今日はのんびり時を過ごす。
夫とお茶を飲んで話す時間の長いこと。
私が引き止めて、次々に話し込んでいるのだが^^
というのも、柳田國男氏の猿回しや絵馬の話などで、私が盛り上がってしまったから。
猿回しの話そから読み始めたのには訳がある。
馬琴の『阿旬殿兵衛実実記』を読んでいる途中だから。
しかし柳田國男氏の文章は読みやすい。
おまけに、密かに静かな面白い波が押し寄せる。
品よくユニーク。
柳田國男氏は以前にも書いたが、読み物としても大変上等で、ちょっとした小説家よりははるかに文章が美しい。
また、活字なのと、興味のある民俗学関係なので、内容が把握できやすいのがありがたい。
私は夫に、ついつい
「日本語だから、読みやすいわ。」
と申してしまう。
『影印本とて、日本語ですから!!』
と自分で自分を突っ込んでいる私。
誠、影印本は二、三度読まなくては、内容がストレートに把握しづらい。
文字に起こすとわかるやすいが、時間がかかりすぎる。
夫曰く
「古典その他の本を活字でどんどんと読んで、絵巻物やこれと言ったものだけを影印で読めばいいんじゃないか?」と。
夫の言葉に一理あり。
夫もなかなかいいことを言うね、と見直した。