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Channel: 乱鳥の書きなぐり
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『吉田屋』『河庄』『傾城反魂香』『勧進帳 幸四郎/團十郎)』『六歌仙容彩〜文屋』

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『廓文章〜吉田屋』
出演:十七世中村勘三郎 實川延若 片岡我童 尾上梅幸
1983年
46分
カラー
放蕩により勘当された伊左衛門が紙衣姿に身をやつしながらも、恋人である傾城夕霧のもとへ通って恋模様を見せるという、風情ある上方和事を伝える作品。 この役を当り役としている十七世勘三郎の伊左衛門、梅幸の夕霧というコンビに、延若の喜左衛門、我童の吉田屋女房おきさ、という豪華な顔ぶれで。 年の瀬の大坂新町の廓吉田屋へ、みすぼらしい紙衣(紙の着物)を着た男が訪ねてくる。恋人の遊女夕霧を相手に、夜ごと豪遊していた若旦那藤屋伊左衛門の変わり果てた姿である。しかし吉田屋の亭主喜左衛門は快く夕霧を伊左衛門に会わせる。が、二人はお互い素直になれず痴話喧嘩。そこへ伊左衛門の勘当が許されたという知らせとともに、夕霧身請けの千両箱が運び込まれる。初春早々二人は晴れてめでたく結ばれるのであった。(1988年/昭和58年1月・歌舞伎座)

『心中天網島〜河庄』
出演:坂田藤十郎 中村時蔵 中村亀鶴 中村寿治郎 中村萬太郎 市川段四郎 中村東蔵
2009年
99分
カラー
柔らかな動きや自然な写実性を重視する“上方和事”の代表作。近松門左衛門の「心中天網島」を近松半二が改作し歌舞伎に移した作品。祖父、父と二代の鴈治郎から受け継いだ家の芸を藤十郎がこってりと濃厚な味わいで演じている。藤十郎の治兵衛、段四郎の孫右衛門、時蔵の小春、東蔵の河内屋お庄。 大坂天満の紙屋治兵衛は、妻子がありながら遊女の紀の国屋小春に入れ上げ心中の約束までしていた。ある晩、小春逢いたさに北新地の茶屋河庄へやって来た治兵衛が、門口で中の様子を窺っていると、客の侍に小春が治兵衛への愛想尽かしを言っている。逆上した治兵衛は刃傷に及ぼうとするが…。 (2009年/平成21年10月・歌舞伎座)

『傾城反魂香〜土佐将監閑居の場』
出演:坂東三津五郎 河原崎権十郎 尾上松也 坂東秀調 坂東彦三郎 中村時蔵
2011年(全2話)
81分
カラー
命を懸けて起した奇跡と、夫婦愛が胸を打つ近松門左衛門の名作。 三津五郎の又平に、時蔵のおとくで、口下手な夫と、喋り上手な妻、夫婦の思いやりが感動を呼ぶ作品をご覧いただく。 絵師土佐将監の弟子又平は、師の閑居を妻おとくと訪れ、土佐の名字を名乗るのを許して欲しいと、言葉が不自由な又平に代わって、おとくが願い出る。しかし、絵から抜け出た虎をかき消した弟弟子の修理之助や、主君の大事に馳せ参じる雅楽之助のような功績のない又平は門前払い。絶望した夫婦は死を決意し、今生の名残りに又平は手水鉢に自画像を心魂込めて描く。するとその絵は石を貫き、手水鉢の裏側に抜けるという奇跡が起こり…。(2011年/平成23年11月・新橋演舞場)

