『ボストン美術館 日本美術の至宝』
大阪市立美術館
平成25年4月2日(火)〜6月16日(日)
平成25年4月2日(火)〜6月16日(日)
展覧会の内容
東洋美術の殿堂と称されるアメリカのボストン美術館は、世界随一の在外日本美術コレクションを誇り、国内でいうところの国宝・重要文化財級の優品も数多く所蔵しています。
そのコレクションは、明治時代に教鞭を執るために来日し、後にボストン美術館日本美術部長となったフェノロサ(1853−1908)や、彼とともに東京美術学校(現東京藝術大学)設立に尽力し、後にボストン美術館にも在籍した岡倉天心(1863−1913)などによって形成されたものです。
本展では、フェノロサ、日本美術収集家であったビゲロー(1850−1926)の優れたコレクションを含む日本美術の名品をこれまでにないスケールで紹介します。
『ボストン美術館 日本美術の至宝』で名品の数々を楽しむ。
どこかしこで見た有名な作品、これら海外に渡っていたんだね。
地獄草紙断簡があった。
最近地獄草紙や餓鬼草紙を見る機会があって嬉しいな。
地獄草紙断簡の詞書は会場で二回、読みました^^V
海外に渡った二大絵巻物
これは圧巻
『吉備大臣入唐絵巻』 平安時代・12世紀後半
『平治物語絵巻 三条殿夜討巻』 鎌倉時代・13世紀後半
素晴らしい展示品にみとれ、この展示物を集中して見て読む事にした。
何やら詞書を読んでいる型が多く、この二つの絵巻物の展示室では人が溢れ蛙、先に進まない。
そういうわたくしも読めない文字は飛ばしながらも丹念に読んでいた。
この絵巻物は、わたくしの人生の中でもう見ることはできないだろうなと感じたので、気合いを入れて楽しむ事にした。
帰宅後、絵巻物の全集の中から『吉備大臣入唐絵巻』と『平治物語絵巻 三条殿夜討巻』を取り出し、広げて楽しむ。
嬉しさの為笑みがこぼれ出る。
ウヒャヒャウヒョヒョとページを開く。
今月は時間が無いので、来月(7月)にこれらの絵巻物を読もうと思う。
『ボストン美術館 日本美術の至宝』は行って良かったと思える展覧会の一つ。
わたくしの一生の中でも、心に残る展覧会の一つのような気がする。