『通し狂言 怪異談牡丹燈籠(後編)<五幕目〜大詰>』
出演:中村吉右衛門 中村魁春 中村東蔵 中村歌昇(現・又五郎) 片岡孝太郎 中村歌江 中村吉之丞 澤村由次郎 片岡芦燕 坂東彦三郎
2002年
83分
カラー
【出演】中村梅玉 カランコロンと下駄の音を響かせ燈籠を手に現れる女の幽霊…。 三遊亭円朝の怪談噺を脚色した世話物で、幽霊よりも恐ろしい人間の業が描かれる。 浪人萩原新三郎に恋い焦がれて死んだお露の幽霊が、毎夜家を訪ねてくる。恐れた新三郎は海音如来と護符で身を守るが、強欲な下男の伴蔵が幽霊に金で雇われて、如来像をすり替え護符を剥がすので、結局新三郎は取り殺されてしまう。一方、お露の父平左衛門は、愛妾お国とその間男の源次郎に命を狙われており、忠義者の幸助は源次郎の代りに誤って平左衛門を刺してしまう。深く恐ろしい因縁が巡りめぐって…。吉右衛門の伴蔵と幸助という善悪両極端の二役のほか、魁春のお峰とお国、孝太郎のお露、梅玉の新三郎で。(2002年/平成14年9月・歌舞伎座)
昨日楽しんだ『通し狂言 怪異談牡丹燈籠(前編)<序幕〜四幕目>』2002年 102分の続きをテレビで見たよ。
『通し狂言 怪異談牡丹燈籠(後編)<五幕目〜大詰>』とても面白かったよ☆
吉右衛門さんの決め台詞。
ここのところ歌舞伎の節回しに飢えていたから、吉右衛門さんたちが偉大に見えた!
吉右衛門さんって、古典歌舞伎を演じられるすごい役者さんだと今年になって痛感する機会が多い。
中村魁春さんの女房とお国、女房と幽霊の演じ分けが半端ではない。
魁春さんは切られたあと、しっかりと幽霊(異類)を演じておられた。
東蔵さんの茶目っ気のある役柄。楽しく演じておられるが軽くは感じない。
何を演じられても上等☆