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こいつぁ春から   「歌舞伎“松竹梅湯島掛額”から」七之助さんの櫓お七の人形振りに感動し、涙が溢れ出た。

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 こいつぁ春から



    羽が欲しい

    翼が欲しい

    飛んでゆきたい

    伝えたい





 1月4日

「こいつぁ春から 」をみる。


 中村七之助さんの櫓お七(「歌舞伎“松竹梅湯島掛額」)の人形振りに感動を、涙が流れ続けた。

 どうも最近、感動すると涙が出る。

 中村七之助さんの人形振りはふとした表情や動きに先代の芝翫丈を匂わせ、嬉しくて涙がこぼれた。

 中村七之助さんの動きは形が美しく、お顔立ちも美しく、声も裏返らず堂々としておられる。

 舞台に立たれただけで目の覚めるような美しさ。

 艶やかな役者は、舞台に立たれると、周りの空気の色合いを変える。オーラがあると言葉を変えることもできる。

 華やい役者、七之助さん。

 まだお若いのに、出てこられただけでも素晴らしいのに、古典歌舞伎もこなされる素晴らしい歌舞伎役者さんだと、毎度思う。 


 竹三郎さんが出ておられた^^

 気がつけば、かなりお年を召してらっしゃる。素晴らしい。

 雪道を歩く下駄の進め方、寒い夜。

 竹三郎さんも見たい。大変みたい。


 猿之助さんは「歌舞伎“松竹梅湯島掛額」でも、はまり役。

 いつもと違う感じの「歌舞伎“松竹梅湯島掛額」に仕立て上げられ、興味を覚えた。

 この役者さんも、色々考えてらっしゃる方だ。





 今回 関西公園の松竹座興行で驚いたのは、愛之助さん。

 以前の松竹座の『伊勢音頭恋寝刃』のように、力を注いで舞台に望まれていらっしゃる。

 十二月の弁天小僧、今回の石川五右衛門を見て、少し化粧が怖いなとは思うが、それは力を入れておられる現れなのだと感じる。

 できれば仁左衛門丈の白塗り化粧などを、以前のように真似てほしい。

 この話題は、劇場の幕間で話によく登る。にざえも化粧の愛之助さんは見事に美しいのに、と。

 夜の部は夫と感激。

 花道近くなので、中づりを見上げるのが楽しみだ。早く見たいと感じた。



 今回松竹座では昼の部を是非とも見たい。

 藤十郎丈を一回でも多く見たい。

 親子孫五人の米寿の舞は、藤十郎さんを好きな私には必見。

 好きな演目の『河庄』

『葛の葉』が忘れられず今も余韻に浸っているとても好きな扇雀さん

 夢のような昼の部である。





 1月2日に初日を迎える歌舞伎座・大阪松竹座・浅草公会堂の歌舞伎公演を一部生中継を交え手の放送。

【歌舞伎座ゲスト】
 中村七之助
 松   郎

【大阪松竹座ゲスト】
 中村鴈治郎
 中村扇雀
 片岡愛之助

【VTRインタビュー】
 市川猿之助(歌舞伎座)、尾上松也・中村歌昇・坂東巳之助・坂東新悟・中村種之助・中村隼人・中村橋之助・中村鶴松・中村梅丸(浅草公会堂)

【司会】石田ひかり・吉田真人【副音声解説】高木秀樹

楽曲

「歌舞伎“金門五三桐”から」
~大阪松竹座 生中継~

「歌舞伎“松竹梅湯島掛額”から」
~歌舞伎座 生中継~

『カイジ2 人生奪回ゲーム』監督:佐藤東弥 藤原竜也 吉高由里子 生瀬勝久 松尾スズキ 山本太郎 香川照之 伊勢谷友介 2011年

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 『カイジ2 人生奪回ゲーム』3★/5★

  監督:佐藤東弥 藤原竜也 吉高由里子 生瀬勝久 松尾スズキ 山本太郎 香川照之 伊勢谷友介 2011年



 家族と楽しくみた。

 冒頭に、松尾スズキさん^^

 これがいい。この役者さん(監督、脚本、演出家)が出てこられると作品を重厚な世界へと導こうとする。


 生瀬勝久さんはどこまでも面白おかしくインパクトが強い。


 吉高由里子さんの表情や目力、目の微妙は動きがうまい。

 途中にこんなに美しい顔でこんなにうまい方が、歌舞伎役者だったらなぁと、言い放ってしまった。

 夫、横で納得。

 吉高由里子さんの弁天小僧は、いいよ!きっととほくそ笑む。


 香川照之さんと伊勢谷友介さんもはまり役。


 wowowデーターの出演者の名の中にはなかったが、山本太郎さんがいい味を出されていた。

 声だけでわかる役者さんのお一人だ。

 もっと見たかったと、少しジレンマが生じる。


 藤原竜也さん定位置のカイジは安堵感がある。

 途中の教訓めいた台詞や人情芝居的な台詞、ラスト近くでの忠義めいた台詞(歌舞伎かい? 笑)も、藤原竜也さんの手にかかればさらりとこなされ、すこぶる気持ちが良い。

 くどく感じさせないのは、藤原竜也さんの持って生まれた才能というべきか。

 それでいて、重厚さをも感じさせ、若い役者さんの中にもうまい方が多くいらっしゃるなと思う昨今。


 家族曰く、芝居調で面白かった、と。

『それ、言っちゃう?』
と内心、ほくそ笑む。

 
 




