『巡礼その世界』1 「巡礼の諸相」金山秋男 4,8★/5 2005年 明治大学公開文化講座
明治大学公開文化講座の『巡礼その世界』の中から、「巡礼の諸相」を読む。
好きな内容の話で、一気に楽しめた。
東大寺の勧進の話や旅としての宗教(遊行女婦、傀儡女、白拍子、瞽女、熊野比丘尼)の話は民俗学の書物のどこかしこに出てくるので、読んでいてワクワクとする。
また、一遍上人の罪業感を伴う愛欲にからまる経緯を図絵を元に説かれた部ぶっbは北そんでしまった。
確かに、再出家を試みる三十三歳の一遍上人の連れの中には婦人と子供がおり、家に残り一遍上人を見送る者の中に婦人と子供の姿が認められる。
山岳信仰の中に、「鳥取部」(ととりべ)の話が載っていた。
「鳥取部」(ととりべ)とは (精選版 日本国語大辞典)
〘名〙 令制前の部民の一つ。
鳥を取って大王に献上したり飼育したりする品部。
垂仁天皇のときに置かれたという。
とりかいべ。とっとりべ。ととりべ。
※古事記(712)中(兼永本訓)「是(ここ)に天皇其の御子鳥取部(トリトリヘ)の鳥(とり)を定む」
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『巡礼その世界』1 「巡礼の諸相」金山秋男
2005年
明治大学公開文化講座
『巡礼その世界』251ページ
762円
「巡礼の諸相」金山秋男 11〜70ページ
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