2012年 本
116: 角川文庫『新訂 古事記』「上つ巻」付 現代語訳
中村 啓信 (解説), 武田 祐吉 (翻訳)
付 現代語訳
昭和五十四年
角川文庫『新訂 古事記』「上つ巻」を七月初旬から一ヶ月ほどかけて読む。
尤も七月で考えると十数作品ほどは読んでいるので,これにかかり切っていた訳ではない。
覚えている話しがほとんどだが,固有名詞は舌を噛みそうだ。
角川文庫『新訂 古事記』はずいぶん昔に購入し、多くの付箋付け,線引き書き込みして読んでいるので、愛着がある。
今年は古事記編纂1300年とあって、毎年受講している古典や歴史でも古事記が取り上げられ手いる。
せっかくだからと書棚やら押し入れやら探し、真っ黄色の焼けたびらびらの『新訂 古事記』を見つけ出したという次第。
とりあえず読んだ「上つ巻」
家にある他の厚い本三冊も見てみたりすると神話民話のパターンなども解説されていて面白い物だなと感じるが,益々先に進まないのでとりあえずは角川文庫『新訂 古事記』にしぼる。
『古事記』は学ぶところも多いが,笑うところも多い。
外で読んでいると爆笑しそうになる部分も多く、困ったものだと人目を気にする。
こんなことを書けば,研究者の方々やまじめに読んでおられる方々におしかりを受けるかもしれない…。
今回も本書に線を引き、書き込みだらけで読み進めている。
古くて背表紙が破れつつあるので,テーブで補強した。
五月半ばのこと
絵巻物の『日本絵巻大成22 彦火々出見尊絵巻・浦島明神縁起 』から「彦火々出見尊絵巻」を楽しんだ。
兄 火闌降命 (ほのすそりのみこと)
弟 彦火々出見尊(ひこほほでみのみこと)
『古事記』「上つ巻」のほぼ最後にはいわゆる「海幸と山幸」次いで「山幸の妻 禁止パターン‘見るな」が載っていた。