 データーは、 wowow公式HP

  ▼

 命懸けのゲームを生き延びた男が、強制労働27年分もの借金を背負って、またも負け組に。さらに過酷なゲームを打ち破って再逆転できるか。藤原竜也主演のシリーズ第2作。

 アニメ化もされて人気を得た福本伸行の原作コミックを、「ガッチャマン」の佐藤東弥監督が映画化した実写映画版の続編。今回は、原作者の福本も脚本に加わり、原作にないオリジナルゲームが考案された上、原作の中でも一番人気のエピソード“欲望の沼”を物語のベースに。引き続いて見どころは、藤原演じるカイジと、彼の前に立ちはだかる敵との心理戦。“地獄チンチロ”“人喰い沼”など、カイジが挑むゲームで繰り広げられる戦いは手に汗握る迫力。香川照之、生瀬勝久ら、曲者感あふれる実力派たちの怪演も楽しい。


 命懸けのゲームを生き延びた男が、強制労働27年分もの借金を背負って、またも負け組に。さらに過酷なゲームを打ち破って再逆転できるか。藤原竜也主演のシリーズ第2作。
 命懸けのゲームに勝って多額の借金をチャラにしたはずの青年カイジ。しかし1年もたたないうちにまたしても借金まみれの“負け組”に転落する。地下の強制労働施設送りとなったカイジだが、仲間から募った金を手に、2週間だけ地上に出ることを許される。自分と仲間たちの借金2億円を2週間で返す方法を考えるカイジは、偶然にも帝愛グループが経営する裏カジノの招待券を手にして潜入する。そこには因縁の相手、一条がいて……。

制作年/2011
制作国/日本
内容時間/134分


出演
役名 役者名
伊藤カイジ 藤原竜也
一条聖也 伊勢谷友介
石田裕美 吉高由里子
坂崎孝太郎 生瀬勝久
利根川幸雄 香川照之
大槻太郎 松尾スズキ

スタッフ
監督
佐藤東弥
脚本
福本伸行
脚本
山崎淳也
脚本
大口幸子
撮影
藤石修
音楽
菅野祐悟

乱鳥徒然   まぐろ初競り 「競高く 鮪肥ゆる富裕」

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 京大博物館 アンモナイト
 その昔吉富先生という方がいらっしゃり、十歳年上の兄が化石の会(?)でお世話になっていたことがある。
 そのため、化石や鉱物は私の子供の頃より多くあった。
 小学生低学年の頃、こんにゃく石をくねくねさせたり叩いたり、雲母を剥がして遊ぶのが好きであった。
 こんなに大きくはないが、かなり大きなアンモナイトを吉富先生に託した兄。
 アンモナイトを見ると、兄を思い出す。






  せりたかく まぐろこゆる ふゆ         駄鳥嫗
  競高く   鮪肥ゆる   富裕




 マグロの初セリがえらいほどに跳ね上がり、びっくり@@

 大マグロ1匹3億3330万を超えたとか超えないとか。

 庶民感覚では考えられないが、店舗を訪れる人やブログや話題にする人は多くいるであろう。

 宣伝効果も大きいであろうが、これで、景気もうなぎならぬマグロ登戸なるきっかけになればいいのだが。

 ニュースを見て、帰って財布の紐を締めた私って、どんなものでしょうかしらん。


 ほんとろの部分を一人一貫限り390円で食せるとあって、しょれを拝みたいばかりに長蛇の列。

 本来なら、ほんとろの寿司は一貫の値段に直せば、2,3万はするという。

 これって寒空の中を並び、大変努力をなさった上で食されるマグロのお寿司ですもの。

 美味しいでしょうねと横目で見つつ、私はといえば毎日せっせと、種類多きたっぷりお野菜とお魚などの煮物や味噌汁を作る。

 さ、今日も励もう、健康貯金&知識貯金。



 

 


 

 


 

正月土産の一つは、栗きんとん好きを思ってか、岐阜県の松月堂の久里柿。

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 松月堂の久里柿



 

 


