映画『陽のあたる場所 A Place in the Sun』 4.9★/5 1951年 監督:ジョージ・スティーヴンス モンゴメリー・クリフト エリザベス・テイラー シェリー・ウィンタース
映画『陽のあたる場所 A Place in the Sun』をみたが、エリザベス・テイラーが実に美しかった。
貧困、不幸な生い立ちの上の、ささやかな幸福。そして眩いばかりの幸福。
この状況下で、誰が彼を責められようか、いや、責めることはできない。
彼をダメなやつと片付けるのは簡単だが、あまりにも凄まじい貧富の差を考慮するならば、ささやかな幸せ、そして、大きな身の丈に合わぬ幸せを思い描いたとて、なんら彼を責めることはできない。
なぜなら、ささやかな幸せをお荷物のようには感じたが、実際には彼は犯罪の手を下さなかったのであるから。
しかし、悲劇は怒った。
残酷なまでの事の成り行きは、彼に有罪というなの牙をむいた。
最後に、美しき女は、彼に姿を見せる。
彼は、彼女との思い出を胸に、死刑台に向かう。
これ以上の悲劇はない。
しかし、貧困で不幸な生い立ちに嘆き彼にとって、この上ない不幸であったのか?
いや、そうとも言い切れない。
なぜなら、夢を見ることもできない彼が、いっときにこの上なき幸せ感を味合うことができたのだから。
そして彼は、こういった形で、永遠の愛を手にすることができた。
この映画は好きです^^
みなさま
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以下は、ウィキペディアより
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『陽のあたる場所』(ひのあたるばしょ、A Place in the Sun)
1951年のアメリカ合衆国のドラマ映画。
監督はジョージ・スティーヴンス、
出演はモンゴメリー・クリフトとエリザベス・テイラー、シェリー・ウィンタースなど。
1931年にジョセフ・フォン・スタンバーグ監督によって映画化(英語版)されたセオドア・ドライサーの1925年の小説『アメリカの悲劇(英語版)』の再映画化である。
製作開始は1949年。
ジョージ・イーストマンは母子2人きりの貧しい家に育ち、ホテルでボーイをしていたが、水着製造工場を経営している伯父のチャールズ・イーストマンに会い、彼の工場に職を得る。
伯父の家で社交界の花アンジェラ・ヴィカースに会い、心を惹かれるが、身分違いの遠い存在に思う。
同じ職場にいたアリス・トリップは身よりのない娘で、映画館でふと隣合わせになり、女性の多い職場で社員の交際が禁じられていたにもかかわらず、2人の仲は急に深まる。伯父の家のパーティに招かれ昇進の機会を与えられたジョージは、アンジェラと再会して親しくなると彼女に「会った時から好きだった、もしかしたら会う前から好きだった」(I love you. I've loved you since the first moment I saw you. I guess maybe I've even loved you before I saw you.)と告白する。
彼女もまたジョージの純真さに惹かれる。その日はジョージの誕生日で、アリスはささやかな祝宴の準備をして待っていたが、遅刻してアイスクリームが溶けてしまう。
ジョージは妊娠した彼女に堕胎をすすめるが、医者は引き受けてくれなかった。アンジェラとジョージは夏を別荘でともに過ごす仲になり、アンジェラの両親も2人の仲を認めるようになる。
アリスからの電話があり、ジョージは母の急病と偽って別荘を出る。
アリスは結婚を迫り、承諾しなければ自分との間を公にすると脅す。
ジョージは仕方なく、アリスと結婚の手続きをするために裁判所に向かうが、労働者の日で窓口が閉まっていた。
するとジョージはアンジェラとの結婚の妨げになるアリスを溺死させようと、彼女を湖に誘う。
ところが、アリスのひたむきな愛情を知り、彼女を溺死させる気持ちを失う。
アリスは逆に恐怖にかられ、ボートの上で立ち上がったため、ボートが転覆、アリスは溺死する。
ジョージは裁判にかけられ、殺意のあったことを認めたが、犯行は否定する。
しかし、裁判では有罪とされ、死刑が宣告される。
収監されているジョージを訪ねた母と牧師は、ジョージが実際に殺人を犯したか否かにかかわらず、アリスの死を望んだジョージの心に罪があるとして死刑を受け入れるように諭す。
ジョージはそれを受け入れる。
死刑を前にアンジェラがジョージを訪ねる。
生涯ジョージを愛すると言うアンジェラにジョージは自分が死んだら忘れるように言う。
そして死刑執行の日、アンジェラとのキスを思い出しながらジョージは死刑台に向かう。
監督 ジョージ・スティーヴンス 脚本 マイケル・ウィルソン
ハリー・ブラウン(英語版) 原作 セオドア・ドライサー
『アメリカの悲劇(英語版)』 製作 ジョージ・スティーヴンス 出演者 モンゴメリー・クリフト
エリザベス・テイラー
シェリー・ウィンタース 音楽 フランツ・ワックスマン 撮影 ウィリアム・C・メラー(英語版) 編集 ウィリアム・ホーンベック(英語版) 製作会社 パラマウント映画 配給 パラマウント映画 公開 1951年8月14日(ロサンゼルス、プレミア上映)
1952年9月24日 上映時間 122分