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Channel: 乱鳥の書きなぐり
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ただいま、岩波新古典文学大系と『近松全集 第十一巻』(影印)で 『雙生隅田川』(ふたごすみだかわ)と格闘中。(3枚)

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 『近松全集 第十一巻』より『雙生隅田川』
  部分 『近松全集 第十一巻』では、ほぼ実物大






 
 岩波新古典文学大系(緑)『近松浄瑠璃集 下』より『雙生隅田川』

 
 『近松全集 第十一巻』より『雙生隅田川』

 
 『近松全集 第十一巻』より『雙生隅田川』
  部分 実物大
 『近松全集』ではこんな文字で書かれて掘られ、刷られています。

 通し狂言 『雙生隅田川』(ふたごすみだかわ)を見るまでに浄瑠璃の 『雙生隅田川』(ふたごすみだかわ)を読もうと思い、
ただいま、岩波新古典文学大系と『近松全集 第十一巻』(影印)と格闘中です。


 
 通し狂言 『雙生隅田川』(ふたごすみだかわ) ▼松竹株式会社 歌舞伎美人よりお借りしました。

 吉田の少将行房は比良ヶ嶽の次郎坊天狗の恨みをかい、我が子の松若丸を天狗にさらわれ、自身も殺されてしまいます。
 松若丸の双子の兄梅若丸は、吉田家の横領を企む勘解由兵衛景逸たちにそそのかされ、朝廷から預かっている「鯉魚の一軸」の絵の鯉に目を描き入れたため、鯉は絵から抜け出し、梅若丸は出奔。心労が重なった少将の妻班女御前は狂乱してしまいます。
 その頃、吉田の家来だった淡路の七郎は、使いこんだ主家の金1万両を返済するために猿島惣太と名のって人買い業をしていました。残りあと10両までこぎつけたところで、売れずに帰って来た都生まれの稚児を折檻して殺してしまいます。しかし、その稚児は、実は若君の梅若丸でした。それを知った惣太は非を悔い、天井に貯めた小判が家中に降りしきる中、壮絶な最期を遂げ、その一念によって天狗となります。
 一方、我が子を求めて隅田川のほとりへさまよい来た班女御前は、惣太の女房唐糸から梅若丸の死を聞き、川に身を投げようとします。しかし、松若丸と再会し、正気を取り戻します。吉田家再興のため、七郎天狗となった惣太に送られて、班女御前と松若丸は都へ向かって宙を飛んで行くのでした。
 そして、一連の騒動に終止符を打つべく、奴軍介が「鯉魚の一軸」から抜け出した鯉の行方を捜していると…。
 “三人宙乗り”や本水の中での大立廻り“鯉つかみ”の場など、スペクタクルにあふれた趣向とともに、親子の情愛や旧臣の悲劇を描く大作です。新右團次が襲名披露狂言として、猿島惣太後に七郎天狗、奴軍介を勤めます。

 平成30年度(第73回)文化庁芸術祭参加公演
近松門左衛門 作
戸部銀作 脚本・演出
奈河彰輔 脚本・演出
市川猿翁 脚本・演出
石川耕士 補綴・演出
三代猿之助四十八撰の内

通し狂言 雙生隅田川(ふたごすみだかわ)

市川猿之助
市川右團次 宙乗り相勤め申し候
市川右 近
〈序幕〉

〈二幕目〉

〈三幕目・大詰〉
班女御前
吉田少将行房
淡路前司兼成
小布施主税
次郎坊天狗
梅若丸/松若丸
伴藤内
勘解由兵衛景逸
局長尾
大江匡房

猿島惣太後に七郎天狗
唐糸
梅若丸
県権正武国

七郎天狗/奴軍介
班女御前
小布施主税
次郎坊天狗
松若丸
伴藤内
勘解由兵衛景逸
局長尾
大江匡房

     猿之助
     門之助
     男女蔵
     米吉
     廣松
初御目見得市川右近
     弘太郎
     九團次
右之助改め齊入
     鴈治郎

右 近改め右團次
     笑也
初御目見得市川右近
     海老蔵

右 近改め右團次
     猿之助
     米吉
     廣松
初御目見得市川右近
     弘太郎
     九團次
右之助改め齊入
     鴈治郎


 おつき合いくださいまして、ありがとうございます。

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