 お正月、息子が色々なお菓子などを手土産に帰ってきた。

 その中の一つが、これ。

 栗きんとん入りのお菓子。


 随分前に、息子がすや(岐阜県)の栗きんとんをお土産にくれた。

 それ以来秋になるとソワソワとし、息子に栗きんとん催促が始まった。

 そして近年では秋も半ばにもなると、こちらから催促せずして、すやの栗きんとんを送ってくれるようになった。

 息子は毎年のように山形のラフランスとすやの栗きんとんを送ってくれる。


 栗きんとんの好きな私たちを知って、今回は違ったお菓子を買ってくれたようだ。

 それも、わたくしの好きな市田柿の中に栗きんとんが入ったもの。


 岐阜県の松月堂の久里柿というお菓子だ。

 市田柿の中に、栗と砂糖100パーセントではない甘さ控えめの栗きんとんが入っている。

 市田柿が甘いので、いい具合だ。

 市田柿の周りにはゼリーに練り込まれた栗きんとんで包まれている。

 周りにつぶつぶはケシの実ではないので、驚いた。

 すやの栗きんとんとはまた違ったお味のお菓子であったが、市田柿が使われ、年始にはふさわしい。

 今年は花びら餅を購入しなかったので、お抹茶と一緒に、いい感じにいただくことができた。

 気の利いた息子だ。

 少しづつ、色々な種類のお菓子を持ち帰ってくれたことに、感謝している。


 岐阜県には栗きんとんの店が多くある。

 中でもすやさんと、もう一軒(店名わ忘れました)の栗きんとんが美味しいらしい。

 また、栗きんとんは大変美味なので、季節には栗きんとん店巡りをされる旅行者もいらっしゃるらしい。

 なるほど、お菓子の好きなものにとっては、わかるような気がする。


 岐阜の山々は、ただいま雪化粧なのだろうか。

 日本にはいたる所に、心が奪われるような景色がある。





 

『近松心中物語 いのうえひでのり×堤真一×宮沢りえ』 1★/5★ 秋元松代作 いのうえひでのり演出2018年1月 新国立劇場 中劇場

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 『近松心中物語 いのうえひでのり×堤真一×宮沢りえ』  1★/5★

   秋元松代作 いのうえひでのり演出2018年1月 新国立劇場 中劇場






『近松心中物語 いのうえひでのり×堤真一×宮沢りえ』を悶々とした気分で見終えた。テレビで助かったと胸をなでおろす。

 この気持ちは私だけかと思い、「近松心中物語 評価」で検索すると、酷評が多い。

 その一つには「ここ数年見た舞台の中で、一番ひどかった。」というものさえあった。


 何がそれだけ悶々とさせたかというと、まずテーマが定まってないので、何を言いたいのかがわからない。

 梅忠に絞るのか、与兵衛お亀にマトを当てるのか、当時(江戸時代に)流行った心中に焦点を当てるのかが、わからない。

 いわばバラバラで、なんでもあり。

 要するに、脚本家の頭の整理がなされてない。


 衣装が悪い。

 梅川の着物や鬘や飾りが貧弱。

 宮沢りえさんの化粧も顔色が暗く、良からぬ身請けの話が持ち上がり狂わないの街を朦朧と歩く姿は、その店一の遊女梅川であるのかよたかであるのか迷ってしまうほど。

 もうしこし艶やかにするべきであろう。


 加えて、梅忠の道付きの場の中米の着物が暑苦しい。

 おまけに、堤真一さんの赤茶のどうらん(?)の化粧が暑苦しく、演技も雪深き吹雪まいたる冬とは真逆の暖かなお顔で演じられていたので、番狂わせを味わった。


 道行きで現れた二人は菰(こも)を使わず、破れがさであった。

 破れた傘の骨の間から二人に顔が見え、一瞬斬新だとは思った。

 だが、一般的に菰(こも)を使い理由としては次のように考えられる。

    二人の決意
    辛き旅路
    寒さをしのぐ
    身(顔)を隠す
    舞台における美的演出
    菰(こも)という意味合い

 武士上がりのお子もさんは剣菱の菰(こも)を使ったと言い伝えらている菰(こも)。

 梅忠は破れがさよりも、一般的な酒の菰(こも)を使った方が、似合うと柑橘がそこは演出家のお考え(笑)であろうから、致し方がない。

 
 陰影を出した布を使った吹雪の表現演出と効果音は良かった。

 谷間の深きゆきを表現下切り立つゆきを布で描いたのも良かった、

 しかし、堤真一さんの演じ方は、季節は秋であったのが残念。

 期待をしていた俳優だっただけに口惜しかった。


 新口村の場はなかった。

 ラストの二人の心中は、定型のように赤い布が使用された。

 だが、弱い。

 二人への共感とあわれむ心が生じない。したがって、涙初全くでなかった。


 動きも表情も弱い心中。

 このような弱い梅忠の最後は、小芝居とて見たことがない。

 いやいや、小芝居でうまい劇団もいくつかは知っている。


 おまけに、効果音が下品に入り、恐ろしく大きい。

 これでは小芝居の演歌が入るのとは変わりがない。


 無論歌舞伎と比較して、残念だと言っているのではない。

 この芝居はこの芝居である。

 しかし至る所で、粗が目についた。


 脚本や演出は感心しなかった私であったが、小池栄子さんの演技は体操共感を覚えた。

 あの台詞の言い回しは、夫を愛している自分に酔いしれる女房、そして、心中ものに憧れ心中にも憧れ妄想する女の発生を巧みに現しておられた。

 江戸時代、心中が流行り、心中物(脚本や芝居)や流行り、実際に憧れて真珠するといった人が多かったという。

 心中は言い方を変えれば、名誉なことでもあったという。

 心中に的を当てるのであれば、一例として中村勘三郎さんの『浮かれ心中』のように心中を軸に儚さを描いたような作品に仕上げる方が、良いであろう。


    …と、知人が申してましたか?

