歌舞伎『苅萱桑門筑後𨏍』(かるかやどうしんつくしのいえずと)戸板康二
名作歌舞伎全集 第三巻
『苅萱』の芸能は次のようなものがあるとのこと。(ウィキペディア)
石童丸 仁勢物語 82段のメモ https://blog.goo.ne.jp/usuaomidori/e/c75fd4cac9c69a9ed343a9d272fc9145 (乱鳥 『苅萱』)
『苅萱』(説教節、謡曲)
『苅萱道心行状記』(勧化本)
『苅萱道心物語』(浄瑠璃)
『石童丸苅萱物語』(読本:滝沢馬琴、1806年)
『苅萱道心』(歌舞伎)
『苅萱絵詞伝』(絵解き)
『苅萱親子一代記』(勧化本)
『石童丸』(浄瑠璃)
『石童丸のお話』(絵解き)
名作歌舞伎全集を探すと、第三巻に、『苅萱桑門筑後𨏍』(かるかやどうしんつくしのいえずと)が載っていた。
『苅萱桑門筑後𨏍』の戸板康二氏による解説の、興味深い部分だけを書き出してみたい。
◯𨏍(いえずと)とは、土産の意味。
◯苅萱道心は、出家した加藤繁氏の法名。
◯説経にある、善光寺親子地蔵の縁起、「かるかや」、古浄瑠璃「石童丸」を先題にしている。
◯享保20,8,15
豊竹座初演
作者:並木宗助、丈助
◯歌舞伎では三段目の他に、
五段目(親の後を慕って来た石童丸に、刈萱は 親と名乗らず返した)
◯一段目から五段目の中には、馴染みの演目^^のニュアンスが含まれる。
『石切梶原』(梶原平三誉石切)(三段目)
『女鳴神』(三段目)
『義経千本桜 鮨屋』(四段目)
◯『いもり酒』