『カイジ2 人生奪回ゲーム』3★/5★
監督:佐藤東弥 藤原竜也 吉高由里子 生瀬勝久 松尾スズキ 山本太郎 香川照之 伊勢谷友介 2011年
家族と楽しくみた。
冒頭に、松尾スズキさん^^
これがいい。この役者さん(監督、脚本、演出家)が出てこられると作品を重厚な世界へと導こうとする。
生瀬勝久さんはどこまでも面白おかしくインパクトが強い。
吉高由里子さんの表情や目力、目の微妙は動きがうまい。
途中にこんなに美しい顔でこんなにうまい方が、歌舞伎役者だったらなぁと、言い放ってしまった。
夫、横で納得。
吉高由里子さんの弁天小僧は、いいよ!きっととほくそ笑む。
香川照之さんと伊勢谷友介さんもはまり役。
wowowデーターの出演者の名の中にはなかったが、山本太郎さんがいい味を出されていた。
声だけでわかる役者さんのお一人だ。
もっと見たかったと、少しジレンマが生じる。
藤原竜也さん定位置のカイジは安堵感がある。
途中の教訓めいた台詞や人情芝居的な台詞、ラスト近くでの忠義めいた台詞(歌舞伎かい? 笑)も、藤原竜也さんの手にかかればさらりとこなされ、すこぶる気持ちが良い。
くどく感じさせないのは、藤原竜也さんの持って生まれた才能というべきか。
それでいて、重厚さをも感じさせ、若い役者さんの中にもうまい方が多くいらっしゃるなと思う昨今。
家族曰く、芝居調で面白かった、と。
『それ、言っちゃう?』
と内心、ほくそ笑む。
データーは、 wowow公式HP
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命懸けのゲームを生き延びた男が、強制労働27年分もの借金を背負って、またも負け組に。さらに過酷なゲームを打ち破って再逆転できるか。藤原竜也主演のシリーズ第2作。
アニメ化もされて人気を得た福本伸行の原作コミックを、「ガッチャマン」の佐藤東弥監督が映画化した実写映画版の続編。今回は、原作者の福本も脚本に加わり、原作にないオリジナルゲームが考案された上、原作の中でも一番人気のエピソード“欲望の沼”を物語のベースに。引き続いて見どころは、藤原演じるカイジと、彼の前に立ちはだかる敵との心理戦。“地獄チンチロ”“人喰い沼”など、カイジが挑むゲームで繰り広げられる戦いは手に汗握る迫力。香川照之、生瀬勝久ら、曲者感あふれる実力派たちの怪演も楽しい。
命懸けのゲームを生き延びた男が、強制労働27年分もの借金を背負って、またも負け組に。さらに過酷なゲームを打ち破って再逆転できるか。藤原竜也主演のシリーズ第2作。
命懸けのゲームに勝って多額の借金をチャラにしたはずの青年カイジ。しかし1年もたたないうちにまたしても借金まみれの“負け組”に転落する。地下の強制労働施設送りとなったカイジだが、仲間から募った金を手に、2週間だけ地上に出ることを許される。自分と仲間たちの借金2億円を2週間で返す方法を考えるカイジは、偶然にも帝愛グループが経営する裏カジノの招待券を手にして潜入する。そこには因縁の相手、一条がいて……。
制作年/2011
制作国/日本
内容時間/134分
出演
役名 役者名
伊藤カイジ 藤原竜也
一条聖也 伊勢谷友介
石田裕美 吉高由里子
坂崎孝太郎 生瀬勝久
利根川幸雄 香川照之
大槻太郎 松尾スズキ
スタッフ
監督
佐藤東弥
脚本
福本伸行
脚本
山崎淳也
脚本
大口幸子
撮影
藤石修
音楽
菅野祐悟