(写真は、神戸市立博物館常設展
『重訂 解体新書』杉田玄白 著 大槻玄沢 訳 文政9年(1826年) 池長孟コレクション 神戸市立博物館 )
脂肪を溜め込んでいます。
昔から食べる事に対して好奇心の有るわたくしたち家族は、諸外国でも一応だされた物は何でもいただく事にしています。
なので、時としてかなりおなかを壊してしまう場合があります。
娘もその一人で、モロッコやスペインでは おどんぶり鉢にもられたくらいの量の、角の出たエスカルゴでさえいただいちゃっています。
これにはさすがのわたくしも無理かもしれません。これはお料理のエスカルゴのイメージからはずれ、わたくし的にはでんでんむしのカタツムリです。
そんな娘がただ今お友達とペルーの旅をしております。
スペイン、エジプトに続けて、今年は三度目です。
「いい歳して、あほちゃうか?」としかりたくなります。
娘は何でもいただくのですが、彼女もそんなにおなかが強い方ではございません。
なので海外旅行の前には病院で保険のきかない抗生物質を処方していただいています。
何もそこまでして旅行に行かなくても良いのではないかと言いたくなる気持ちを抑え、
「気をつけていってらっしゃい。」
と伝えました。
息子は学生の頃にさんざん一人旅と友人と旅を繰り返してきました。
彼はヨーロッパ諸国が好みのようで、繰り返し旅に出ては劇場や美術館や城巡りをするタイプです。
ヨーロッパ 〜 トルコでわたくしたちと合流 〜 (夜汽車で)北ヨーロッパ
なぁんてことも平気でやってのける彼でしたが、その息子はただいま ばりばりの社会人で、早朝から遅くまでお仕事をしています。
休日もパソコンと携帯電話で動きに目を光らせております。
長期旅行不可能ですが少しの暇を見つけてはパソコン(仕事)持参で 中高(私立)&大学を共にした友人たちと北〜南まで国内の旅を楽しんでいます。
彼は危険そうに思える行き先や食べ物には時期や状況を把握し、手を出しません。そのくせ食べるのは好きで、お料理の材料など、たいへん舌がききます。
ところでわたくし、ただいま猛烈にイランのある料理が食べとうございます。
多分一生無理だとあきらめており、味を思い出しては可能な料理は作っております。
イラン料理が清潔でおいしい、生野菜も食べられると人様に申しますと、皆さん驚かれます。
しかし、事実、生野菜が豊富なイランでおなかを壊す事は一度もありませんでした。
料理名は知りませんが、次の料理が食べたいのです。
肝系、オリーブの実、クルミ の、濃厚なお味のペースト
羊のネックのスジ、サフラン、砂糖 の、デザート
サクランボ の、ライス
ペーストは近い物は作れますが、羊のネックのデザートとサクランボライスは家で作るのは無理です。
無理と思うとよけいに食べたくなります。困った物です。
こんな事を考えながら何かしら毎日お料理作りで遊び、この季節は寒いのでよけいに脂肪を溜め込んでいます。