『パイドン』 1 プラトン著 (言葉memo 『パイドン』/ 「ピタゴラス派哲学者ピロラオス」/ 「ピタゴラス派」)
『パイドン』を読むにあたって。言葉memo
『パイドン』
師ソクラテス死刑の日に獄中で弟子達が集まり、死について議論を行う舞台設定で、ソクラテスが死をどのように考えていたか、そして魂の不滅について話し合っている。
パイドンとはエリス学派の創設者である哲学者エリスのパイドンを指し、ソクラテス臨終の場に居合わせなかったピュタゴラス学派の哲学者エケクラテスに、その様子を語っているという設定でもある。
パイドン
ソクラテス - 70歳、最晩年。
パイドン クリトン - ソクラテスの旧友。
シミアス - テーバイ出身のソクラテスの友人。
テーバイではピタゴラス派哲学者ピロラオスに学ぶ。
ケベス - テーバイ出身のソクラテスの友人。テーバイではピタゴラス派哲学者ピロラオスに学ぶ。
クサンティッペ - ソクラテスの妻。
刑吏
ピタゴラス派哲学者ピロラオス
ピロラオス(希: Φιλόλαος、Philolaos、フィロラオスとも、紀元前470年頃 - 紀元前385年)
ピュタゴラス教団の一員、
数学者
ソクラテス以前の哲学者。
万物は無限なるもの(無限定)と有限なるもの(限定)により生じるものをその基礎としており、両者は調和をもって結びついていると説いた。
地球が宇宙の中心ではないという考えを述べた最初の人物であるとされる。
ピタゴラス派
ピタゴラス学派(ピタゴラスがくは、Pythagorean school)ともいい、ピタゴラスの教説をピタゴラス学説 (希: Πυθαγορισμός, 英: Pythagoreanism) という。
古代ギリシャからあるオルペウス教の影響から輪廻転生の考え方を有していた。
パイドン
人間のうちにあってわれわれを支配し,イデアを把握する力を持つ魂は,永遠不滅のイデアの世界と同族のものである。
死は魂の消滅ではなく,人間のうちにある神的な霊魂の肉体の牢獄からの解放である
-ソクラテスの最期のときという設定で行われた「魂の不死」についての対話.
『国家』へと続くプラトン中期の代表作.
『パイドン』魂の不死について
プラトン著
岩田靖夫訳
岩波文庫 青602-2
他 Wikipediaなど
『パイドン』 1 プラトン著 (言葉memo 『パイドン』/ 「ピタゴラス派哲学者ピロラオス」/ 「ピタゴラス派」)