ドラマ『絶叫』原作:葉真中顕 脚本: 池田奈津子 4,4/★5 50分×4 尾野真千子 安田 顕 麻生祐未 小西真奈美 他
安田 顕の演技が見たかったので、ドラマ『絶叫』を見た。
なかなかどうして、いい話の展開で、意味合いも深く、切ない気分にさせられる。
尾野真千子の最後の言葉、
「これで、やっと終わったのね。」
という台詞の尻から、水槽には一匹ならず多くの金魚が狭い水槽の中で、一見ある程度の秩序を保ったかのように、無表情で泳いでいた。
安田 顕や尾野真千子や麻生祐未の抱える問題は、私には遠い世界のように思えるが、実際には日本社会でも世界でも起こり得ている現実なのが歯がゆい。
ドラマ『絶叫』は取り用によっては、大変大切な問題を指摘しつつ、ドラマ作品として十jkぷに丁寧に作り上げられた秀作のように感じる。
それにしても、安田 顕の演技は、なりきりで感情移入よろしく。
どんな役柄でもこなせる、名優だと感じる。
また、筋書きの良いドラマ『絶叫』は、見ている一方で、舞台造りならこんな風にするのかしらんと想像巧みに楽しんでいた。
『絶叫』を主役安田 顕そのままを起用し、舞台で見てみたい。
重厚感の感じられるドラマ『絶叫』、私はこのドラマは好きだなと感じた。
今回も簡単な記録のみにて失礼申し上げます。
原作 葉真中顕 「絶叫」(光文社文庫刊)
脚本: 池田奈津子 (「砂の塔~知りすぎた隣人」「連続ドラマW 真犯人」)
音楽: 林ゆうき
尾野真千子 安田 顕
小西真奈美 片桐仁 前川泰之 小柳友 酒井若菜 要潤 麻生祐未
郭智博 六角慎司 生島翔 崎山つばさ 濱津隆之 小林涼子 奥貫薫