103:『名作歌舞伎全集 第四巻』から「一谷嫩軍記」「解説」
「一谷嫩軍記」「解説」
東京創元社
昭和45年
熊谷
今ははや何思うことなかりけり。弥陀の御国に行く身なりせば…。ア、十六年は一昔、ア,夢だ夢だ。
ほろりとこぼす涙の露、柊に置く初雪の、日陰にとける風情なり。
ト舞台皆々,引っぱりの見得にて
幕
ト幕外、どんちゃんを冠せ、送りにて,向こうへはいる。
後、シャギリ。
昨日松本幸四郎さん 中村芝雀さん 松本錦吾さん 中村福助さん の『一谷嫩軍記〜陣門・組打』を観て面白かったので,本日『名作歌舞伎全集 第四巻』「一谷嫩軍記」を読む。
もちろん本書「一谷嫩軍記」には熊谷陣屋まで含まれている。
今夕、テレビで幸四郎さんの「一谷嫩軍記〜熊谷陣屋」が放映される。
「一谷嫩軍記 熊谷陣屋」は劇場でも何度となく観ているが、思わぬ展開が楽しみだ…。