『枕草子』九曜文庫 二条通(京都) : 沢田庄左衛門 慶安2[1649] 四巻の前に 『新日本古典文学大系』解説を読む。 【3】
『新日本古典文学大系』解説 渡辺実
(前回のつゞき)
清少納言
仕え先 (P.369)
一条天皇の中宮、藤原定子
一条天皇は花山天皇の跡を継ぐ 寛和二年(989)即位
定子は兼家や道隆が、かねがね后が、うんぬんと、かしづいていた女性。
后にとって定子は、全てのてんで最良の指導者。
定子にとり評判のよう女性が宮仕えに選ばれた。
清少納言もその一人。
よって、身分の高くない清少納言の扱われ方も、低くない。
藤原道隆(定子の父) 父(兼家)から関白を引き継ぎ、「中関白」と呼ばれる(P.370)
兼家の妾の一人 『蜻蛉日記』の著者
中宮定子を中心とする後宮を明るく開放的な雰囲気に染めていく。
道隆(定子の父)の妻は、貴子
貴子は、漢文が男性のものとされていた時代に漢詩に猛る。
漢文の高い教養
機知にあふれた諧謔性を身につける
生まれながらにして貴族の貫禄
稀に見る後宮文化の土壌が作られていた。
清少納言
知的教養と機転即興とを身の上にする清少納言。
中宮定子に仕えて愛顧を受け、無上の満足を感じた。
草子 (九十七段)には幸福感がありありと書かれている。
枕草子 (九十七段) 『新日本古典文学大系』で、一部写す
御かた/″\、君だち、上人など、御前に人のいとおほくさぶらへば、廂(ひさし)の柱に寄りかゝりて、女房と物語などして居たるに、物をなげたまわせる。
、、、、、、、、、(から始まる)
つゞく
早稲田大学蔵書
二条通(京都) : 沢田庄左衛門,
慶安2[1649]
4冊 ; 25.6×18.5cm
早稲田大学図書館
早稲田大学蔵書 請求番号 文庫30_e0091
参考
『枕草子』九曜文庫 慶安2年
『日本古典文学大系』
『新日本古典文学大系』
『枕草子解環 四』
『枕草子 一』
(一から三十六 総合)
『枕草子』25 『枕草子』一巻読了(1〜36段 まとめ) 九曜文庫 二条通(京都) : 沢田庄左衛門 慶安2[1649]
『枕草子 二』
(三十七から五十総合) 『枕草子 二』51 『枕草子』二巻(26〜50段 まとめ) 九曜文庫 二条通(京都) : 沢田庄左衛門 慶安2[1649] 『枕草子 二』 『枕草子』二巻(51〜68段 まとめ) 九曜文庫 二条通(京都) : 沢田庄左衛門 慶安2[1649]『枕草子 三』
『枕草子 三』 三巻 まとめ (岩波古典文学大系では119-205) 九曜文庫 二条通(京都) : 沢田庄左衛門 慶安2[1649]『枕草子 四』
『枕草子 その他』
『枕草子』関係総合 (日本古典文学大系) 『枕草子解環』を見つけた、、、 枕草子解環 著者 萩谷朴 出版社 同朋舎 刊行年 1981 冊数 5冊(↑ 『枕草子解環 』五巻購入)
『枕草子』九曜文庫 二条通(京都) : 沢田庄左衛門 慶安2[1649] 四巻の前に 『新日本古典文学大系』解説を読む。 【1】 『枕草子』九曜文庫 二条通(京都) : 沢田庄左衛門 慶安2[1649] 四巻の前に 『新日本古典文学大系』解説を読む。 【2】 『枕草子』九曜文庫 二条通(京都) : 沢田庄左衛門 慶安2[1649] 四巻の前に 『新日本古典文学大系』解説を読む。 【3】
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