TEAM NACS「PARAMUSHIR~信じ続けた士魂の旗を掲げて」
北海道出身で、今や押しも押されもせぬ大人気演劇ユニットとなったTEAM NACSの2018年の第16回公演。「戦争」をテーマにしたシリアスなストーリーに挑む。 (wowow)
脚本 林民夫
演出 森崎博之
無名の5人の兵士・小宮勝四郎少尉(森崎博之)、桜庭仁平上等兵(安田顕)、田中誠二等兵(戸次重幸)、水島哲軍曹(大泉洋)、矢野正三整備兵(音尾琢真)の物語。
以前にも見たTEAM NACS「PARAMUSHIR~信じ続けた士魂の旗を掲げて」を見た。
話の展開が面白く、役者たちも熱演。どの役者も、それぞれが個性的である。
最後、安田顕の感情移入よろしくの 目は虚ろ、強弱、鼻水を垂らしての大熱演には、今回も身震いをするほど感動し、涙が流れた。
二枚目を押し殺しての体当たりのこの役者は、毎度、見入ってしまう。
彼らは大学時代から演劇の道に進み、好きな時間を過ごしてきた彼らが振り返れば商業演劇に携われる立派な役者に成長を遂げていた。
各々の個性がそれぞれ育まれ、何年かに一度集結してTEAM NACSという舞台を続けている。
TEAM NACSの演劇に対する情熱に触れ、見ている側に喜びを与える。
「PARAMUSHIR~信じ続けた士魂の旗を掲げて」を見つつ、筋書きや内容から離れ、自分の人生を振り返る。
TEAM NACSのメンバーとは違った、人それぞれの人生の歩みさえ感じ、また、個々の生き方の尊重をも感じながら、一生懸命に演じるTEAM NACSの舞台を見ていた。
TEAM NACSは素晴らしいと、私は思う。
今回も簡単な記録のみにて失礼申し上げます。