『二月堂縁起絵巻』 『平成27年度特別陳列「お水取り」展』より
『二月堂縁起絵巻』
修二会の草創説及び、二月堂にまつわる諸説
四人の貴顕(きけん)の分筆
上巻 二月堂ができる
僧が魚を捕り、黒と白の鳥(鵜?)が生まれる →閼伽井
下巻 魚を食べた女が香水を飲み、大蛙を吐き出し、病が治る。
魚を食べた僧が病にかかる。その子孫も◯◯病にかかり乞食となる。奈良阪の◯◯病の人々に、東大寺の僧は粥食を与える。
今回の『二月堂縁起絵巻』では、上巻下巻で そういった場面の部分が展示されていました。
これを読むだけで、三、四十分かかる私。今回も展示物全対で三時間以上かかりました。
夫は館内別行動。時々私に説明をしてくれながら、見ていました。
粥食のお櫃(おひつ)や『お水取り絵巻』に出てくる柄杓(ひしゃく)などの実物が展示されていました。
大変わかりやすく、具体的にイメージをしやすい展覧会でした。
展覧会の後は修二会の「初夜上堂お松明」を拝見させていただき、東大寺さんがまた一つ、身近に感じられたように思います。
招待券を二枚頂戴しておりましたが、一枚で二名入場できました。
奈良公園のあたりは美しくならの中でもとても好きな所なので、今年も東大寺さんへ何度もお参りしようと思いました。
2015年3月6日