    申してましたような、申してませんでしたような…

    野の仏笑うような 笑わぬような〜♪  (南こうせつ 歌)

 

 



 


 


 データーは全てwowow公式HP



 蜷川幸雄の名作が、人気演出家いのうえひでのりの手でよみがえる。堤真一、宮沢りえ、池田成志、小池栄子ら豪華出演陣が現代に問い掛ける究極の愛の物語。

 物語は2組の男女の心中を描いているが、今作では忠兵衛を映像作品でも大活躍の堤真一、遊女・梅川を第25回読売演劇大賞の大賞と最優秀女優賞を受賞した宮沢りえが演じ、死に向かって疾走する愛を現代の観客の胸に問い掛ける。もう1組は夫婦でありながら心中の道を選ぶ与兵衛とお亀。心中に乗り気ではない与兵衛に池田成志、心中に憧れるお亀に小池栄子という芸達者な2人が会場を爆笑の渦に巻き込む。限りなく美しい舞台の後ろにある切なさ、人間くささが浮き彫りになるいのうえ版は、まさしく現代の「近松心中物語」だ。


 蜷川幸雄の名作が、人気演出家いのうえひでのりの手でよみがえる。堤真一、宮沢りえ、池田成志、小池栄子ら豪華出演陣が現代に問い掛ける究極の愛の物語。
劇団☆新感線主宰・いのうえひでのりが、新演出で挑む秋元松代作の「近松心中物語」。「近松心中物語」といえば1979年の初演以来、蜷川幸雄の代表作として名高い不朽の名作。蜷川は、この作品が様式化されることを潔しとせず、終生衰えることなく作品に情熱を傾け続けた。その情熱を胸に挑んだいのうえは伝説の作品をダイナミックによみがえらせた。

【ストーリー】
 飛脚屋亀屋の養子忠兵衛(堤真一)は、店の奉公人が拾った封書に1分の金が入っていたため、差出人である遊郭の主人・槌屋平三郎(小野武彦)を訪ねる。堅物で遊郭など興味のない忠兵衛は、封書を手渡すとすぐに店を出るが、そこで遊女の梅川(宮沢りえ)と遭遇。一目惚れした2人は無言で見つめ合う。そして、忠兵衛は取り付かれたように梅川を追い求め店の中へと消えて行った。
 ある日、忠兵衛は梅川に身請け話が持ち上がったことを知る。自分が先に名乗り出たいものの、自由になる金がない。そこで、手付金だけでも借りようと幼なじみである小道具商傘屋の婿養子・与兵衛(池田成志)を頼ることに。同情した与兵衛はなんと店の金を手渡す。槌屋で無事手付金を支払い安堵したのもつかの間、忠兵衛と梅川に新たな難題が。一方、店の金に手を付けたことで家を出た与兵衛と彼の後を追う妻のお亀(小池栄子)。逃避行へと向かう男女2組の運命は?


収録日・収録場所
2018年1月31日/東京 新国立劇場 中劇場


出演
堤真一
宮沢りえ
池田成志
小池栄子
市川猿弥
立石涼子
小野武彦
銀粉蝶

スタッフ

秋元松代
演出
いのうえひでのり

乱鳥徒然  ビハッリーリノ!?

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 毎日

 毎日毎日 毎日


 ビハッリーリノ

      ってかぇ!(笑)

乱鳥徒然  ゆる〜り、心構え

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 丸一日、十五回、いや十八回は行っただろうか。
 写真はイランのペルセポリス。







 1月8日

 気がつけば、あと数分で

 1月9日

 こううかうかとしてはいられない。

 体力と相談しながら、やるべきことは、やる!

乱鳥徒然  ビハッリーリノ 2

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 最近、毎日の某待ち時間が長く閉口している。

 だがここ一番、この時間を有効利用したいがために本を三冊持ち歩いている。


 一つは和本、一つは小説か観世流謡(続)曲百番集、そして一つは季語集。

 三冊とも手頃な重さ及び大きさなので、重宝している。


 できることから始めよう。できることだけ、こなしていこう。

 ここらあたりで肩の力を抜いて、ゆる〜り頑張り、目一杯楽しもう。

 しかしながら、やりたいことが山積みだ。


 こりゃまった、どうしたこってぃ ! (助六 台詞)

保津川下りの船の櫂(かい)をつなぎとめる縄について  ギィイ ギシギシ ギィイー ギジギジ (3景)  2018年秋

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  保津川下りの船の櫂(かい)をつなぎとめる縄について  ギィイ ギシギシ ギィイー ギジギジ (3景)  2018年秋





     保津川下りの船の櫂(かい)をつなぎとめる縄について

 
 漕ぎ出す前
 しめ縄とは逆に結われた縄

 
 櫂(かい)を漕ぎ出すと音と泡が生じる。
 この写真では泡(白くなった部分)が認められる。

 
 船頭さんは時々つなぎ目に、水をかけられマワつで生じる温度を下げられている。
 また、スムーズに動かせるという利点もありそうだ。




 ギィイ ギシギシ  ギィイー ギジギジ

 保津川下りで面白く感じたのは、船の櫂(かい)をつなぎとめる縄でした。

 紅葉もまも無い保津川下りは、少し冷たい風が身にさし、心地良いものでした。

 ギィイ ギシギシ  ギィイー ギジギジ

 船頭さんの船を濃く音が急流の中に入り混じります。

 ギィイ ギシギシ  ギィイー ギジギジ
 ギィイ ギシギシ  ギィイー ギジギジ

 
 ふと保津川下りの船の櫂(かい)をつなぎとめる縄を見ますと、縄からは泡が生まれ吹いています。

 櫂をこぎ、櫂が回される度に、ギィイー ギジギジと泡のぷくぷく ふくふくが、バロック音楽のようです。

 

