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Channel: 乱鳥の書きなぐり
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十六夜の月と『小袖曽我薊色縫』(こそでそがあざみのいろぬい)俗にいう『十六夜清心』 9月9日の月(4景)

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 一点の曇りも無い十六夜の月
 
 一点の曇りも無い十六夜の月
 
 雲がかかっていてさまよっている様な十六夜の月
 
 雲がかかっていてさまよっている十六夜の月を見ると
 せいしんさまぁ〜、清心さまぁあ〜
 と、十六夜(女性)の声が聞えてくるようです。


『小袖曽我薊色縫』(こそでそがあざみのいろぬい)俗にいう『十六夜清心』の十六夜は、女性の名ですが、中秋の名月の翌日になればこの芝居の声が聞えてきます。
 そう、
  せいしんさまぁ〜、清心さまぁあ〜

「十六夜」は元は「猶予う(いさよう)」という一つの言葉(「ためらう」「停滞する」
という意味の動詞)が名詞化したもので「いざ+○○」という二つの言葉に分かれる
意味合いはないと思われます。

【十六夜】(いざよい)とは  (大辞泉より)
 1 進もうとしてもなかなか進めない。躊躇(ちゅうちょ)する。ためらう。
「傾きかかった月の光が、―・いながら、残っている」〈芥川・偸盗〉
 2 進まないでとまりがちになる。停滞する。とどこおる。

  せいしんさまぁ〜、清心さまぁあ〜

 月の出は満月の「日没頃」と比較して昇って来るのがだんだん遅くなってき、「月が出るのが待ち遠しい」という意味で「月待ち」の
行事として月の呼び名をいろいろと変えていったそうです。
 十六夜以降は(月が昇って来るのが遅いので)「待ちくたびれた」→月が出るのを、立って待つ・家に入って待つ・寝て待つ・夜更けまで待つといった呼び名になっていきます。

  せいしんさまぁ〜、清心さまぁあ〜


 いざよい
 ためらってぐずぐずすることで,“十六夜の月”は,ためらうように、昇ってくる満月の翌日の月を表した呼び名です。

  せいしんさまぁ〜、清心さまぁあ〜

 いざよい
    →いざ!宵

  せいしんさまぁ〜、清心さまぁあ〜


 日が沈めばすなわち宵始まり

  せいしんさまぁ〜、清心さまぁあ〜

             なのでじゃりまする。


 ちなみに
 わたくしにとっての『小袖曽我薊色縫』(こそでそがあざみのいろぬい)又の名の『十六夜清心』の清心様は、片岡仁左衛門丈のイメージが強うございます。←あほか^^;;


 
 
 
 

 



      2014年9月9日の月



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