こいつぁ春から
羽が欲しい
翼が欲しい
飛んでゆきたい
伝えたい
1月4日
「こいつぁ春から 」をみる。
中村七之助さんの櫓お七(「歌舞伎“松竹梅湯島掛額」)の人形振りに感動を、涙が流れ続けた。
どうも最近、感動すると涙が出る。
中村七之助さんの人形振りはふとした表情や動きに先代の芝翫丈を匂わせ、嬉しくて涙がこぼれた。
中村七之助さんの動きは形が美しく、お顔立ちも美しく、声も裏返らず堂々としておられる。
舞台に立たれただけで目の覚めるような美しさ。
艶やかな役者は、舞台に立たれると、周りの空気の色合いを変える。オーラがあると言葉を変えることもできる。
華やい役者、七之助さん。
まだお若いのに、出てこられただけでも素晴らしいのに、古典歌舞伎もこなされる素晴らしい歌舞伎役者さんだと、毎度思う。
竹三郎さんが出ておられた^^
気がつけば、かなりお年を召してらっしゃる。素晴らしい。
雪道を歩く下駄の進め方、寒い夜。
竹三郎さんも見たい。大変みたい。
猿之助さんは「歌舞伎“松竹梅湯島掛額」でも、はまり役。
いつもと違う感じの「歌舞伎“松竹梅湯島掛額」に仕立て上げられ、興味を覚えた。
この役者さんも、色々考えてらっしゃる方だ。
今回 関西公園の松竹座興行で驚いたのは、愛之助さん。
以前の松竹座の『伊勢音頭恋寝刃』のように、力を注いで舞台に望まれていらっしゃる。
十二月の弁天小僧、今回の石川五右衛門を見て、少し化粧が怖いなとは思うが、それは力を入れておられる現れなのだと感じる。
できれば仁左衛門丈の白塗り化粧などを、以前のように真似てほしい。
この話題は、劇場の幕間で話によく登る。にざえも化粧の愛之助さんは見事に美しいのに、と。
夜の部は夫と感激。
花道近くなので、中づりを見上げるのが楽しみだ。早く見たいと感じた。
今回松竹座では昼の部を是非とも見たい。
藤十郎丈を一回でも多く見たい。
親子孫五人の米寿の舞は、藤十郎さんを好きな私には必見。
好きな演目の『河庄』
『葛の葉』が忘れられず今も余韻に浸っているとても好きな扇雀さん
夢のような昼の部である。
1月2日に初日を迎える歌舞伎座・大阪松竹座・浅草公会堂の歌舞伎公演を一部生中継を交え手の放送。
【歌舞伎座ゲスト】
中村七之助
松 郎
【大阪松竹座ゲスト】
中村鴈治郎
中村扇雀
片岡愛之助
【VTRインタビュー】
市川猿之助(歌舞伎座)、尾上松也・中村歌昇・坂東巳之助・坂東新悟・中村種之助・中村隼人・中村橋之助・中村鶴松・中村梅丸(浅草公会堂)
【司会】石田ひかり・吉田真人【副音声解説】高木秀樹
楽曲
「歌舞伎“金門五三桐”から」
~大阪松竹座 生中継~
「歌舞伎“松竹梅湯島掛額”から」
~歌舞伎座 生中継~