一点の曇りも無い十六夜の月
一点の曇りも無い十六夜の月
雲がかかっていてさまよっている様な十六夜の月
雲がかかっていてさまよっている十六夜の月を見ると
せいしんさまぁ〜、清心さまぁあ〜
と、十六夜(女性)の声が聞えてくるようです。
『小袖曽我薊色縫』(こそでそがあざみのいろぬい)俗にいう『十六夜清心』の十六夜は、女性の名ですが、中秋の名月の翌日になればこの芝居の声が聞えてきます。
そう、
せいしんさまぁ〜、清心さまぁあ〜
「十六夜」は元は「猶予う(いさよう)」という一つの言葉(「ためらう」「停滞する」
という意味の動詞)が名詞化したもので「いざ+○○」という二つの言葉に分かれる
意味合いはないと思われます。
【十六夜】(いざよい)とは (大辞泉より)
1 進もうとしてもなかなか進めない。躊躇(ちゅうちょ)する。ためらう。
「傾きかかった月の光が、―・いながら、残っている」〈芥川・偸盗〉
2 進まないでとまりがちになる。停滞する。とどこおる。
せいしんさまぁ〜、清心さまぁあ〜
月の出は満月の「日没頃」と比較して昇って来るのがだんだん遅くなってき、「月が出るのが待ち遠しい」という意味で「月待ち」の
行事として月の呼び名をいろいろと変えていったそうです。
十六夜以降は(月が昇って来るのが遅いので)「待ちくたびれた」→月が出るのを、立って待つ・家に入って待つ・寝て待つ・夜更けまで待つといった呼び名になっていきます。
せいしんさまぁ〜、清心さまぁあ〜
いざよい
ためらってぐずぐずすることで,“十六夜の月”は,ためらうように、昇ってくる満月の翌日の月を表した呼び名です。
せいしんさまぁ〜、清心さまぁあ〜
いざよい
→いざ!宵
せいしんさまぁ〜、清心さまぁあ〜
日が沈めばすなわち宵始まり
せいしんさまぁ〜、清心さまぁあ〜
なのでじゃりまする。
ちなみに
わたくしにとっての『小袖曽我薊色縫』(こそでそがあざみのいろぬい)又の名の『十六夜清心』の清心様は、片岡仁左衛門丈のイメージが強うございます。←あほか^^;;
2014年9月9日の月