家族と室生寺をゆっくり楽しむ。
野点こそしませんでしたが…あらかじめ買っておいた もりもとさん のよもぎ餅、これを石楠花を見ながら、二個ずつ頂きました☆
作りたてで蓬がたっぷりで甘さ控えめのずっしりとしたよもぎ餅です。
室生寺でたいそう立派な仏像や美しい花に堪能した後、室生寺に通じる橋を渡ったすぐ側の、山菜料理"橋本屋旅館 本店に入る。
室生山菜料理 橋本屋旅館 本店 の外観、館内共に落ち着いた空間。
二階(泊まり)はさらに良いと、仲居はおっしゃる。
窓からは室生寺へ渡る橋が見え、橋を渡りきり右に折れると室生寺。
窓の下を流れる室生川を隔てて、室生寺。
このお店も、美しいロケーションを楽しむことが出来る。
アマゴ、滋賀県や宇治のように、あめ炊き仕立てではない。この煮方もうまい。柔らかく煮たアマゴは頭から尻尾まで小粋な醤油の香を失うこと無く、いただくことができた。
とろろ、とろろ汁、弾力有りてたいそう心地よし。おそらく自然薯かと思われる。
とろろにはお醤油をすすめられていたが、あらかじめ薄味(おだし)がつけられており、醤油は必要なし。後半味を変えて楽しむ場合は、卵豆腐のタレを少々のせるくらいが良し。
ウド、ワラビの含め煮、しめじの酢の物、からし多めのからし味噌を蒟蒻につけ食すると、ビールが進む。
筍や高野豆腐や白和え等、少し甘めの味付け。これでコブ味が利いているならば、京都風になるかもと、ほくそ笑む。
御手洗に行く途中の廊下にはわたくしがかって心ときめかせた円地文子さんのサイン。
円地文子さんの名の横には、瀬戸内晴美(現在瀬戸内寂聴)さんの名が、同じ色紙に記されている。
円地文子さんは瀬戸内晴美さんと一緒にこの店でお食事をお召し上がりになられたのですね…
円地文子さんがお上がりになった山菜料理をわたくしもいただくことができる。
これはドラマだと感じ、幸せな気分が増す。
橋本屋旅館 本店には五木寛之さんなど多くの文豪たちが訪れられていると教えて頂いた。
室生寺に行かれた際は、山菜料理"橋本屋旅館"本店へ
お値段はかなりリーズナブルで、お財布に優しい。
女人高野 室生寺の歴史感じる落ち着いたお店で、ゆっくりとした時の流れを感じることができる。
太鼓橋を渡って右に折れると、そこは 室生寺
室生川を挟んだ向かい側には、室生寺外壁が見える。
山菜料理"橋本屋旅館 本店
橋本屋旅館. 創業明治4年(1871年)
奈良県宇陀市室生800