『赤ずきん』RED RIDING HOOD
(C) 2011 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.
英題: RED RIDING HOOD
製作年: 2011年
製作国: アメリカ/カナダ
日本公開: 2011年6月10日
上映時間: 1時間40分
配給: ワーナー・ブラザース映画
カラー
シネマ・トゥディ より▼
チェック:グリム童話の中でも有名なヒロイン「赤ずきん」の成長した姿を描いたファンタジー・サスペンス。危険な恋に落ちるヒロインと満月の夜の残虐な殺人事件をダークなタッチでつづっていく。監督は、『トワイライト〜初恋〜』のキャサリン・ハードウィック。『マンマ・ミーア!』のアマンダ・セイフライドが大人になった赤ずきんを演じる。赤ずきんをめぐって三角関係を繰り広げる若手俳優、マックス・アイアンズとシャイロー・フェルナンデスにも注目だ。
ストーリー:赤ずきんことヴァレリー(アマンダ・セイフライド)は木こりのピーター(シャイロー・フェルナンデス)と愛し合っていたが、ヘンリー(マックス・アイアンズ)との婚約を親が勝手に決めてしまう。ある満月の夜、ヴァレリーの姉が何者かに惨殺され、魔物ハンターのソロモン神父(ゲイリー・オールドマン)は人オオカミのしわざだと宣告するが……。
最近までグリム童話を読んでいたので、家族と一緒にああでもない項でもないと話し合いながら、映画『赤ずきん』RED RIDING HOODを楽しむ。
『赤ずきん』には狼男や魔女狩りや差別や犠牲祭(生け贄)やいろいろな話が複合化され「赤ずきん」としてまとめられた楽しめる映画。
先日から度々書いているが赤ずきんの頭巾はここでも魔力を持ち、血筋を隠し仰せる隠れ蓑の役目を果たしているのだろう。グリム童話の『千枚皮』を思い浮かべ、ほくそ笑む。
感心した点がひとつ。
色彩が美しく、また村人を映し出す場合の構図はブリューゲルを思い起こさせる。
ワーナー・ブラザースが良いディズニーが良いと言った問題ではなく、この映画はディズニーでは製作はされないだろうと感じる部分もいくつかあると言う風に純粋に感じた。