稿、写生等の収集と保管、展示。
特別展、公募展等も開催。
大正10年、京都市立絵画専門学校に入学すると同時に西山翠嶂の画塾青甲社に入塾した松篁。当時40人程の塾生を抱えていた青甲社では、毎月研究会があって塾生たちが切磋琢磨しながら学んでいた他、社寺への古美術見学なども実施され、松篁にとって重要な学び舎となっていました。本展では、青甲社時代の松篁作品をはじめ、師の西山翠嶂、同門の沢宏靱や堂本印象なども合わせて展覧、青甲社の活動を紹介します。 松伯美術館公式HPより引用
松伯美術館の名称の由来「松」は、松園・松篁両画伯の名前と、美術館所在地である故佐伯勇近鉄名誉会長旧邸の庭に植えられている百数十本の松に、「伯」は、画伯の伯と佐伯氏の伯あるいは邸内の茶室の号、伯泉亭に由来するものです。また「松伯(しょうはく)」の音は、常磐木である「松柏」にも通じるようにとの意味が込められています。