納富信留「プラトンの問いかけ」ー高校生のための東京大学オープンキャンパス2017 模擬講義
びっしりとメモを取りながら、聞かせていただいた。
こんなに素晴らしい講義を配信していただいているとは。
哲学を全く知らない私にとって、少しだけ考え方や捉え方がわかったような気がする。
ここ最近では『ソクラテスの弁明』(岩波文庫)が私の哲学書の一冊目であったが、多い時には10回ほど読み開始、書き写しながら読んだので、本は開くは10時間以上かかるわと、多少へこたれそうになりながら読んだが、哲学は一度読むのではなく、納富信留先生がおっしゃるには
「何度も読んでいるいつに、自分が変わる。哲学は想像力を通じ、想像力で変えていく。 (超越(イデア論))」
ことが大切であるとおっしゃっていた。
入口が見えない哲学だが、納富信留「プラトンの問いかけ」をみて、少し救われたきたした。
イデア論
プラトンの弟子のアリストテレスは、《形相》や《類》の分割や交わりが引き起こす「1対多問題」や、定義の「一性」問題について考察しつつ、自己の哲学を確立していった。
およそ500年後のプロティノスは、万物は一者(善のイデア)から流出したとした(→ネオプラトニズム)。
イデアが実在すると考える考えは後にidealism(観念論)と呼ばれるようになった。そして「実在論」(realism) の系譜に属する、とされるようになった。