12: 『これでわかる 茶室のしくみ』
これでわかる茶室のしくみ
淡交ムック―茶の湯入門シリーズ
[ムック]
神谷 宗 著
表題のごとく茶の湯のお点前から茶室の解説まですべてが網羅されている。国宝級の茶室からマンションで出来る茶の湯、リフォームまで説明されている。入門書としては最適である。
建築家が茶室を設計する上で大切なことは茶道史、亭主と主客との関係や茶の理念を知り、実際に空間体験をする事である。茶の文化のかたちがこの本には溢れていて著者の意図が良くわかる。
<目次>
【巻頭特集】桜の茶事に茶室の機能をみる
・体験!茶室空間
・茶室入門
広間/立礼席/四畳半/小間/水屋
・実践 茶室を使ってみよう
稽古の準備をしょう─学校茶道の現場から─
広間を使って立礼茶会をひらこう
貸茶室を借りて茶会をひらこう
茶の湯が楽しめる和室のリフォーム
・茶室の歴史/茶人と茶室
<著者プロフィール>
神谷宗ちょう
本名昇治。1949年名古屋市に生まれる。名古屋大学大学院工学研究科博士課程終了。生家が代々の茶家で、裏千家茶道を学ぶ一方で、茶道史、日本建築史の研究にいそしむ。裏千家正教授。
著書に「茶室の案内」全12巻(淡交テキスト)、茶道学体系第3巻「数寄空間と点前」、人間環境シリーズ第3巻「日本文化の源流としての中世茶道」のほか、「近代茶道への軌跡 玄々斎の建築」など論文多数。
現在、人間環境大学教授・裏千家学園講師・淡交会愛知第二支部幹事長。
『これでわかる 茶室のしくみ』を読む。
これで、何となく雰囲気がつかめた。
京都 高台寺 圓徳院の茶室にでも行ってみようかな。