慈光院の 火鉢
慈光院に参り、まず始めに驚いたこと。それは、火鉢であった。
子供の頃京都という土地柄もあり、家には引き出しのついた火鉢や陶器の火鉢合わせて三つばかりあった。
懐かしき火鉢では、正月には餅を焼いたり、風邪をひいたといってはみかんを焼いてもらったり、銀紙に包んだ芋をくべてもらったものだ。
普段はその火鉢は父が仕事に使い、休憩といっては茶をたてていた。
いわば、生活道具といっても良いだろう。
炭は炭屋へ。幼い頃小走りに炭を注文に行くと、炭屋のおばさんがお駄賃におまんじゅうをくださったものだ。
「●●ちゃん、お使い、賢いねぇ。」
と。
その火鉢が、慈光院では美しい芸術であり、宇宙空間、いわば曼陀羅の世界観を描いていた。
私はいたく感心した。
ほんに、
曼陀羅
慈光院
奈良県大和郡山市小泉町
臨済宗大徳寺派 寺院
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