Quantcast
Channel: 乱鳥の書きなぐり
Viewing all articles
Browse latest Browse all 5148

更衣 『源氏物語』言葉のメモ

$
0
0

 

『源氏物語』メモ

 

 

更衣  (古語辞典)

 更衣とは後宮(こうきゆう)で、天皇の寝所に仕える女官の一つ。

「女御(にようご)」の下に位し、ふつう五位、まれに四位。

 納言(なごん)以下の家柄の女子から選ばれる。

 

 出典源氏物語 桐壺

「女御 かういあまたさぶらひ給(たま)ひける中に」  [訳] 女御や更衣がたくさんお仕えしておられたそのなかに。  

 参考

「更衣」の原義は衣替えで、もとは、天皇が衣服を着替えるときに仕える女官であった。

 

 

更衣  (ブリタニカ百科事典)

 平安時代,後宮の女官の一つ。

 初めは,天皇が衣服を着替えるために設けられた便殿 (べんでん) を更衣と称した。

 のちにはそばに仕える女官をさすようになった。

 女御 (にょうご) の次位にあって天皇の御寝に侍し、四,五位に叙された。

 最初は近衛の次将や受領の娘が任じられたが,次第に公卿の娘が任官するようになった。

 

 催馬楽 (さいばら) の曲名。

「ころもがへせむや…」という歌い出しを曲名とする。

 朝覲 (ちょうきん) 行幸の宴席の御遊 (ぎょゆう) などに演奏された律の曲の代表曲。

「伊勢海」とともに知られたが、室町時代に廃絶。

 明治期に再興された。平調を主音とし、三度拍子というリズムパターンによる曲。

 

便殿 (べんでん)

 貴人の休息のために設けた御殿。または、部屋。びんでん。


Viewing all articles
Browse latest Browse all 5148

Trending Articles