竹斎老宝山吹色(ちくさいらう たからの やまぶきいろ)3 一丁裏 二丁表 寛政六年 築地善交作 北尾重政画
早稲田大学 データーライブラリー
3
一丁裏
みなさま御ぞんじの竹斎
らう、つら/\しける
やう、およそ人間の上焦
中焦下焦のやまひ
をみやくばかりにて
うかゞふゆへゑてしそ
なひがあるなりと
こまかたの目がねやへ
あつらへてとをめ
かねをこしらへ
上しやうのやまひ
ハ口からのぞき、中
しやうのやまひ
ハしりの穴からの
ぞきみるに、あり/\
とみへすくゆへ
どうめへたこう
めへたとへちまな
しあんをするに
およバず、たち
まちりゆうぢ
しやだんがつき
くすりのさゝ
二丁表
めばつくん
なるゆへ
見どをし
いしやと
名代を取
もんぜんに
いちをなす、
そのりやう
ぢの
しかた
たん/\
かん
しん
した
ものさ
医宝鏡(絵図 薬 一丁裏)
千金方(絵図 薬 一丁裏)
薮内竹斎(絵図 表札 二丁表)
一丁裏
きさま
のはらの
中で、せん
しやくがでん
ぐりかへつ
て
しやく
せん
と
し
二丁表
どうりで
ものまへにハ
とかくふさぎ
ます
いふざまになつ
たゆへ、めつたに
根ぬけがし
ますまい
たん/\
段々
せんじやく
煎じ薬