『江戸時代の古文書を読む 元禄時代』「鸚鵡楼中記」 芝居の『仮名手本忠臣蔵』とは異なる内容が「鸚鵡楼中記」には日記として書かれている。
「鸚鵡楼中記」によれば「吉良は欲深き者ゆえ、前々皆音信にて頼むに、今度内匠が仕方不快とて 云々」諸々で、刃傷に及ぶ。
日記によれば、芝居のように浅野内匠守の妻に言いより拐かそうとする場面はない。
むしろ、面白く思わぬ吉良に浅野内匠守が一方的に切りつけ、吉良は刀を抜く余地すらない。喧嘩両成敗に及ばぬとさえある。
ここが芝居の創作における面白いところだと感じる。
芝居を書物が正しいか否かは別として記されている物でで確認すると言った作業が楽しい。
「鸚鵡楼中記」にはこのように記されているが、また別の種思つでは違った展開がなされているかもしれない。
齢を重ね、芝居好き古典好きでよかったとしみじみ感じる。
タイミングよくTVで「仮名手本忠臣蔵 四段目 判官切腹の段」(七代目 尾上 梅幸 十三代目 片岡仁左衛門)の一部を見ることができた。
元禄
『江戸時代の古文書を読む 元禄時代』「鸚鵡楼中記」 芝居の『仮名手本忠臣蔵』とは異なる内容が「鸚鵡楼中記」には日記として書かれている。
享保
享保という時代 『江戸時代の古文書を読む 享保の改革』(徳川林政史研究所監修 東京出版社)を読むにあたって
『江戸時代の古文書を読む 享保の改革』から「八代将軍徳川吉宗と享保の改革」竹内誠、「享保の改革と江戸」竹内誠 農民の作物育成の邪魔もせず、民衆もかわらけで楽しませる。水に触れると溶けるというかわらけ。これなら、作物が育つ上で邪魔にはならない。
『江戸時代の古文書を読む 享保の改革』から「享保の渡来象始末記」太田尚宏 綱豊卿は後の家宣。家宣の孫(綱吉の子)としての紀伊からの頼宣が八代将軍徳川吉宗。吉宗は実学好きで、日頃海外にも目を向けており、象も輸入。
徳川 宗春(とくがわ むねはる) 『江戸時代の古文書を読む 享保の改革』「徳川宗春の実像と治政 御庭番の職務などに関する史料を読む。」(徳川林政史研究所監修 東京出版社)を読むにあたって、知っておきたいこと。
徳川宗春が鯔背で人気があり、歌舞伎『傾城夫恋桜』にもなった。 『江戸時代の古文書を読む 享保の改革』「徳川宗春の実像と治政 御庭番の職務などに関する史料を読む。」
『江戸時代の古文書を読む 享保の改革』「御庭番の隠密活動」 深い雅海 元々御庭番は、紀州藩主徳川吉宗が八代将軍職を継いだ際、将軍独自の情報蒐集機関として設置された。