『箱入娘面屋人魚』9 下(人魚御なめ なめたるものハ、千歳 客:いつそ、もつと、下のほうが、なめたいひ)山東京傳作 歌川豊国画 通油町(江戸) : 蔦屋, 寛政3(2枚)
『箱入娘面屋人魚』(はこいりむすめめんやにんぎや)
『箱入娘面屋人魚』
舞鶴屋で人宇尾野花魁のせいで、化け物が出ると噂が立つ。
舞鶴屋の亭主が、人魚の亭主の平二に、あれこれ、何々にお金がかかったと言い連ねる。
平次、
ハイハイとばかり、申しておりやす、
人魚御なめ
むかしよりいひ
つたふるに、人魚を
なめたるものハ、千歳
しゆみやうをためふといへバ 云々
人形なめの従業員女、言う。
「みな/\はん、 有の札にて、順になめる
客たちは札を持ち、並んで順番を待つ。
客の一人、人うおを舐めながら、言う。
「いつそ、もつと、下のほうが、なめたひ、
京傳様ったら、、、お茶目^^
好きだわぁ! 山東京傳!
『箱入娘面屋人魚』下
箱入娘面屋人魚. [上],中,[下] / 京伝 作 ; [歌川豊国] [画]
通油町(江戸) : 蔦屋, 寛政3[1791]
早稲田大学所蔵
早稲田大学図書館 (Waseda University Library)
ヘ13 01961 0035
『箱入娘面屋人魚』(はこいりむすめめんやにんぎやう)1 (まじめなる 口上) 山東京傳作 歌川豊国画 通油町(江戸) : 蔦屋, 寛政3 (2枚) 『箱入娘面屋(めんや)人魚』2 (『方丈記』引用/ まずなみをふみて) 山東京傳作 歌川豊国画 通油町(江戸) : 蔦屋, 寛政3 (2枚) 『箱入娘面屋(めんや)人魚』3 (うらしま太郎とて、みなさまご覧べしのいろ男あり) 山東京傳作 歌川豊国画 通油町(江戸) : 蔦屋, 寛政3 (2枚) 『箱入娘面屋(めんや)人魚』4 (人げんとうをとの中にできたる子なれバ…いわゆる人魚なるべし) 山東京傳作 歌川豊国画 通油町(江戸) : 蔦屋, 寛政3 (2枚) 『箱入娘面屋人魚』5 (人魚乗り込み、つりぶねの平次 言う「ぬしのくちさき、うり はりにかゝつちや あべこべさ」) 山東京傳作 歌川豊国画 通油町(江戸) : 蔦屋, 寛政3 (2枚) 『箱入娘面屋人魚』6 上 読了 (「みなねつからはつから、せうち(承知)せず」) 山東京傳作 歌川豊国画 通油町(江戸) : 蔦屋, 寛政3 (1枚) 『箱入娘面屋人魚』7 中(道成寺をきゝおよび 口ひつにて さら/\とはかゝず ぶつたり/\とかく)山東京傳作 歌川豊国画 通油町(江戸) : 蔦屋, 寛政3(3枚) 『箱入娘面屋人魚』8 中読了(道成寺をきゝおよび 口ひつにて さら/\とはかゝず ぶつたり/\とかく)山東京傳作 歌川豊国画 通油町(江戸) : 蔦屋, 寛政3(3枚) 『箱入娘面屋人魚』9 下(人魚御なめ なめたるものハ、千歳 客:いつそ、もつと、下のほうが、なめたひ)山東京傳作 歌川豊国画 通油町(江戸) : 蔦屋, 寛政3(2枚)