『梶原平三誉石切』
松本幸四郎 中村芝雀 片岡愛之助 坂東亀寿 澤村由次郎 大谷桂三 尾上松也 坂東薪車 坂東秀調 中村歌六 坂東彦三郎(敬称は省略させて頂きます) ご出演の『梶原平三誉石切』を楽しませて頂きました。
好きな演目、好きな役者さんの面々
力強く、実におもしろうございました。
このようなお舞台を見ると、【歌舞伎】を感じます。
今回の酒づくし死罪の罪人役は坂東秀調さんでございました
中村歌六さんと中村芝雀さんの親子と梶原( 松本幸四郎さん)の数々の場面で感動致しました。
台詞で感動、しぐさで感動、形で感動
最後、筋書きの展開で満足し感動
花道の幸四郎さんで感動
感動に感動を重ね感じた『梶原平三誉石切』で、終わりには歌舞伎そのものに感動を覚え、涙が流れ出ました。
気軽に遠征してお芝居を見るという訳にはまいりません。
関西の劇場で歌舞伎らしい歌舞伎が見たい!と痛感致しました。
と、誰ぞが言っておられるかもしれません(^^)
データーは全て衛生劇場 公式HPよりお借りしました。
本編尺:78分
製作年:2006年
出演:松本幸四郎 中村芝雀 片岡愛之助 坂東亀寿 澤村由次郎 大谷桂三 尾上松也 坂東薪車 坂東秀調 中村歌六 坂東彦三郎
源氏ゆかりの青貝師(螺鈿細工師)六郎太夫は、娘の許嫁の源氏の武士に金を用立てるため、家伝の刀を平家の侍大庭三郎に買い上げてもらおうと、大庭のもとへやってくる。大庭は居合わせた梶原に刀の目利きを頼むが、さらに一度に二人の人間の胴を切ることができるので「二つ胴」の異名をとる刀ゆえ、試し切りを要求。そこで死罪の罪人が引き出されるがあいにく一人だけ。そこで六郎太夫は自分が試し切りに加わると申し出る。切り手は梶原。さてさて…。
梶原平三景時は源氏の重臣として知られるが、一時は平家に仕えていたという。この作品は、梶原がその当時もひそかに源氏に心を寄せていたというエピソードとして描かれる。
(2006年/平成18年2月・歌舞伎座)