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Channel: 乱鳥の書きなぐり
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90;  『安部公房の劇場 七年の歩み』1979年 安部 公房 (著) 安部公房スタジオ 創林社

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  (イラン  タイル画)



   90;  『安部公房の劇場 七年の歩み』


 

 安部 公房 (著)
 安部公房スタジオ (編集)   
 創林社 
 1979年7月25日発行
 1200円  (当時税金不要)

  

 十代から何度か読んでいる『安部公房の劇場 七年の歩み』を読了。
 本書は大津西武デパートで安部公房スタジオ から購入したもの。
 あれから、ウン十年たった。安部氏がノーベル賞を受賞されるかどうかが気になり始めたいった五十代半ば。
 何の変哲も無く平坦に生きて過ごす主婦のわたくし。いつもまにかわたくしもそんな歳に到達してしまっていたんだ。
 歳を重ねて再び読む『安部公房の劇場 七年の歩み』には感慨深い物があったと…でも書か無ければやれ切れない。そんな自分に気づく。

 ゆっくりと思い浮かべながら読み進めた為、ずいぶん日数と時間がかかった。 
 舞台や戯曲や役者表現の話が多く書かれているので、今のわたくしにはより一層興味深く感じるのかもしれない。

 ここでは詳しくは書かないが、『「S・カルマ氏の犯罪」劇評 「無名性」への偏愛』(「東京大学新聞」53、10、23  P,76)の途中に書かれている事は、安部公房先生から直接お話を伺った内容に則している。
 懐かしい思いがよみがえる。

 




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