『子供の日萬葉雅楽会』 5月5日 萬葉植物園
子供の日に因んで、接することの少ない日本の古典芸能である雅楽に接して、親しみや理解を深めてもらおうと行われています。
萬葉植物園の中央にある池の水面に設置された浮舞台において、奈良時代より絶えることなく春日大社に伝承されてきた「管絃」および「舞楽」の数々が、春日古楽保存会・南都楽所により奉納されます。(春日大社 公式HPより)
今年はここ↑ から楽しませていただきました^^
5月5日こどもの日
今年も萬葉植物園で『子供の日萬葉雅楽会』と遅咲きの藤と歌にまつわる植物を楽しんでまいりました。
今年の曲名は次の通りです。
ここからは写真記録で失礼申し上げます。
管弦の部 二曲省略
振鉾(えんぶ)
振鉾(えんぶ)
迦陵頻(かりょうびん)
胡蝶(こちょう)
五常楽(ごじょうらく)
この日は「序」「破」「急」の全てを奏で、舞われました。
「序」→「破」→「急」
[ゆったりとしたリズムのないもの]→[早く、急で、リズムのあるもの]
「序」→「破」→「急」に合った舞が展開されます。
五常楽(ごじょうらく)
この曲の「急」の部分に差し掛かると興味深かったようで、外国人の方が私の前に座り、熱心にお写真を撮られていました^^
白濱(ほうひん)
白濱は日本の白浜ではなく、古代朝鮮半島の地名です。
途中でリズムや拍子が変わりこう云った音楽は奥が深いなと思いました。
「五常楽」「白濱」の二曲の衣装には獅子の刺繍が施されています。
「白濱」は曲の途中で袖を脱ぎます。
長慶子(ちょうげいし)
参会者が退出するときに演奏。これで、『子供の日萬葉雅楽会』は幕を閉じます。
この日は5月2日の東大寺聖武祭の日や4月22日の四天王寺舞楽大法要の日と同様、一点の曇りもない、太陽が照りつける青空のもとでの鑑賞でした。
拙い記録ではございますが、最後までお付き合いくださいまして、誠にありがとうございます。
関係者の皆様、楽しいお時間をありがとうございました。
また、舞楽といった未知の世界に誘ってくださいましたS氏に心より御礼申し上げたいと思います。ありがとうございます。
2015年5月5日 春日大社 萬葉植物園にて