 船頭さんは櫂を漕ぎ出す前や漕いでいる途中に、何度もなんども水をかけられます。

 わたくしが
「摩擦で熱を持つからですか?」
と、お尋ねしますと、まさしくその通りだと答えて下さいました。

 泡は、木の渋と縄の摩擦により、生じている様に感じました。

 加えて、船頭さんとは泡の話や色々なお話をさせていただき、納得した次第です。


 船頭さんは櫂と船との固定安定の縄自体が、しめ縄と反対の方向に結われているとおっしゃっていました。

 理由まではおっしゃいませんでしたが、おそらく櫂を漕ぐ反対方向、あるいは進行方向でゆい目が解けやしくない方向に結われているのだと感じました。

 
 
 ギィイ ギシギシ  ギィイー ギジギジ

 泡のぷくぷくと櫂のギシギシといった四拍子は二ヶ月以上経った今も心に響いています。


 

 

 
 

乱鳥徒然  能楽の講座申し込みを思い出す。

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 能楽の天野先生の講座の申し込み開始が今月の9日だったことを今思い出す。

 早く申し込まずばなるまいて!


 今年度は漢文も受けようかと思ったが、中之島阪大センサーではないので、二の足を踏んでいる。

 習うより、自分で読もう。中国古典。







 

乱鳥徒然  1月11日

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 1月11日

 午前中はいつもの所用で出かけることになる。


 今日あたりに、本居宣長著の『玉あられ』が読了できそうだ。

 興味深いことが多く書かれていた。共感できることは多々あった。

 今振り返っても、本居宣長さんってまっすぐな方だなと感じる。


 午後から夕方にかけては自分の時間をもつことができようか。

 その前に、もう一つ。講座の申し込みと支払いを忘れないように。


 本を読み、できる範囲で体を動かしたい。

 写真の詞のようにテクテクとはいかないが、できれば、すり足でお散歩。

 太陽や植物、冬の空気の冷たさを肌で感じながら、今日という日を楽しみたい。


 

 

『名作歌舞伎全集 第八巻』(昭和45年)より『楼門五三桐』  『名作歌舞伎全集 第八巻』(平成八年版)より『五三桐』要点

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 写真は2018年11月 南禅寺山門

 

 

 




 『名作歌舞伎全集 第八巻』(昭和45年)より『楼門五三桐』  『名作歌舞伎全集 第八巻』(平成八年版)より『五三桐』要点




 『五三桐』


 通しで『五三桐』を読もうと思ったが『名作歌舞伎全集 第八巻』には『楼門五三桐』のみ記載。

 仕方がないので『歌舞伎名作事典』を観たが、当たり前だが、全ての台詞は載っていようはずがない。

 今回松竹座では、『五三桐』の通し狂言である。

 部分的に知っており、また楼門五三桐場面では台詞も思えている部分が多い。

 珍しき『五三桐』通し狂言とあって、夫もかなり楽しみにしているのは嬉しいことだ。

「絶景かな絶景かな」
と、思い切り楽しんで参りたい。


 ところで、『名作歌舞伎全集 第八巻』(平成八年版)の『五三桐』には次のように記されていた。

「通し」で行くか、「桜門」をとるか。結局は出演する役者の柄を考え、また上演される場を考えて、どちらを選ぶよりほかあるまい。  P.129





 

乱鳥徒然  今年度の講座、二つ確定。

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 よっし!!!

 大切な講座、二つ確定。


 天野先生の講座は、後二年のみ開講されると云う。

 二講座共に今年度こそは体に気を付けて、欠席を無くしたい。


 世の中に感謝。

 みなさまに感謝。

乱鳥徒然  ………ようでごじゃりまする。

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 写真は大神神社 後宴能 『三輪』






 いいぞいいぞ! 今朝から、万歳ができるぞ。

 肩の痛みが多少治り、快調快調 いいぞいいぞ!


 手のひらを 太陽に〜♪

 とはしゃぎたいところだが、あいにく、今日は曇り空かな。

 心にはこんなに太陽が煌めいていると云うのに、あら!不思議やな。


 体を温めるって、大切だね。

 何事にも凝り性、肩こり症の私は、先日から体を温める方向に向かっているが、これまた良し。

 肩甲骨も真ん中当たりと好きなところの二箇所に、コロンコロンに着包んだ上から貼るカイロを当てると、じんわり心地が良い。

 一日目の翌朝から効果が現れ、肩の緊張がほぐれ始めるから、あら!不思議。

 ストレッチやヨガの教室で教えていただいていた肩甲骨と呼吸法を意識すると、なおさら良い。
 

 風呂も心臓に負担がない程度なら、熱湯で長く入ると、体が温められて発生したてのがん細胞が死滅しやすいらしい。

 これはしたり! でかした、あっぱれじゃ。

 風呂で温めても、筋肉の緊張はほぐれやすくなるので、一石二鳥。

 人生いいことづくめと考えますれば、そこいら中に、良いこところころ転がっておりまするようでごじゃりまする。

乱鳥徒然  上機嫌

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 東大寺 鏡池にて



 雲の絶えまぬ隙間から、

 色艶やかに見えし青空

 あお 空 目指せ あほぅ 鳥

 ほんにお日和 上機嫌


 

