ドラマ『限界団地 』 3,2★/5 2018年 8回 脚本 香坂隆史 演出 湯浅典子 千葉行利 佐野史郎 足立梨花 迫田孝也 山崎樹範他
佐野史郎63歳の主演ドラマということで、ドラマ『限界団地 』を見た。
しかし先日見た
ドラマ『火の粉』4,8★/5 2016年 雫井脩介 脚本 香坂隆史 高橋悠也 ユースケ・サンタマリア 優香 朝加真由美 大倉孝二 迫田孝也 木南晴夏 佐藤隆太 伊武雅刀が良すぎたため、ドラマ『限界団地 』は埋もれた感が否めない。
まず、筋書きがいけない。
ドラマ『火の粉』4,8★/5 2016年 雫井脩介 脚本 香坂隆史 高橋悠也 ユースケ・サンタマリア 優香 朝加真由美 大倉孝二 迫田孝也 木南晴夏 佐藤隆太 伊武雅刀の変形であるが、しかしどこを切りとっても『火の粉』の方が優っている。
筋書きの一部始終がドラマ『限界団地 』は陳腐な『火の粉』の二番煎じに感じた。
話の斬新さもなく、『火の粉』を元に脚本を作られた悪どい出来の悪いコピー匂いがプンプンとする筋書き。
マミを言いたいかという本筋にブレが生じ、佐野史郎やうまい役者たちがかわいそうである。
『火の粉』のように筋書きに筋が通っておらず、子供をないがしろにした親、団地、などのゆるいテーマを軸に、何の変哲も無い異常な思い込みが事件を展開させるが、しかし、最後には、子供が、
「おじいちゃんを助けて、、」
で話は興味深く転じるのかと思いきや、、、、ある事件で警察を呼び、幕を閉じる。
多少の余韻といえば、女の子を大切に育て、アップルパイの歌を歌い、ミシンを踏む。
この話は次に続くんだぞと言わんばかりに、、
だが、その余韻は後味が悪く、素因の続きは消して見たいとは思わない。
このドラマは2回は短くできた、そんなぐるぐる回転の本筋の立たない筋書きのドラマであった。
しかしながら、俳優や女優はそんな低質な筋額を目一杯演じようとされていた。
特に、佐野史郎、迫田孝也、山崎樹範の魔の良い密かな面白さは興味深かった。
佐野史郎は静かに細やかな演技をされていて、年に応じた高度な演技を目指しておられることが理解できた。
ただ、前回見た
ドラマ『火の粉』4,8★/5 2016年 雫井脩介 脚本 香坂隆史 高橋悠也 ユースケ・サンタマリア 優香 朝加真由美 大倉孝二 迫田孝也 木南晴夏 佐藤隆太 伊武雅刀が良すぎたので、どうしてもユースケ・サンタマリアと比較して見てしまい、物足りない。
この役は佐野史郎以外であれば、年老いたユースケ・サンタマリアか、豊川悦二あたりでも、また違った味が出るのではと思う。
この二人であれば、こわさと面白さの作品が作り上げられると感じた。
おそらく佐野史郎は、若かりし頃の演技とは異なっら、オーバーゼスチャーではなく真の演じてであり役者を目指しての演技で大熱演であったのだが、如何にせん、観客あるいは私自身はかの有名なドラマの冬彦役の佐野史郎が見たかったのである。
途中、迫田孝也の驚いた表情と目つきは、楳図かずおを思い浮かべた。
山崎樹範他も間が良く、演技派であると感じた。
他にもうまいご年配の役者たちは印象深い。
女優たちもそれぞれ個性的であった、
今回は
ドラマ『火の粉』4,8★/5 2016年 雫井脩介 脚本 香坂隆史 高橋悠也 ユースケ・サンタマリア 優香 朝加真由美 大倉孝二 迫田孝也 木南晴夏 佐藤隆太 伊武雅刀の印象が強く、『火の粉』の圧勝であった。
『限界団地 』というのはおそらく、生活に洋風食卓(カレールウ)などが取り入れられた頃であろうか?
おそらく、私の母より上の世代のことではないかと思うが、京都市内の私の家の近くには団地(限界団地 ?)たるものがなかったので、あまりよくわからない。
『火の粉』にも『限界団地 』にも、丁寧に料理が作られた食事の場面がよく出てくる。
また菓子作りの場面も共通している。
『火の粉』はバームクーヘンであり、『限界団地 』はイチゴを乗せたアップルパイ。
『限界団地 』は
♪イチゴを乗せたアップルパイ〜 イチゴを乗せたアップルパイ〜
と呪文のように歌われ、怖い目の詩の、マザーグースのように耳の残る。
しかし、いくら妻がイチゴが好きであったとはいえ、イチゴを乗せたアップルパイでは弱い。
その点、
ドラマ『火の粉』4,8★/5 2016年 雫井脩介 脚本 香坂隆史 高橋悠也 ユースケ・サンタマリア 優香 朝加真由美 大倉孝二 迫田孝也 木南晴夏 佐藤隆太 伊武雅刀でのバームクーヘン作りは見事である。
自分の塗り替え、年輪を重ね、その動作を繰り返し理想的なバームクーヘンに仕上げるのである。
全てが『火の粉』の筋書きのすり替えのような『限界団地 』であったが、もう少しまともな筋書きに佐野史郎を出させてあげたかったと無念である。
『限界団地 』の評価を3,2にし、『火の粉』を4,8にしていたが、今から考えると、『火の粉』は5★(満点)でよかったと後悔する。
こういった『火の粉』のような筋書き、役者共に素晴らしい秀作には滅多に出会えない。
そのあとに『限界団地 』を見たので、残念さが増したとしか言いようがない。
限界団地とは (コトバンク)
住民の約半数以上を高齢者が占める住宅団地。
高度成長期に都市近郊に建設された団地に入居した世帯から子世代が独立し、親世代のみが残ったため高齢化が進んだ。
建物の老朽化、空室の増加、商店街の空洞化、独居老人の増加、自治会活動の停滞などの問題が生じている。→限界集落
住宅団地とは (ウィキペディア)
住宅団地の場合、日本では日本住宅公団(現・都市再生機構)が建設した公団住宅や、地方公共団体が建設した公営住宅といった集合住宅を指す場合が多い。
また、企業や公営企業が社宅として建設したもの(特に旧・日本電信電話公社や旧・日本国有鉄道)もある。鉄筋コンクリート造の集合住宅が建ち並んでいる姿が一般的であるが、一戸建ての住宅が建ち並んでいる住宅地でも「○○団地」と名乗っていることがある。
棟の形態としては、高層住宅のものや、5階建て程度の直方体の階段室型、2階建てのテラスハウス、星型のスターハウスがある。
住宅団地とは (ウィキペディア)
ダイニングキッチン、、などを生み出した。
今回も好き放題書いておりますがお許しください。
みなさま見に来てくださいましてありがとうございます。
また、いいねやこめんとwちょうだいしありがとうございます。
心より感謝申し上げます^^
企画 横田誠(東海テレビ)
脚本 香坂隆史
演出 湯浅典子 千葉行利
出演者
佐野史郎 足立梨花 迫田孝也 山崎樹範 朝加真由美 阿南敦子 郭智博 伊藤正之 川添野愛 鈴樹志保 古川がん 渡邊詩 前田虎徹 山谷初男 江波杏子
音楽 田渕夏海 中村巴奈重 櫻井美希
エンディング majiko「ひび割れた世界」