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『年中行事絵巻』日本絵巻大成 8-30 【巻三 蹴鞠に興ずる公卿】二十二紙〜二十八紙 中央公論社 小松茂実編

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絵図は二巻

 

『年中行事絵巻』日本絵巻大成 8-30 【巻三 蹴鞠に興ずる公卿】二十二紙〜二十八紙 中央公論社 小松茂実編

 

 

日本絵巻大成 8 巻三 二十二紙〜二十八紙

 

 蹴鞠に興ずる公卿

 

 遣水(やりみず)を巡らした、築山。

 水に流れる桜の花びらを愛でる二人の姿。

 庭壺に懸かりの木四本。

    桜

    松

    柳

    楓

 一本に二人づつの蹴鞠足が守備をする。

 蹴鞠の高さは、必ず、下枝の高さ以上とした。

 

 

公卿(くぎょう)

 公卿(くぎょう)は、公家の中でも日本の律令の規定に基づく太政官の最高幹部として国政を担う職位、すなわち太政大臣・左大臣・右大臣・大納言・中納言・参議ら(もしくは従三位以上(非参議))の高官(総称して議政官という)を指す用語である。

 平安時代に公卿と呼ばれるようになった。

 

遣水(やりみず)

 庭園などに水を導き入れて流れるようにしたもの。

 流水の曲折にさまざまな工夫が凝らされ,また水中の底石,流れを変える横石,水越石などの配置にも独特の苦心が払われた。

 平安・鎌倉時代の庭園では重視されたが,室町時代以降は枯山水の庭園が流行するにつれて次第に衰退した。

『作庭記』に造り方が詳説されているが,それに近い構成が平泉の毛越寺の遺跡で発掘されている。

 

築山(つきやま)

 築山(つきやま)とは、人工的に作られた山。

 測量の目的で作られたり、観賞用として庭園に作られたり、子供の遊具として公園に作られたりしたものがある。


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