『玉あられ』本居宣長著 1 「玉霰序」三井高蔭(「玉霰序」資料2/6枚 + 『玉あられ』表紙)

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 『玉あられ』 1 「玉霰序」三井高蔭(「玉霰序」資料2/6枚 + 『玉あられ』表紙)





 隙間時間に『玉あられ』を読み、先日読了。

 わずかずつ記載したい。

 見ていただきますれば幸いです。




 

 『玉あられ』本居宣長著

 
    (この間に四ページあります)
 

 『玉あられ』「玉霰序」三井高蔭

    ○序一
    ○序二
    ○序三   

    全六頁 内写真二枚

「玉霰序」三井高蔭は大変大きな文字で記されている。


 三井高蔭著『弁玉霰二論 』

 『弁玉霰二論 』は早稲田大学で公開されている。▼

   早稲田大学 http://www.wul.waseda.ac.jp/kotenseki/html/ho02/ho02_00921/index.html

 





三井高蔭(ミツイ・タカカゲ)

 宝暦9年(1759)~天保10年(1839)11月24日。享年81歳。幼名岩三郎、亀之助、総(宗)十郎。名は初め高照(ヒロ)、宗養。号は藁蔭舎(ワラビサシノヤ)。三井家鳥居坂家四代目。
 15歳から江戸店で修行。
 安永4年(1775)正月26日からの第3回『源氏物語』講釈に参加するが、入門は遅れて同8年。三重圏点。
 天明5年(1785)頃から「本居氏ノ門ニ於テ専ラ文学ヲ研究シ、特ニ作歌ニ力ヲ用フ」(「稿本三井家史料」)。
 この記事の裏付けとなるのが「三井高蔭日記」で、天明5年と7年の一部が残されて宣長との交流などその日常が詳記される。
 師の六十賀に参加、また、松坂を来訪した松平康定に大平と拝謁し、『源氏物語玉の小櫛』刊行を助ける。
 寛政11年3月16日の七十賀は、塩屋町の別業畑屋敷で開く。
 山室山奥墓の建造に尽力。
 文化6年、養子三井高延(後に春庭門人)を京都より迎え、天保3年、家督を譲る。
 著書に『弁玉あられ論』がある。京都の有職家・高橋家とも交渉があったらしいが詳しくは分からない。

  ( 本居宣長記念館 公式HPhttp://www.norinagakinenkan.com/norinaga/kaisetsu/mitsui_taka.html引用)



 三井高蔭(ミツイ・タカカゲ)

 1759-1839 江戸時代後期の国学者。
 宝暦9年4月22日生まれ。豪商三井家の一門(松坂北家)。本居宣長(もとおり-のりなが)の門人で,本居春庭(はるにわ)の後鈴屋(のちのすずのや)社を後援した。
 天保(てんぽう)10年11月24日死去。
 81歳。伊勢(いせ)(三重県)出身。
 通称は宗十郎。
 号は宗養,藁廕舎(わらびさしのや)。
 著作に「弁玉霰(べんたまあられ)二論」。

  (デジタル版 日本人名大辞典+Plus引用)



 三井高蔭(ミツイ・タカカゲ)

 三井家(みついけ)は、日本の氏族。江戸時代の豪商であり、三井財閥の当主の一族。

 三井家の家伝によると、藤原道長の六男長家の五代孫右馬之介信生が近江国に土着し、武士になったのが三井家の始まりとされるが、史料の裏付けはない。
 12代出羽守乗定が近江半国守護六角氏から養子高久を迎え、以降六角氏に仕えるようになり、「高」を通字とした。しかし高久の五代孫越後守高安の代、織田信長の上洛によって六角氏とともに三井氏は逃亡し、伊勢国津付近の一色へ移り、その後、松坂近くの松ヶ島に居住するようになったとされる。

 慶長年間には高安の子高俊が武士を廃業して松坂に質屋兼酒屋を開き、商人としての三井家が創業された。
 屋号の「越後屋」は高安の受領名に基づく。
 高俊の後は嫡男俊次が継いだが、実際の商売は高俊の妻殊宝が取り仕切り、越後屋を発展させた。寛永年間始め頃江戸本町四丁目に小間物店「越後屋」を開き、後に呉服屋となった。この家は釘抜三井家と呼ばれる。
 高俊の次男弘重と三男重俊も江戸や松坂で自らの店を開いている。

  (Wikipediaより)

『玉あられ』本居宣長著 2 本居宣長の記した序の部分 三頁 (資料5/3枚 + 『玉あられ』表紙)

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 『玉あられ』本居宣長著 2 本居宣長の記した序の部分 三頁 (資料5/3枚 + 『玉あられ』表紙)





