写真のような言葉の世の中になればいいのだが。
「専門家の意見を踏まえ」
「専門家の意見を参考にして」
「専門者会議を元に」
『パイドロス』プラトン著 13 (ソクラテス「政務委員会により議決されたり」とか「民会により議決されたり」批判 / 現在「専門家の意見を参考にして「専門者会議を元に」)
P.87
こころよいうねり云々
書き物の会話を踏まえ
↓
パイドロス それはどういう意味ですか?わかりかねるのですけど。
ソクラテス 政治家の書いたものには、その一番はじめのところに、賞賛者のなが真っ先に記されているのが、君にはわからないのだね。
パイドロス どういう風にですか。
ソクラテス 「政務委員会により議決されたり」とか「民会により議決されたり」とか、
あるいはその両方によって議決されたとか、・・・・・・・・。
「誰それが提案するところなり」、こんな風に文章の作者は大いに勿体をつけて語り、かつ讃えるわけだが、・・・・・・・・。
こういう文句を掲げておいたら、段取りどおりにしかるのちに先に進んで、
その賞讃者たちに自分の知恵を披露するという段取りになるのだ。
・・・・・・・・。
・・・・・・・・。
ソクラテス - 60代頃。
パイドロス - アテナイのミュリノス区域出身。弁論作家リュシアスの心酔者。『饗宴』にも登場。
時代・場面設定 紀元前5世紀末、
真夏の日中、アテナイ南郊外にて。
時代設定、紀元前5世紀末にプラトンはすでに、ソクラテスを通して、箔づけや言い逃れのための〇〇会などの問題を書いているのだと驚く。
昨今、ニュースをつけると、輝きの薄い(笑)お偉方が、
「専門家の意見を踏まえ」
「専門家の意見を参考にして」
「専門者会議を元に」
と前書きしながら、その実、まともな!!!医療専門家の意見は無視し、好きな方向に世を動かしているのが目に余って仕方がない。
ハッタリをかますが、実行に移さず、人の命を軽視。
選挙のためなら、人をも殺す。
紀元前5世紀末に書かれたことが、よもや、地獄の方向一直線。
いずれ近々訪れるであろう飢餓問題、地球温暖化などの地球規模の災いを隠し、目前の利益や政治生命のことばかりを考えてる政治家様がたの真意は、国民が見抜いてますから!
と、どなたかが言ってらっしゃったような、いらっしゃらないような。
そんな風なことをお聞きしかした、、、か???
プラトン著
藤沢令夫訳
岩波文庫 青01−5
Wikipedia
『パイドロス』プラトン著 1 (ソクラテスがパイドロスと出くわすところから話は始まる。「やあ、パイドロス、どこへ?そしてどこから来たのかね」) 『パイドロス』プラトン著 2 (パイドロス 「ケパロスの息子のリュシアスのところから来ました。・・・・・・・」) 『パイドロス』プラトン著 3 (パイドロス 「アクノメスの言に従って、大道を闊歩(かっぽ)することにしています。・・・・・・・」) 『パイドロス』プラトン著 4 (パイドロス 「自分を恋しているものより、恋して無い者こそ、むしろ身をまかせるべきであると」ソクラテス「おお、心けだかき男よ!」) 『パイドロス』プラトン著 5 (パイドロス 「われ、汝に誓う」ソクラテス「さらば、調べ高きムッサの神たちよ、いざ、われをみちびきたまえ。」) 『パイドロス』プラトン著 6 (ソクラテスの言葉memo 「ニュンフ」(ギリシア神話:精霊あるいは女神)「ディテュランボス」(古代ギリシアの讃歌の一種)) 『パイドロス』プラトン著 7 (ソクラテス P.40-41:安部公房氏の「弱者への愛には、いつも殺意がこめられている」を思い浮かべる。) 『パイドロス』プラトン著 8 (ソクラテス 「よわい同じからざれば、たのしみも同じからず」・・・・・・・・・・飽きが来る) 『パイドロス』プラトン著 9 (ソクラテス 「魂は全て不死なるもの」→「さて、魂の不死については、これでじゅうぶんに語られた。」 『パイドロス』プラトン著 10 (ソクラテス 「魂の本来の相(姿)について、語らねばならない」→「神の御心のままに委ねるがよい。」(イランなどでは、「神のみぞ知る)」 『パイドロス』プラトン著 11 (ことばmemo アドラステイア アドラステア (Adrastea) アドラステイアー / ネメシス ) 『パイドロス』プラトン著 12 (パイドロスのために、一種詩的は話し方をしなければなりませんでした。・・・・・不具にしてしまわれたりすることがありませんように。) 『パイドロス』プラトン著 13 (ソクラテス「政務委員会により議決されたり」とか「民会により議決されたり」批判 / 現在「専門家の意見を参考にして「専門者会議を元に」)