富田高至 編者
恩頼堂文庫旧蔵本 『仁勢物語』 11 六丁裏
和泉書院影印業刊 65(第四期)
1998年 初版
1997年 第三
右
六丁裏
◯をかし男神なりのなりけれハ、友達のみちにて
落ちけれは、よみける
たゝくなよ 程は雲井になる神も
太鼓の皮のうちやふるまて
六丁裏
◯おかし男、雷の鳴りければ、友達の道にて
落ちければ、詠みける
叩くなよ 程は雲井に鳴る神も
太鼓の皮の うち破るまで
なる神
鳴神
叩くなよ→打ち破る
『仁勢物語』和泉書院影印業刊
たゝくなよ 程は雲井になる神も
太鼓の皮のうちやふるまて
『伊勢物語』岩波古典文学大系9 「竹取物語 伊勢物語 大和物語」より写す
忘るなよ ほどは雲ゐになりぬとも
空ゆく月の めぐり逢うまで