 家族の書棚の太平記(和本)の中から偶然見つけた『玉あられ』を漸く読了。

 前回は三井高蔭が書いた「玉あられ序」であったが、今回は本居宣長の序の部分。

 全部で三ページと短い。

 ここを読んで、最後まで読める興味深い内容だと感じた。

 私にとっては、重要な部分であった。




 

 
 ○玉阿ら連     ○二
 

 

 
 ○玉阿ら連     ○二


 

 『玉あられ』本居宣長著




『玉あられ』本居宣長著 3  『玉あられ』目次  六頁 (資料3枚/6頁 + 『玉あられ』表紙)

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 『玉あられ』本居宣長著 3  『玉あられ』目次  六頁 (資料3枚/6頁 + 『玉あられ』表紙)




『玉あられ』に目次は見開きで三頁(全六頁)

 ここは読み始めはさらりと目を通したが、『玉あられ』の読了後に、内容を思い出しつつ、もう一度じっくりと見て楽しんだ。

 記録のみにて室亭申し上げます。





 
 ○玉阿ら連     ○三

 
 ○玉阿ら連     ○四

 
 ○玉阿ら連     ○五


 

乱鳥  情けは人のためならず。

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 写真は、『クリムゾンキングの宮殿』 アルバムジャケット







 あら!ま!(爆笑)

 私って、寂しい人なのね(笑)


 情けは人のためならずってって昔から言うけれど、

 間違った使い方で、考え使うべき時もあるのねん!(^^)v


 情けは人のためならず。

 この言葉、なかなか、深みがあっていいんじゃない?!


 今日も一日、楽しい時間を過ごせたワンダフル。

 こんなことを書いて、飛ぶ鳥、後を濁しちゃったか知らん。

 
 わっははっは

 うんとこどっこいしょ^^v










 しかし、バーチャルば世界だからか、性格が悪いのか、好き放題言うのね、あなた。

 これまでそう言う生き方をなさってきたのね、お可哀想に。

 同じgooブログだけど、読者登録してなくて、よかったわん。

 人間日々精進。

 努力しない人って、こう言うところで差が出てくるのか知らん

         と、知人が申しておりましたわ^^




 

乱鳥人生初 大河ドラマ デビュー 『いだてん〜東京オリムピック噺〜』或いは『いだてん』 田口トモロヲ 松尾スズキ 宮藤勘九郎

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いだてん〜東京オリムピック噺〜

 乱鳥人生初 大河ドラマ デビュー 『いだてん〜東京オリムピック噺〜』或いは『いだてん』



 映画や舞台やお目当てのテレビ以外、あまりテレビをつけない私が何気にテレビのスイッチをつけて見た。

 何が始まったかもわからず、ただひたすらに出演者の名を眺めていると、大変好きな役者さんたちの名がずらり出るわ出るわの玉手箱。

 また偶然にもテレビをつけた瞬間、夫がのそりと部屋に入ってきた。

「出演者がすごいんだけど。これ、坊ちゃんかしらん?」

 タイトルが切れて出演者の名を見たものだから、何がなんだかわからない。

「今、漱石が出てきたよね?」
と阿呆な言葉を放っていると、しばらく見ていた夫曰く、
「これ、いだてんといって、走りが早いんじゃないか?」と。
 加えて、
「もしかしたら、これ、大河ドラマじゃないのか?」とも。

「大河ドラマって、こんな作風だったの?」
と尚アホウ鳥が鳴くわ鳴くわ。
 夫婦揃って、アホウ鳥。

 父親役には田口トモロヲさん、噺家役には松尾スズキさん。
 時々、宮藤勘九郎さんもお顔を見せるわ見せるわで、心ウキウキ始終笑顔。

 松尾スズキさんが高座で話されると、噺家さんよりかっこいいわお上手だわ。
 これはしたり!でかした、大河!あっぱれじゃ。

 歌舞伎役者さんもお二方。ラッキー^^

 第3話を見ようと思い、夜の8時文を録画したが、再放送とはこれいかに。


 初めて観た大河ドラマは大変美味しくいただき、
                よござんした!!!






『いだてん〜東京オリムピック噺〜』(いだてん とうきょうオリンピックばなし)は、2019年1月6日より放送のNHK大河ドラマ第58作。単に『いだてん』

放送時間
BS4K:毎週日曜 9時-9時45分
BSプレミアム:毎週日曜 18時-18時45分
総合テレビ:毎週日曜 20時-20時45分
(再放送)総合テレビ:毎週土曜 13時05分-13時50分 / BS4K:毎週日曜 8時-8時45分


概要
 日本が初めて夏季オリンピックに参加した1912年(明治45年)のストックホルムオリンピックから、幻となった東京オリンピック(1940年の予定が、戦争で返上)開催を決めた1936年(昭和11年)のベルリンオリンピック(1936年)を挟んで、1964年(昭和39年)の東京オリンピック開催までの52年間の知られざる歴史を章立てに分け、日本人初のオリンピック選手となった「日本のマラソンの父」金栗四三と、東京オリンピック招致に尽力した田畑政治(日本水泳連盟元会長)の2人の主人公をリレーする形式で描く。
 主人公が作中で変わる「リレー形式」となるのは『葵 徳川三代』以来19年ぶり。
 物語は五代目古今亭志ん生(松尾スズキ)が語る架空の落語『オリムピック噺』の語りにのせて進行するという形式で、随所に志ん生自身の人生も挿入され、その視点で見た明治から昭和までの東京の変遷も描かれる。