『勧進帳 (弁慶=幸四郎)』
出演:松本幸四郎 市川團十郎 大谷友右衛門 中村翫雀 市川高麗蔵 松本錦吾 松本金太郎 坂田藤十郎
2012年
74分
カラー
歌舞伎屈指の人気演目『勧進帳』の〈弁慶〉〈富樫〉を役替りの競演で。 七世松本幸四郎が当り役とし生涯で1600回以上演じた『勧進帳』の弁慶。昨年10月の新橋演舞場公演では、七世幸四郎の孫にあたる当代松本幸四郎と市川團十郎が、その弁慶と、相対する富樫の二役を“昼夜役替り”で演じて大きな話題となった。この時間は、幸四郎の弁慶、團十郎の富樫、坂田藤十郎の義経の配役で<夜の部>の舞台をお届けする。 都を落ち行く源義経一行。義経は強力(ごうりき)に、弁慶らは山伏に姿を変えて奥州を目指すが、安宅の関で富樫左衛門の詮議を受ける。富樫は一行を義経主従と見破りながらも、主君を守る弁慶の命懸けの振る舞いに心打たれ、関の通行を許すのだった。(2012年/平成24年10月・新橋演舞場)

『勧進帳 (弁慶=團十郎)』
出演:市川團十郎 松本幸四郎  大谷友右衛門 市村家橘 市川右之助 片岡市蔵 坂田藤十郎
2012年
74分
カラー
歌舞伎屈指の人気演目『勧進帳』の〈弁慶〉〈富樫〉を役替りの競演で。 七世松本幸四郎が当り役とし生涯で1600回以上演じた『勧進帳』の弁慶。昨年10月の新橋演舞場公演では、七世幸四郎の孫にあたる当代松本幸四郎と市川團十郎が、その弁慶と、相対する富樫の二役を“昼夜役替り”で演じて大きな話題となった。この時間は、團十郎の弁慶、幸四郎の富樫、坂田藤十郎の義経の配役で<昼の部>の舞台をお届けする。 都を落ち行く源義経一行。義経は強力(ごうりき)に、弁慶らは山伏に姿を変えて奥州を目指すが、安宅の関で富樫左衛門の詮議を受ける。富樫は一行を義経主従と見破りながらも、主君を守る弁慶の命懸けの振る舞いに心打たれ、関の通行を許すのだった。(2012年/平成24年10月・新橋演舞場)

 『六歌仙容彩〜文屋』
出演:中村富十郎
2010年
26分
カラー
江戸の風俗を織り込んだ清元舞踊。「古今和歌集」から小野小町と、小町をとりまく五人の歌人を描く『六歌仙容彩』の中の一景。愛嬌にあふれ軽妙洒脱な富十郎の名人芸をお見逃しなく。 色好みの文屋康秀は、小町を求めて御殿に忍ぶ。しかし官女たちに阻まれて叶わず、その様子を洒脱に踊ってみせる。(2010年/平成22年7月・新橋演舞場)

               

『廓文章〜吉田屋』を見て、歌舞伎とはいいものだなぁと感じる。これだから芝居は好き!

『心中天網島〜河庄』…何度見ても、味わい深い。関西で藤十郎さんをゆっくり一日中観たい。

『傾城反魂香〜土佐将監閑居の場』は今月二度目だが、やはり良かった☆理由は前回書いた通り。個人的な感想なので、責任は持たない。

『勧進帳 (弁慶=幸四郎さん)』の弁慶六法を振る手はガバ っ!須田国太郎のでフォルメのようで好き。お若い頃の勧進帳とは見えの切り方が違い、お歳を重ねられてからの弁慶も味わい深い。幸四郎さんの弁慶は存在感があり、「でっけぇ〜(笑)」 摺り足や踊りの姿が美しく、気品が感じられる。松葉目物を堪能できる『勧進帳』 昼夜役変わりとあってお力を入れられていたようで、芝居中に三度、力のこもった掛け声有り。昼夜義経を演じられた藤十郎さんは弁慶冨樫の役者違いに合わせた演じ方をなさり、素晴らしいと感じた。

『勧進帳 (弁慶=團十郎さん)』…今となっては團十郎さんも目一杯がんばられていたなと感じる。團十郎さん独自の抑揚は覚えている台詞が真似やすいので、家族との日常会話でも楽しませていただいた。懐かしさがこみ上げる。

『六歌仙容彩〜文屋』…面白かった。








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