制作
 2016年11月16日、2019年の大河ドラマについて、宮藤官九郎のオリジナル脚本となること、放送時期が2020年東京オリンピックの前年に当たることから近代オリンピックがテーマになることが発表された。
 同時に制作統括(チーフ・プロデューサー = CP)に訓覇圭、演出(チーフ・ディレクター)に井上剛と、宮藤を含めて連続テレビ小説『あまちゃん』のスタッフ陣で臨むことも明らかにされている。
 明治以降の日本の近現代のみを舞台とした大河ドラマは、『いのち』以来33年ぶりである。
 これについて宮藤は、「(大河ドラマの主たる題材となる)歴史を動かした人物にも、戦国時代にも幕末にもあまり思い入れがないから、自分に大河ドラマは無理だろうと思っていました」「(スタッフから)『できる題材を探しましょう』という優しい言葉を頂き、だんだんその気になり、考えたのが『東京』と『オリンピック』の物語」と述べている。

 2017年4月3日、制作発表が行われ、作品名や物語の構成が明らかになるとともに、主人公となる金栗四三役を中村勘九郎、田畑政治役を阿部サダヲの両名が務めることが発表された。
 また、物語の語り部として落語家の古今亭志ん生が登場することも併せて発表された。
 中村勘九郎の父である十八代目中村勘三郎は1999年の『元禄繚乱』で主演を務めており(当時は「(五代目)中村勘九郎」名義)、緒形拳・直人親子以来2組目となる「親子二代での大河ドラマ主演」となった。
 また、大河ドラマ初の4K映像作品となることも後に明らかにされている。

 2017年11月1日の出演者発表第1弾では、劇中音楽を『あまちゃん』の音楽も担当した大友良英が担当することが併せて発表された。
 また、同年11月29日の出演者発表第2弾においては、五代目古今亭志ん生役をビートたけしが演じることが発表された。
 オープニングテーマの作曲も大友が手掛けており、疾走感あふれるサンバ風のものとなっている。

 2018年3月30日の出演者発表第3弾において、題字を横尾忠則が担当することが発表された[。
 横尾自身もマラソン好きということもあり(本人曰く、出身高校が駅伝で最多優勝記録を持っているとのこと、「他の人に依頼されなくてよかった」と感想を述べている。
 同年11月9日の公式ホームページ開設に際して題字が公開されたが、「ロゴも走っているように見えるといいな」との発想から、「いだてん」の四文字の上に三脚巴を重ねたデザインとしている。

 4月4日、金栗の故郷・熊本県でクランクイン。
 8月上旬から3週間程度をかけ、1912年大会当時のスタジアム(ストックホルム・スタディオン)の姿がほぼ残るストックホルムでのロケ[12]が予定されており、準備に時間がかかるため、例年よりも早めのクランクインとなった。

 11月9日、公式Twitterアカウントが開設され、最初の投稿で予告編 (PR) 映像が公開された。
 また、公式サイトが開設された。

 12月14日、初回試写会が行われ、ドラマの最後に大河ドラマでは異例の「このドラマは史実を基にしたフィクションです」という注釈テロップが付けられることが明らかになった。
 この意図について訓覇CPは「(基本的にドラマなのでフィクションだが)意外に事実が多く、事実とは何かを考える機会にもなる」「事実の大切さとフィクションの楽しさを両方持っているという自分の思いも込めた」と述べている。


脚本 宮藤官九郎
演出 井上剛
西村武五郎
一木正恵
大根仁

出演者
田口トモロヲ
松尾スズキ
宮藤官九郎

阿部サダヲ
中村勘九郎
役所広司
中村獅童
綾瀬はるか
生田斗真
大竹しのぶ
小澤征悦
神木隆之介
川栄李奈
小泉今日子
杉咲花
杉本哲太
竹野内豊
橋本愛
古舘寛治
星野源
松坂桃李
松重豊
満島真之介
峯田和伸
森山未來

ナレーター ビートたけし(噺) / 森山未來(語り)
時代設定 1908年(明治41年) - 1964年(昭和39年)



スタッフ
作:宮藤官九郎
音楽:大友良英
題字:横尾忠則
噺:ビートたけし
語り:森山未來
テーマ音楽演奏:NHK交響楽団
テーマ音楽指揮:下野竜也
テーマ音楽編曲:江藤直子
演奏:大友良英スペシャルビッグバンド / 芳垣安洋オルケスタ・ナッジ!ナッジ!
風俗考証:天野隆子

 天野 隆子(あまの たかこ、1937年 - )は、東京都出身の日本の時代考証家(明治・大正・昭和)である。慶應義塾大学経済学部卒。
 1982年の連続テレビ小説『ハイカラさん』から、時代考証を担当しており、ほかにも、『おしん』、『あぐり』、『梅ちゃん先生』の時代考証や、NHKのスペシャルドラマ『坂の上の雲』の風俗考証も担当している。
 2012年度NHK放送文化賞受賞者
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